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放課後の屋上。
ウミオに殴られて夕陽を仰いでいるカメオ。
だらりと横たわる彼の腕には、自傷行為による痛々しい傷跡が幾重にも刻まれていた。
学校ではいじめられ、家に帰っても居場所はない。
そんな毎日に希望を見出せずにいたカメオはその日、自分という存在をこの世から消し去り、辛いだけの日々を終わらせることを決めた。
制服を脱がそうとしてきたウミオに抵抗し突き飛ばされたカメオは、そのままジリジリと屋上の端へと距離を詰めていく。
カメオの意図に気付き、顔が青ざめていくウミオ。
「お、おい、落ち着けカメオ。馬鹿な真似はよせ!」後ずさった足が屋上の端にかかり、身体が宙に浮く。
こちらに手を伸ばすウミオの姿を見て、カメオは腕の傷を他人には絶対見られてはいけないことを悟った。
一体なぜ?
24年02月02日 19:38 [論理茄子]
【ウミガメ】
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