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2048年。
人工知能(AI)の発達により、社会のあらゆる場面でAIが活用されるようになった時代。AIによる迅速かつ正確な処理・判断は人々の生活をより便利なものにしたが、一方で、あくまで合理性のみを追求するAIに対し「非人間的だ」として反発を感じる人も少なくなかった。そのため、多くの科学者が人の感情を理解し、人と交流できるAIの開発に取り組んでいた。

そんな中、ラテラル工科大学のカメニス教授が、感情を有する人工知能の開発に成功。ところが、教授はこの成果を世間に発表することなく、それどころかこのAIをすぐに消去してしまった。何故だろうか?
[アルバート]

【ウミガメ】【時間制限:3時間】【闇スープ】18年05月22日 22:11
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カメニス教授はもともと、感情を理解する人工知能の開発をしていたわけではなかった。より高度な判断を可能とする次世代型の人工知能を開発する試行錯誤の過程で、失敗の中から偶然生まれたのがこのAIだったのである。
だが教授は、この失敗作が人間に近い感情を有していることに気づきもしなかった。何故なら、教授は他人の感情というものに一切の関心を示さない人間だったからだ。彼は生まれつき感情が極端に乏しく、人間の感情を理解できないという点ではAIとなんら変わるところはなかったのである。
教授は偶然の産物であるAIの価値を理解することなく、ただ非合理的な処理ばかり行うバグの塊として、すぐに消去してしまった。
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