洋館での羊羹はよう噛んでお食べ」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
森で迷った末、
とある館にたどり着いた男。

「も、もしかしたら人が
いるかもしれない!」

少し安心しながらそう呟くと、
ドアをノックした。
しかし、何度ノックしても、
何分待っても、誰も出てこない。

困った男は少し悩んだ後、
入ってみることにした。

ドアを開けてすぐ男は
羊羹を見つけた。
テーブルの上にある皿に、
その羊羹はあった。

森で迷ってから8時間が
経とうとしている。
空腹で仕方がなく、
男はその羊羹を一口食べた。

久々の食べ物だったから、
というのもあるが、
とにかく美味しかったので、

「美味い!!」

大声で言った。

また食べようとしたその時だった。
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…、
と、少し揺れ
ドアがひとりでに閉まった

ふと、窓を見やると、
白いなにか
通り過ぎたのを目撃


「こ、ここ、この館には
幽霊がいる!」

そう叫んで、
ドアから逃げようとした時、
ドアが開いた

男は死んだ。何があった?
22年04月27日 19:32 [ここに記入]
【ウミガメ】
トリック部門
物語部門
納得感部門
良質部門