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グータラ会社員のカメオカは、早くも12月上旬に、せっせと年賀状を書いていた。普段グータラして迷惑をかけている分、こういう節目にしっかりと周りに媚を売っておくのが、カメオカなりの処世術である。
ところが、直属の上司宛の年賀状を書きあげたカメオカは、その上司が細かいことにうるさく嫌味な性格であることを思い出すと、せっかく書いたその年賀状を出すのをやめてしまった。
誤字脱字や印刷ミスもなく、カメオカにしてはちゃんとした内容を綺麗な字で書けていたのに、一体なぜ?
[黒井由紀]

【ウミガメ】18年12月29日 14:22

「年賀状書き」は年末……で、いいよね?

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カメオカは、土日は一日中寝ているし、有給も限度いっぱいまで取って寝るし、飲み会の翌日も二日酔いになってサボって寝るという、筋金入りのグータラ社員である。
そんな彼は、昨日会社をサボるために「祖母の葬式」という嘘をついていた。「曽祖父母の葬式」と言おうとしたら、上司に「君が曽祖父母の葬式に出るのは今年で9回目だが、君のご家庭にはどんな複雑な事情があるんだい?」と嫌味を言われてしまったため、どうにかごまかして祖母の葬式だったことにしたのだ。
ところで、もし本当にカメオカの祖母が亡くなっていれば、今年は喪中であり、年賀状を送ってはいけない。 「君は親戚を9人も亡くして喪中だったのに、年賀状を送らせてしまって悪かったねぇ」と嫌味ったらしく言う上司の顔を想像したカメオカは、嘘の辻褄を合わせるため、せっかく書き上げた年賀状を没にせざるを得なかったのだった。
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全体評価で良質部門
甘木[☆スタンプ絵師]>>納得の設定、きっちりとまとまったトリックが素敵なのです!
トリック部門
物語部門
納得部門