問題
「新元号は『望晴(ぼうせい)』です」
緊張した面持ちで官房長官が発表した。
次の瞬間、大きな揺れが会場を襲った。逃げ惑う人々。

その様子をテレビで見ていた新元号を決定した張本人であるカメオは、官房長官が瓦礫の下敷きになったことに一縷の希望を見出した。
その時机に置かれたカメオの手帳には「栄安」「安明」の文字から始まり「望晴」で終わる、現時点では熟語として存在しないような漢字の組み合わせが何百個も連続で殴り書きされていた。

状況を説明して下さい。