ハンス刑事は頭を悩ませていた。
ひったくり犯の容疑者としてあがったトムとブラウン。
どちらが犯人なのかがわからないのだ。
生憎、証拠はなく目撃者も防犯カメラの映像もない。
どちらかが犯人であることはわかっている。
「カバンをひったくったのはどっちだ…?」
だがその事件は見事、シャーロック・ホームズによって解決したという。
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ハンス刑事は頭を悩ませていた。
路上で乱闘を起こしているとの通報を受けてしょっぴかれたトムとブラウン。
どちらかが、どちらかのカバンをひったくったというのだが……
「俺のカバンをひったくったのはコイツだ!」
「いいえ、コイツです!」
どっちもカバンは自分のものだと主張して譲らなかった。
現場に駆け付けた時には2人は罵倒をしながら揉みあっており、捕まえた部下もどっちが犯人かはわからない。
証拠はなく目撃者も防犯カメラの映像もない。
頼みの綱のカバンの中にも免許証や保険証などといった身元がわかるようなものもなかった。
だがハンス刑事はカバンの中にカバーのかけられた1冊の小説を見つける。
ページをめくって確認した題名は『シャーロック・ホームズの冒険』
これだと突如閃くハンス刑事。
この小説も自分の持ち物だという2人の返答を確認してから、すぐにこう問いかけた。
「この小説の題名はなんだ?それぞれ紙に書いて私に見せなさい。自分の持ち物なのだからわかるだろう?」
だが紙に書かせるまでもなかった。
そう問いかけられた瞬間、ブラウンが背を向けて走りだしたからだ。
すぐに待機させておいた部下に捕らえられてお縄となったブラウン。
かくして事件は無事、解決したのである。
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ノノナガ>>
なるほどと思った良い問題でした。流石は名探偵ホームズ。