頂上現象

故郷を目指して山道を進む男がいた。
山頂にたどり着くと故郷の町並みがはっきりと一望できたので、男はそれ以上進むのを辞め、故郷にはその後二度と帰らなかったという。

なぜか。理由を解き明かしてほしい。
[アカシアン]

【ウミガメ】22年05月26日 00:42

てっぺんかけたか

No.1[春雨]05月26日 00:4305月26日 00:45

故郷が滅びたことが確認できたからですか?

YES!なぜそうわかった? [良い質問]

No.2[まんと]05月26日 00:4305月26日 00:45

故郷は今までと同じ様子でしたか?

NO! [良い質問]

No.3[まんと]05月26日 00:4505月26日 00:47

(1)木々が切り倒され、故郷が平地になっていたからですか?

1

NO

No.4[まんと]05月26日 00:4705月26日 00:48

(1)煙が上がっていましたか?

YES! 「一望できた」理由とは・・・ [良い質問]

No.5[春雨]05月26日 00:5005月26日 00:52

(4)一面焼け野原だったからですか?

YES! 正確には焼け野原になり行く真っ最中でした! [良い質問]

No.6[まんと]05月26日 00:5005月26日 00:52

(1)夜なのに火が煌々と灯っており、焼けている様子が確認できたからですか?

YES!!! 炎で照らされていました! [良い質問]

男が帰らずにその後どうしたかが出ましたら、解答行きます。[編集済]
No.7[まんと]05月26日 00:5405月26日 00:56

(1)(6)より、夜なのに故郷が燃え盛っており、故郷が滅びゆくことを確認したので、二度と戻り(れ)ませんでしたか?

1

NO

No.8[春雨]05月26日 00:5405月26日 00:56

絶望して自殺しましたか?

YES!! 解答行きます! [正解]

参加者一覧 2人(クリックすると質問が絞れます)

全員
春雨(3良:2正:1)
まんと(5良:3)
「この峠を上り切れば、我らの国が見える。各々もう少しの辛抱じゃ。」

時は戦乱の世。血で血を洗う争いが繰り広げられていた時代の話。

加米国(かめのくに)家臣の筆頭・海野亀貞らの軍勢は此度の戦で敗れ、退却の途上にある。傷ついた兵たちを励ましつつ、亀貞は領内へと抜ける夜中の峠道を進んでいく。

加米勢は将兵の大半を失い、亀貞の右肩にも痛々しい刀傷が刻まれた。右腕の感覚がほとんど残っていないのを兵たちに悟られぬよう、愛馬の手綱を握る亀貞。程なくして峠の頂に差し掛かると、「青鷺城」と称された加米城の天守と城下町がはっきりと───。

「いかん。」

今宵は月もない真っ暗闇。
電灯もないこの時代、本来ならばこの時間に天守や城下町がはっきりと見えるはずがないのだ。

城下を照らすは、赤々と燃え盛る炎。
察するに、加米国の不利を悟った周囲の勢力が攻め入り、手薄となった城と町に火を放ったのであろう。

そして、国の大事を知らせる便りがここまで一切なかったということは、城下に留まっていた者たちも軒並み討ち滅ぼされたことに他ならない。この分だと、きっと御屋形様も。

「もはやこれまで。」

馬から降りた亀貞は近くの木のそばに膝をつき、小刀を手に取る。
「我が亡骸は人目につかぬ谷底へ投げ入れよ。ゆめゆめ仇の手には渡さぬよう」とだけ側近に伝え、覚悟を決めた。

炎にもがく眼下の「青鷺」に向き合うと、力の残る左手で刃を握り、痺れる右手をなんとか添えて。加米国の勃興から滅亡までを見届けた老将は、腹を真一文字に掻き切った。

▽解説の解説
峠の頂上に到着した亀貞は、侵略の炎で照らされる城下町を一望した。
国の滅亡を悟った亀貞は城下には戻らず、その場で自害することを決めた。
22年05月26日 00:42 [アカシアン]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
アカシアン
春雨さんおめでとうございます。要素が出尽くしましたので解説いかせていただきました。[編集済] [22年05月26日 00:59]
まんと
ご出題ありがとうございました。[22年05月26日 00:58]
アカシアン
まんとさん、春雨さん、よろしくお願いします。[22年05月26日 00:45]
春雨[★スナイパー]
お邪魔しま[22年05月26日 00:43]
1
まんと
参加させてください[22年05月26日 00:43]
1
アカシアン
よろしくお願いします。[22年05月26日 00:43]
この問題が良かったらブクマ・Goodしよう!みんなのコメントを見る
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。

Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。

ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!