【猫チョコ】睡魔の嘶き

【思い出は溢れる】

娘「パパ、いびきうるさい！」
そんなことを言ってた娘も今や２０歳 下駄箱に靴をしまうアルバムの中に載っていた娘の写真を懐かしみ涙ぐむパパだった。
ちなみに娘はすでに独立しているので、いびきは関係ありません。 [編集済]

・命を守るために
まず、このいびきは「危機」です。いびき程度が危機になるわけないと考えてはいけません。 男にはにわか程度の医学知識がありました。人に指摘されるほどのいびきには、「睡眠時無呼吸症候群」という文字通り呼吸ができなくなる病気が紛れ込んでいる可能性があります。 これは命に関わる危機、そう考えた男は、地図から信頼できる病院を探し出し、治療に行くことを決意しました。 [編集済]

1＋

「11/8(月) AM08:10」

パパ「娘はもう学校に行く時間なのにまだ寝ていて、しかもどう呼びかけても『パパ、いびきうるさい！』と寝言で返されてしまうので、仕方がないですが、下駄箱から私の靴を持ってくることにしましょう...」 [編集済]

「授業中の内職」

英語のテストで"My father's snore is noisy."という文章がでるかもしれないと思い、社会の授業中に地図帳に書き込みまくりました。もう間違えません。 [編集済]

1＋

『親馬鹿ロマンス』

昔からいびきはしていたのに、最近になってそれに気づいたのは他に眠れない理由があるからです。
情報網を駆使して娘が眠れない原因はクラスの男の子への恋心だと知った私は、彼の下駄箱に娘の名前でラブレターを放り込みます。うちの娘から告白されて喜ばない男などいるはずがない。
2人は晴れて両思いになり、娘に怒られることもなくなるでしょう。 [編集済]

「パパ、いびきうるさい！」
「そうは言っても、寝てる間に出してるものだからなあ。」
「もういい！パパなんて知らない！」
そう言って私はリュックに地図や宝物を詰めて出ていった。
パパのいびきなんて聞こえない、静かな場所を探してそこで寝てやる。

地図を頼りに街中の色んな場所に行った。
灯台の上、山の上、河原。夜中の学校に侵入して、下駄箱に靴をしまって、教室や屋上で寝ようともした。

確かに、静かな場所だった。けれど、どこか心の裏がざわついて……

「あっ……」

リュックの中にしまった、宝物に目をやる。それは、家族みんなの思い出が詰まった、アルバムだった。
家族のみんなと撮った、笑い合う姿。それらを見ていると、どこか心のざわつきも消えていくような感じがした。

そっか、私は……。

「……ただいま。」

家に帰ってくると、パパはまた眠っていた。相変わらず、うるさいいびきをかいていた。
けれど……なぜか、今日はよく眠れそうな気がする。 [編集済]

【忘却】

新作ドラマの撮影に娘役で出演するカメコにピンチが訪れた。
パパ、いびきうるさい！　・・・この次のセリフが思い出せない。

でもパパ役のラテオが寝ているテーブルに載ってるアルバムが実は台本のカンニングペーパーになってたので、無事カットされずに突破できました。 [編集済]

【ちょっと先の未来】

旅行中に長時間運転したパパ(５５)に代わって車を運転した娘だったが
パパのいびきがうるさく集中できない。

カーナビの地図を開いて、最短距離を導き出し早く家に帰ろうと決めた。 [編集済]

「パパ、いびきうるさい！」
娘は最近お父さんへの当たりが強い。反抗期ってやつなのかしら。

でも私もそんなことあったわね…
アルバムを見て子どもの時の気持ちを思い返した私は、自分はどうしてほしかったんだっけと思い出す。
親として、元子どもとして、母親として。家族を繋いでいかなくちゃ。

【原因は娘にあり】
物音に過敏な娘は、口うるさく父である私のいびきを指摘してきます。なので睡眠導入BGMのアルバムCDを買ってきて、毎日それを聴きながら寝るようにさせます。物音に慣れた娘は、私のちょっとしたいびきを気にしなくなりました。

