室町時代の後期くらい。
簡単に書くなら、むか~しむかし。
いろは村では食うものに困っておった。
ほへと村でも貧しさに飢えておった。
しかたなしに、いろは村では、口減らしをおこなったそうじゃでな。
すると、どうじゃろう。
ほへと村では、腹一杯食えるようになっての、やがて正義の味方がこの村から出発することになるんじゃよ。
遠い昔の、ものがたり。
はてさて、どういうこっちゃろのう?
簡単に書くなら、むか~しむかし。
いろは村では食うものに困っておった。
ほへと村でも貧しさに飢えておった。
しかたなしに、いろは村では、口減らしをおこなったそうじゃでな。
すると、どうじゃろう。
ほへと村では、腹一杯食えるようになっての、やがて正義の味方がこの村から出発することになるんじゃよ。
遠い昔の、ものがたり。
はてさて、どういうこっちゃろのう?
正義の味方の出生と出発の由来、理由、原因を解き明かしてください。
No.15[わかめ]12月31日 17:5212月31日 18:28
いろは村から流れてきた死体から生まれた桃太郎は、おじいさんとおばあさんから「お前は桃から生まれた」という嘘を教わりましたか?
yes そうなると思いますが、その重要性は高くありません [編集済]
出生から出発までで、何度かの季節がめぐり、年月が経過します。[編集済]
No.39[わかめ]01月02日 16:0001月02日 17:12
いろは村が廃村になって口減らしが行われなくなり、ほへと村が食糧不足になったので、桃太郎は他の集落へ狩りに出掛けますか? [編集済]
yes [正解]
参加者一覧 3人(クリックすると質問が絞れます)
全員
わかめ(16良:11正:1)
油獣(14良:8正:2)
koto(9良:6正:1)
桃太郎をモチーフに。
大きな桃や鬼が物語に出てこないとするとどうなるのか、を京介流に。
………
いろは村では、口減らしのために、働けぬ者を殺して川に流しておったんじゃ。特に、寒くなる季節、米や麦の量が少ないとなれば、村が存続できる最低限の人間を残して、いらない人間は殺して流したわけじゃな。
一方、川下にあるほへと村でも食べるものに困っておったんじゃが、ある頃から川に人間の死体が流れてくるでの、それを解体して皆でわけて、干し肉にしたり、煮たり炊いたりして食っておったんじゃ。
不思議なこともあるものよ、人を殺していた村では乏しい食料をちまちまと食いつなぎ、特段人を減らそうとしていなかった村では大した労もなく肉を手に入れ食いつないでゆけるとは。
さて、一番むごたらしかったのは、妊婦の遺体が流れてきたときじゃろうか。お腹にやや子のあるままに流れついたんじゃが、人間の肉に味を占めておったある老夫婦が「大きな桃じゃ!」と半狂乱になって持ち帰ってしもうた。
腹をさばくと、腹の中の子は生きておってのう。
これもまた、不思議な話なのじゃが、ほへと村は「死んでいる人間」は食うのじゃが、生きている人間を殺して食うわけではなくての。
老夫婦には子もなかったし、多少なり干し肉などの蓄えもある、子供をやしなっていけそうじゃ、となって、その子は夫婦の子として育てられるわけじゃな。
もちろん、他に食材はないから人の肉を食いながら育っていったわけじゃ。
やがて、年月を経て、いろは村は前ほどは貧しくなくなった。芋、麦、米がそれなりに潤沢になったでの。
そうすると、いろは村は口減らしをしなくなったでな、ほへと村に流れ着く死体もめっきりなくなった。
しかし、ほへと村の者共は、それでも肉を食いたくて仕方がない。と、いうよりは、川へゆけば食料が手に入る、というように生きておったから、田畑をいまさらやる奴らもおらなんだ。たちどころに飢えに苦しむありさまとなった。
この村で生まれ、生まれてからこのかた人の肉しか食っておらん、田畑のことなど何も知らん、あの子供はどうなったじゃろう。
成長期まっただなか、気も狂わんばかりじゃったでな。あわやひえ、きびなどを与えても、吐き出してしまう。
他の村人も似たり寄ったりじゃったか、いまさら雑穀では腹が満たせぬ、みな痩せ細り、ほへと村はだんだんと滅ぶ一方じゃったわけよの。
