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伝説の武器:猫ハンドソード・ぷにぷに」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
(このスープにおける「猫ハンドソード・ぷにぷに」とは:愛らしい猫の前脚のような構造物に剣の柄がついた、ソードというよりはメイスのような打撃武器にちかいもの‥‥ソードなのは作問者の壊滅的ネーミングセンスなので不問で‥‥先端に猫爪があるからソードでいいんだよぅ‥‥)
(このスープにおける『魔導質屋』とは:無限の魔力で延々と機能する無人の質屋。質入れしたいものを入れると同価値のお金が手に入り、質入れ時と同額を入れると質入れ・質流れしたものが手元に来るという、ファンタジーな便利質屋)

‥‥昔々‥‥
皇命を受けた勇者一行は苦労を重ねた末、大魔王ミント・アデルを打倒した。
ミント・アデルの弱点が伝説の武器「猫ハンドソード・ぷにぷに」だと知った時は拍子抜けしたが、聖地にゃんこ山から探し出した末、ミント・アデルに”ぷにぷに肉球の一撃”を加えて倒したのだった。

ミント・アデルを倒した勇者は、用済みだとして「猫ハンドソード・ぷにぷに」を『魔導質屋』に質入れした。
その結果、一生涯贅沢に暮らせる大金”10万マネ”を『魔導質屋』から手にした勇者は、その後堕落した生活を送り、ミント・アデルを倒した名声も地に落ちていった。
その後、勇者は天寿を全うしたという。
大金に化けた「猫ハンドソード・ぷにぷに」は、『魔導質屋』の肥やしとなった‥‥

‥‥およそ五百年後‥‥

まだ一般の民は知らないのだが、つい最近、大魔王ミント・アデルが復活した。
皇命を受けた新たな勇者一行はほどなくして「猫ハンドソード・ぷにぷに」の存在を知り、『魔導質屋』に向かった。
だが、『魔導質屋』に「猫ハンドソード・ぷにぷに」があるか尋ねても、『魔導質屋』からは“無い”としか回答がなく、途方に暮れることになる。

後に勇者は聖地だったにゃんこ山ではないとある場所で「猫ハンドソード・ぷにぷに」を入手でき、無事に大魔王ミント・アデルを撃退することができたのだが‥‥

いったい、「猫ハンドソード・ぷにぷに」はなぜそこにあったのか?
[mintadel]

【ウミガメ】【エンドレス闇スープ】26年07月14日 00:43

🎉6名でした。

解説を見る
さかのぼること、およそ1年。
『魔導質屋』に冒険譚が大好きなこの街に住む少女がやってきた。
いくつもの冒険譚を読んでいる少女は、「猫ハンドソード・ぷにぷに」を駆使した勇者の冒険譚もその後の堕落も知っていた。
‥‥ぷにぷにがとても気になった。
そこで、『魔導質屋』の肥やしとしてすでに誰もかもから忘れ去られていた「猫ハンドソード・ぷにぷに」について『魔導質屋』に尋ねた。
そして、同じく「10万マネ」で引き取れると知った
え?と驚く少女。
当然である。
あれから500年も経過した現在の10万マネは、ちょっと贅沢な夕食1食分程度の価値しかすでにないからである。
同額を入れさえすれば質流れを手に入れられる『魔導質屋』‥‥

「こんないいおもちゃをだれも引き取らないなんて、みんなどうかしてるわよ!」

‥‥少女は現在の”10万マネ札”1枚をひょいっとポケットから出し、「猫ハンドソード・ぷにぷに」を『魔導質屋』から引き取った。
ちょっと高いこづかいで引き取れると知った少女は、大歓喜して「猫ハンドソード・ぷにぷに」を引き取り、おもちゃとしてぷにぷにで遊んでいたのである。
500年もたてば市場経済は成長し、昔の一生遊んで暮らせる金銀財宝は、今や”紙切れ1枚”にもなるものである。

時が戻って、現在。
真相を知って土下座する大の大人である勇者に少女が苦笑いしたのは言うまでもない‥‥
まさかの夕食1食分程度の費用で大魔王ミント・アデルが倒される運命にあると知ったのだから‥‥

“これ、渡さなくても、私が行けば倒せるのかな?”
皇命を棄損しかねない少女の申し出に、勇者はさらに深く土下座するのであった‥‥
物語:1票
全体評価で良質部門
トリック部門
物語部門
卯月19>>今までにありそうでなかった?斬新な設定で、とても面白いと感じました。
納得部門