「11/7(日) PM03:03」

娘「おやつどきに友達に電話していたら、リビングのソファーでお昼寝をしていたパパが急に大きないびきをし始めたので、下駄箱にあったサンダルを履いて外で電話をすることにしました。」 [編集済]

『うるさいって素敵なこと』

「パパ、いびきうるさい！」
思えばずっと聞いたことがなかったパパのいびきを初めて聞いた気がする。
なんならアルバムを見てもパパの映ってる写真はなかった。
そういえば、少し前までパパの部屋にあった大きな地図ははがされていた。
いつも家族のために寝る間を惜しんで働いてくれたんだね、定年おめでとう。お疲れさま、パパ。

・逃亡
テキトーに侵入できそうな家を探し、男の盛大ないびきが聞こえたから「バレない」と思い盗みに入ったが…女の乱入は予想外だった。姿を見られてしまった！
しかし大丈夫、予め地図を読み込んで、この地域のことは理解しつくしている。さっさと逃げ出せば捕まることはない。

【休日のホームセンター】


娘を連れて下駄箱を買いにホームセンターに行ったが、娘にいびきのことを指摘され、寝具周りも買うことになった・・・

思わぬ出費で一時的に財布がピンチになったが、長期的にはいい買い物だったかもしれないな。 [編集済]

「11/6(土) AM10:23」

娘「免許取り立ての私の運転で家族でドライブに行ったら、移動の途中でお父さんが大きないびきをかいて寝始めてとてもうるさいので、地図を持たせて案内係に任命することにしました。」 [編集済]

『ねちゃだめ』

寝なければいびきなどかきようがないので疲れないように下駄箱から靴を隠し家で寝られないようにロックアルバムを大音量で流すのです。
そうすればあの人も寝ることなどできないでしょう。
え？やりすぎ？
これがうちのやり方なので＾＾

「パパ、いびきうるさい！」
寝ぼけ眼でそんな風に叫んだ後、あ、と気づいて目を伏せる娘。そう、あなたのパパはもういないの。私はあの人を支えられなかった。

娘がこれ以上父親のことを思い出して悲しい思いをしないように、思い出のアルバムは焼き捨てます。これからは私が、家族を守っていくんだ。

【ずっと夢見てるだけじゃきっと何も始まらない】

パパ、いびきうるさい！
この一言で目が覚める。

最近ずっとこの夢を見る。私が子供のころの夢だ。
父は私が８歳の時に亡くなった。

仕事が忙しかったので父との思い出はあまりない。
むしろ家にいたときにいびきがうるさくて嫌なイメージのほうが昔は強かった。

だが、成長するにつれて父に偉大さがわかるようになった。

アルバムを見返しながらそんなことを思った私は下駄箱に子供のころの靴がまだ残っているのを見た。

そういえば明日は父の１０周忌か・・・
地図を見て１人で父の眠る墓の前に行こう。

私は前進するために、そう決意した。 [編集済]

ロスタイムです。まにあわなかったー
「立ち上がれ」
パパ、いびきうるさい！
目が覚めてしまったところで思い出す、今日パパは出張だ。じゃあなんの音だ…？なおも音は止まない。強盗かも…。
玄関で音がするみたい。
分厚いアルバムを武器がわりにそろそろと部屋を出る。
下駄箱を見たところで、犯人がわかる。
ハム次郎、脱走して木を齧るのはやめて。 [編集済]

3＋

ロスタイム「名探偵の困難」
毛利ランタンの父、煌々蝋のおっちゃんに麻酔を打ったのだが、近頃いびきをかくようになったせいで推理ができない。
その一、ランタンを代役にする。
犯人が暴れたときの為に起きててもらわないといけないので却下だな。いびきをかかせることになる可能性もある。
その〓、箱(②下駄箱)入り娘の鈴園木鋸を代役にする。
こっちが無難だろうな…
①地図に載ってる土地が全部こいつの家の土地なんてこともよくある。狙われるのも日常茶飯事だからちょっとぐらい目立っても問題ない。
目立ちたがり屋だしむしろ喜びそうだ。
そう思った俺は③アルバム型麻酔銃の照準を合わせた。

2＋