30分後………
「おい、ウミガメのスープはまだかね?」
「すみません、ただ今準備中でございます。」
男は不機嫌そうに鼻を鳴らした。
1時間後………
「おい、ウミガメのスープはまだかね?」
「申し訳ありません、もう少々お待ちくださいませ。」
男は苛立ちをあらわにした。
2時間後………
「お待たせいたしました、ウミガメのスープでございます。」
「おお、ありがとう。本当に提供が速くて驚いたよ。」
男は満足気な笑みを浮かべた。
男の言葉は本心からのものなのだが、ではそれまで男はどんなことに対して苛立っていたのだろう?
藤井さんとの思い出スープ
初老の男は足腰が悪いので、しょろ~っと歩きますか?
YES NO重要ではありません笑 しょろしょろネタ質来るかと思ってました笑
この物語の登場人物は初老の男とレストランのウェイター(名前を仮に摂津富田とします)で成立しますか?
YES!成立します!絶対ウェイターって打ったほうが速い。
昼の部夜の部でメニューが違いますか?
YES!!ランチタイムのメニューとディナータイムのメニューがあります!good!! [良い質問]
ウミガメのスープは夜の部限定のメニューですか?
YES!17時以降しか提供されないのです!結婚おめでとうございます^ ^ [良い質問]
No.17より ランチタイムに訪れたおじいちゃんは夜間メニューのウミガメのスープが飲みたいあまりドリンクバーで2時間粘ってますか?
YES!そんな感じです!設定では本読みながら待ってる文学じいちゃん。 [良い質問]
では何に苛立っていたのか、というのは10を参考に!ただし待ち時間そのものに苛立っていたわけではありません!
どうしてもウミガメのスープが飲みたい初老の男はディナータイムまで我慢出来ずに2時間も前から来店して17時までまだかなぁー?と苛々しながら待っていますか?
状況としてはYESですが、ヒント参照!まだかなーという気持ちだけではないのです。
ちょっとくらい早めにディナーメニュー出してくれてもいいじゃん(・へ・) ですか?
NO!ちゃんとルールは守るおじいちゃんなのです。
一緒に来たおばちゃんは昼メニューをこれ見よがし見せつけて「あんたは食べなくて良いのぉ?」と煽ってきますか?
NO笑 となりの飯テロさんません笑
おじいちゃんはウェイターに対して苛立っていますか?
NO!!細かく言えば店と自分自身、ざっくり言えばその時の状況に苛立っていました! [良い質問]
良く調べなかった(昼の部夜の部の違い含め)自分に後悔し苛立ちましたが17時ぴったしに持ってきてくれたのでやるじゃねえかと思いましたか?
自分への苛立ちも一部YES!ですが調べなかったことへの後悔ません。
17時以降と言われても時計を持っておらず店内にも時計がなく,時間が分からずイライラしていましたか? [編集済]
YES!!完璧正解です!こっちに正解付けますね! [正解]
おじいちゃんは目が悪く時計が見えない。ウミガメのスープがディナータイム限定という事を知らず15時に到着。不甲斐ない自分と時計を見れない自分に苛立ちながら待っていた。17時になり開店して即スープが提供されたので、喜んだ [編集済]
NO!45参照!
おじいちゃんは15時という客もまばらなアイドルタイムに入店して、しかも目当てのメニューが提供時間外だったことで、「席についてしまってから帰るというのもな……何か頼むか。しかしそんなに空腹でもないのだし……」みたいな気まずさでそわそわしていますか?
NO!そこは別に混んどらんしええじゃろなおじいちゃんです。
スープが来た時、男は2時間待っていたことを認識していますか
YES!ただしきっちり正確には認識していなかったでしょう! [良い質問]
参加者一覧 13人(クリックすると質問が絞れます)
(レストランに時計がないこと、自分が時計を持っていなかったこと等だけでも大意が合えば可)
その日、男がウミガメのスープが評判のレストランを訪れたのは、昼食を終えた後の午後3時頃だった。
席へと案内してくれた店員にそのまま「ウミガメのスープを1つくれないか。」と注文した男に、店員は、申し訳ありません、と頭を下げた。
「すみません、ウミガメのスープはディナータイム限定のメニューとなっておりまして、17時からしかご提供することができません。」
「おお、そうだったのか。特に用事もないし、時間になるまで待つとしよう。」
鞄から取り出した文庫本を読んで時間を潰していた男だったが、ふとあとどのくらい待てばよいかが気になった。
しかしその時、男はそのレストランの中を見渡しても、どこにも時計がかかっていないことに気づく。
普段から携帯電話など持ち歩かず、腕時計もしていない初老の男は、時刻を確認する手段がないではないかと思い当たった。
「おい、ウミガメのスープはまだかね?」
通りかかった先程の店員に尋ねると、彼は笑顔で答えた。
「すみません、ただ今準備中でございます。現在15時30分ほどですので、ウミガメのスープのご提供開始まではもう1時間半ほどお待ちいただけますか?」
待つのは構わないが、時計さえあれば楽だったのにと、男は不機嫌そうに鼻を鳴らした。
来店から1時間が経ち、そわそわしている男は再び尋ねる。
「おい、ウミガメのスープはまだかね?」
店員も少し気の毒そうな表情を浮かべた。
「申し訳ありません、もう少々お待ちください。まだ16時前後でございます。」
やはり時刻がわからないと、待ち時間は長く感じるものだなと、男は苛立ちをあらわにした。
そしてようやく17時になった。客のいない席のメニューがディナータイムのものと差し替えられていくのを見て、男もそれに気づく。
すると…
「お待たせいたしました、ウミガメのスープでございます。」
何度も言葉を交わした店員が、湯気が立ちのぼるスープ皿を手に立っていた。
まだメニューも入れ替え終わっていないというのに、なんという速さだろう。店の決まりを守りながらも、あらかじめ用意を進めてくれたのに違いない。
「おお、ありがとう。本当に提供が速くて驚いたよ。」
それが、店員の配慮に感心した男の嘘偽りない本音だった。
その日味わったスープの味は、どれだけ時間が過ぎても忘れられそうにない。
あ~なるほど、時計がなくて何度も話し掛けてたんですね。居づらさを感じて無駄に話しかけてたのかとw ネタ質飛ばすつもりで問題文読んだらしっかりした謎のある問題文だったので結構考え込んでしまいました。それでもネタ質飛ばしましたが。 そして淡々とした印象だった一連のやりとりが解説で一気に温かくなるのが流石のガフィースープですね。初老の男というのにもちゃんと意味があったんだなぁと納得しました。改めて、出題ありがとうございました!アルカディオさんのNo.17が今日のファインプレー。[20年07月24日 22:50]
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