カメオは生きる意欲をなくしていた。
祖国から遠く離れた国でぼんやりと日々を過ごしていたある日、何の気なしに訪れた写真展で、カメオは金髪碧眼の美しい女性の写真に目が釘付けになった。
「信じられない…。こんなことがあるなんて。」
モデルの女やカメラマンは、現地では有名らしいがカメオの知り合いではなかった。
興味深そうに足を止める客もいたが、カメオの感じた衝撃を図り知れたものは誰もいなかった。
カメオは涙を流し、祖国でもう一度人生をやり直そうと思った。
何故でしょう?
祖国から遠く離れた国でぼんやりと日々を過ごしていたある日、何の気なしに訪れた写真展で、カメオは金髪碧眼の美しい女性の写真に目が釘付けになった。
「信じられない…。こんなことがあるなんて。」
モデルの女やカメラマンは、現地では有名らしいがカメオの知り合いではなかった。
興味深そうに足を止める客もいたが、カメオの感じた衝撃を図り知れたものは誰もいなかった。
カメオは涙を流し、祖国でもう一度人生をやり直そうと思った。
何故でしょう?
19年01月07日 20:30
[ラム]
【ウミガメ】
【ウミガメ】
トリック部門
物語部門
納得感部門
良質部門
上葵>>元祖ウミガメのスープを彷彿とさせるスープ。過不足のない問題文の記述からは鮮明にシーンを想像することが出来、参加者に安心感を抱かせる。ネタバレになってしまうのを恐れて詳しくは書けないが、クルーの置き方も絶妙。また、序文から問いかけへの主人公の心持ちの落差からは強烈なチャームを感じられる。もっとこんなスープが増えて欲しいと感じさせる完成度。お見事です。