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南くんは友達でいいから」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
「南くん、私のイマジナリーフレンドであるアナタに、お願いがあるの」
「チヨミさん、 僕は実体があるし、現実世界を生きていますよ。どっちかというと、アナタの方がイマジナリーフレンドっぽいですよ」
「私はね、」
「何ですか」
「南くんのクラスで3本の指に入る高身長、野球部でピッチャーをやってて皆から『大魔神』と呼ばれている あの人を、好きになってしまったの。
どうにかしてこの気持ちだけでも伝えたい。
そこで、私の想いをつづった手紙を、南くんとも程近い大魔神様の下駄箱に入れてもらいたいの」
「そんな事言われても、僕は誰の下駄箱がどこかなんて知らないし、誰が何の部活やってて、どんな呼ばれ方をしているかも知りませんよ」


「この下駄箱ですか?」
「そこは手芸部の寺内くん。私が言ってるのは、その右下よ。
そこが野球部のピッチャー・大魔神こと佐々木くんの下駄箱だから、この手紙とこのプレゼントを 私の代わりに入れてきてほしいの。お願い」

ここで南くんは思わず言った。
「それは反則じゃないですか?」
どういうことか。
[油獣]

【ウミガメ】24年06月01日 01:39
解説を見る
「南くんのクラスで3本の指に入る高身長、野球部でピッチャーをやってて皆から『大魔神』と呼ばれている あの人を、好きになってしまったの。
どうにかしてこの気持ちだけでも伝えたい。
そこで、私の想いをつづった手紙を、南くんとも程近い大魔神様の下駄箱に入れてもらいたいの」
「そんな事言われても、僕は誰の下駄箱がどこかなんて知らないし、誰が何の部活やってて、どんな呼ばれ方をしているかも知りませんよ」
「下駄箱は、南くんの下駄箱から、右に桂馬飛びした位置よ」


(図で示し)「右に桂馬飛びということは、僕から1個右、2個上の この下駄箱ですか?」
「そこは手芸部の寺内くん。私が言ってるのは、寺内くんの1個右、1個下の位置よ。
そこが野球部のピッチャー・大魔神こと佐々木くんの下駄箱だから・・・」

ここで南くんは思わず言った。
「桂馬が動ける先は、1個右or左、2個上の位置。
将棋で、本当に桂馬が チヨミさんの言うような2個右、1個上の位置へ移動したら、
それは反則になるのではないですか?」




「ごめん、間違えてた」
チヨミはそう言いながら、同時に心の中でこう言った。
(南くん。 クラスメートの出席番号(下駄箱の並び)も把握していない、部活も呼び名も知らない、
それどころか、同じ手芸部の寺内くんの名前が出て『誰?』みたいな顔をするアナタも、
本質的には現実世界を生きられているのかどうか危ういのよ)
全体評価で良質部門
トリック部門
物語部門
納得部門