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SCARLET ROT」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
甘い香りを放つ「ラテハーブ」と呼ばれる赤い草は、
今やウミガメ国の一般家庭で見られる、メジャーなハーブの一種である。

そんなラテハーブブームの真っ只中、
カメコはカメオの元を訪れていた。

久しぶりに再会したカメオは、かなり痩せており、
ひと目で病気であることがわかるほどに顔色も悪い。

カメコは彼を元気づけようと「ラテハーブ」の包みを持ってきた。

彼女の記憶が確かなら、
彼は自分と同じく、このハーブが大好きなはずだ。

「…ああ、それはラテハーブ…。」

彼は鼻先に差し出された包みに顔を近づけると、眉をひそめて言葉を続けた。

「いつ嗅いでも嫌な香りだ…果実が腐ったような甘い香り…。
 そうだよ…。俺は昔からずっとラテハーブの香りが大嫌いだったんだ。」

・・・

さて、カメコが『カメオはラテハーブが大好きだ』
と誤解していたのは、一体なぜ?
[るょ]

【ウミガメ】22年06月29日 22:00
解説を見る
ウミガメ国では麻薬密売の横行により、
今や一般家庭にまで、麻薬というものが浸透しつつある。

元刑事・カメオといえば、
かつて麻薬を憎み、取り締まりに心血を注いでいた熱血刑事である。

彼が今や、麻薬中毒者に成り果てている…。
真偽を確かめるべく、我々は抜き打ちで彼の家宅捜索に向かう。

捜査にあたったのは、彼の意志を継ぐ後輩の私と、
彼の元相棒・カメコ。

「元相棒を逮捕させるのは心苦しいが、
 お前より優秀な麻薬探知犬がいないんだ。」

・・・

当日。

数人の警察官でカメオ宅を訪れ、彼を抑えている間に、
カメコに麻薬の匂いを探知させる。

その甘い香りを頼りに、
彼の荷物からあっさりと麻薬の包みを見つけ出した彼女は、
私が制止するより早く、急いで包みを彼の元へ咥えて走っていった。

…嬉しそうに、尻尾をブンブンと振り回しながら。

麻薬を見つけてカメオに報告すれば、
彼も嬉しそうに笑い、自分を褒めてくれる。

彼女にとっては、その程度の認識だったのだろう。

・・・

大粒の涙を流しながら、カメオは言った。

「いつ嗅いでも嫌な香りだ…果実が腐ったような甘い香り…。
 そうだよ…。俺は昔からずっとラテハーブの香りが大嫌いだったんだ。」

…それなのに、いつから道を間違えたんだろうな。
そう独白しながら、カメコの頭を撫でるカメオ。


事情を知っている周りの警察官は、
何も言えず、黙ってその光景を見守っていた。



答え:
かつて、麻薬探知犬であるカメコのパートナーだったカメオ。

ラテハーブを見つけるといつも彼に褒めてもらえる。
そして、彼もいつも嬉しそうに笑ってくれる。
きっと彼も、自分と同じでラテハーブの香りが好きなのだろう。
彼女はそう思っていたのだった。
(問題文の詳細な状況は長い解説参照)
トリック:4票物語:4票納得:3票
全体評価で良質部門
トリック部門
雪之丞>>コメントなし
ルーシー[『★良質』]>>コメントなし
シュガー⭐︎[1問正解]>>コメントなし
物語部門
きっとくりす>>コメントなし
わかめ>>コメントなし
藤井>>カメコは間違いなく、カメオがすっごく喜んでくれると思っていたことでしょう。解答はシンプル。だけどその情景を思い浮かべると……ううん、せつない。
納得部門
シュガー⭐︎[1問正解]>>コメントなし
わかめ>>コメントなし
ほずみ[ますか?]>>コメントなし