さて、死体から産まれた子は、やがて自分の食べていたものが人間だったと知り、また自分の力で人間を殺せるようになると、自分が幼いころに殺されて食われなかったことに思いを馳せて、世話になった老夫婦や村の人がやつれていくのを見るにつけ、もっと良い肉を与えたいと思うて、とある島へ人間を狩りにいったんじゃよ。
その島のことを「鬼ヶ島」と呼んで、その島の人間を「鬼」と呼んで、のう。
大きな桃や鬼が物語に出てこないとするとどうなるのか、を京介流に。
………
いろは村では、口減らしのために、働けぬ者を殺して川に流しておったんじゃ。特に、寒くなる季節、米や麦の量が少ないとなれば、村が存続できる最低限の人間を残して、いらない人間は殺して流したわけじゃな。
一方、川下にあるほへと村でも食べるものに困っておったんじゃが、ある頃から川に人間の死体が流れてくるでの、それを解体して皆でわけて、干し肉にしたり、煮たり炊いたりして食っておったんじゃ。
不思議なこともあるものよ、人を殺していた村では乏しい食料をちまちまと食いつなぎ、特段人を減らそうとしていなかった村では大した労もなく肉を手に入れ食いつないでゆけるとは。
さて、一番むごたらしかったのは、妊婦の遺体が流れてきたときじゃろうか。お腹にやや子のあるままに流れついたんじゃが、人間の肉に味を占めておったある老夫婦が「大きな桃じゃ!」と半狂乱になって持ち帰ってしもうた。
腹をさばくと、腹の中の子は生きておってのう。
これもまた、不思議な話なのじゃが、ほへと村は「死んでいる人間」は食うのじゃが、生きている人間を殺して食うわけではなくての。
老夫婦には子もなかったし、多少なり干し肉などの蓄えもある、子供をやしなっていけそうじゃ、となって、その子は夫婦の子として育てられるわけじゃな。
もちろん、他に食材はないから人の肉を食いながら育っていったわけじゃ。
やがて、年月を経て、いろは村は前ほどは貧しくなくなった。芋、麦、米がそれなりに潤沢になったでの。
そうすると、いろは村は口減らしをしなくなったでな、ほへと村に流れ着く死体もめっきりなくなった。
しかし、ほへと村の者共は、それでも肉を食いたくて仕方がない。と、いうよりは、川へゆけば食料が手に入る、というように生きておったから、田畑をいまさらやる奴らもおらなんだ。たちどころに飢えに苦しむありさまとなった。
この村で生まれ、生まれてからこのかた人の肉しか食っておらん、田畑のことなど何も知らん、あの子供はどうなったじゃろう。
成長期まっただなか、気も狂わんばかりじゃったでな。あわやひえ、きびなどを与えても、吐き出してしまう。
他の村人も似たり寄ったりじゃったか、いまさら雑穀では腹が満たせぬ、みな痩せ細り、ほへと村はだんだんと滅ぶ一方じゃったわけよの。
さて、死体から産まれた子は、やがて自分の食べていたものが人間だったと知り、また自分の力で人間を殺せるようになると、自分が幼いころに殺されて食われなかったことに思いを馳せて、世話になった老夫婦や村の人がやつれていくのを見るにつけ、もっと良い肉を与えたいと思うて、とある島へ人間を狩りにいったんじゃよ。
その島のことを「鬼ヶ島」と呼んで、その島の人間を「鬼」と呼んで、のう。
21年12月31日 00:38
[京介]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
京介
おつかれさまでございました。みなさまのご参加に感謝申し上げます。常識が通用しない物語を作ってみたものの、もっと上手く「関係ない」返答が使いこなせるようにならないといかんと思った次第です。まことにありがとうございました。[編集済] [22年01月02日 19:19]
おつかれさまでございました。みなさまのご参加に感謝申し上げます。常識が通用しない物語を作ってみたものの、もっと上手く「関係ない」返答が使いこなせるようにならないといかんと思った次第です。まことにありがとうございました。[編集済] [22年01月02日 19:19]
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
物語:1票良質:6票
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!