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海亀村は、小さな集落で、子どもたちの仲はとっても良い。
その一方、隣の山亀村との子どもたちとは諍いが多い。
そんな二つの村の小学生は同じ山海亀小学校に通う。
さて、海亀村のウミオは力が弱く、山亀村の子供達からよくいじめられている。
今日は、図工の時間に使う絵の具セットを隠されてしまった。
「絵の具セットが、ない!」
そういうウミオの声を聞き、海亀村の小学生は絵の具セットのありかを一緒に探した。
すると、体育館の裏で発見されたが、中身が散らかっており、半数ほどの絵の具が見つからなかった。
そんな中始まる図工の時間。
今日は満月を書いてみようということに。
「黄色の絵の具が…ない…」
そういって涙目になるウミオ。
山亀村の子どもたちはこそこそ笑っている。
それを気にくわない海亀村の生徒たちは、ウミオの無事な絵の具である緑色で満月を書くことにした。
「ほら、俺たちのは緑色の満月だよ」
「ウミオも緑で書けばいいじゃん!」
それを聞いてウミオは再び涙目になった。
それからというもの、海亀村の子供たち(ウミオのクラスメート)は必ず月を緑色で書くようになった。
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