「らて鯖にさえ遅れてきたラテクエ0リサイクル レッドカード」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
「カンニングをした人はその場で失格、退場してもらいます。」というルールのもと、試験が行われた。
しかし、ある生徒はカンニングが試験官にバレたにもかかわらず、次はするなよ、と言われただけで試験を続けさせてもらえた。いったいなぜ?
くつしたさんの問題文です。
しかし、ある生徒はカンニングが試験官にバレたにもかかわらず、次はするなよ、と言われただけで試験を続けさせてもらえた。いったいなぜ?
くつしたさんの問題文です。

漢字の方の靴下さんの問題です。おじさんはくーたんって呼んでます。
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簡易解説
とある受験生が周囲からの圧や自分の置かれている状況から「ここで受からなきゃ終わりだ」とついうっかりカンニングをしてしまった。
当然退場にはなりその試験は続けさせてもらえなかった。
しかし一連の話を聞きようやく彼に与えていた圧が想像以上だったことを知った親は余計に圧をかけるのはやめ「次はするなよ」の一言でおさめたのである。
問題文通りなぜ?という問いに答えるのであれば「両親の心情が変わったから」である。
(物語面に力を入れすぎてなんか簡易解説とはちょっとずれた)解説
両親は俺に過度な期待をかける。
一流の大学に入り一流企業に入る、それを当然のように教育してきた。
俺自身それが悪いとは思わないしかといってそれを否定するほどの夢があるかと言われればない。
道自体には満足しているが問題なのは両親の熱が異常に入りすぎてること。
まあだから、彼らは俺が自分の思い通りにならないことが怖いんだろうな。
模試でいい点を取ればこれが当然と言われ、悪い点を取れば罵倒や暴言を言われる。
高校生らしい遊びは小さいことまで禁じられ、隠れて手を出そうものなら親の罵詈雑言は1時間は覚悟しなければならない。
とはいえこの試験で受からなければ…もう終わりだ。
今度はどんな罵倒が飛ぶかわからん。最悪手が出るかもしれん。
「え~試験の前に警告です。カンニングをした人はその場で失格、退場してもらいます。」
開始の5分ほど前試験官がそう言う。
ここから戦いが始まる。
これがわかるかどうかで、全てが決まる!!!
「はじめ!!!」
試験官が合図し皆一斉に問題用紙を開く。
「…!!」
俺も同じように問題冊子を開き、そして戦慄した。
分からない問題が出てきたのである。
落ち着け俺、共通テストは9割取れたじゃないか、この試験だって合格点さえ行ければ…。
無我夢中で分かる問題を求め、問題冊子を開く。
しかし開くたびに問題を見る前に両親の罵倒が思い浮かぶ。
「こんな問題が解けんようじゃ、終わりだな。」
解けない。
「こんな思いするならあなたみたいなバカな息子産むんじゃなかった!!!」
解けない。何もわからない。
「模試の点が下がっただあ?あそこに入れないなら…もうお前うちの子じゃないからな。」
だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ!!!
このままじゃ、また…
…お?
俺は見つけてしまった。
運よく教室の配置や前の人の座り方などの偶然が重なり、頑張れば答案を確認できそうなのだ。
いうなればカンニング。事前に準備したわけでもないし古典的な手法だが、うまくすれば試験官にばれることなく、あるいはそこからモチベーションを回復して…
俺は、体勢を変えた。
バレないと思っていた。
「ちょっと君。」
試験の直前に聞いたあの声が俺の耳元で鳴る。
「君、そんなに変な体勢して何してるの?言ったよね、カンニングは失格だって。」
俺は、試験をリタイアさせられた。
もちろん結果は不合格で決まりだろう、なんなら不合格通知すらないかもしれない。
その夜はカンニングの通知が家にも届いたのか、家族会議になった。
俺は罵詈雑言を覚悟した。でも実際に両親から飛んできた言葉は…
「…悪かった。」
「…ごめんなさい。」
だった。
「…え?なんでお袋や親父が謝るんだよ。」
「お前がそこまでするくらいに俺たちはプレッシャーを与えていた、そのことに気づいたからだ。」
「私たち…いくらあなたがその気になってくれたからって言い過ぎたわ。こんなに苦しんでたことに気づいてやれなくてごめんね…。」
母は泣いていた。そして両親ともカンニングをしたことについて俺を責めることはなかった。
俺も泣いた。
そうだ、俺は強いられていたとはいえ…両親の過度な期待はまだしも、俺自身が積み重ねてきたものでさえふいにしてたんだな…。
「親父…お袋…ごめん…。」
そして今日、また俺は試験を迎える。
去年と同じ大学。あれから両親は俺が明確にサボりでもしない限りは何も言わなくなってきていた。そんな環境で過ごした浪人時代。今度こそ合格をつかみ取ってやる。
「いい?自分を信じて頑張ってね。」
「ああ。わかってる。」
「お前には力がある。だからカンニングだけは、次はするなよ?」
「大丈夫だよ!っと、時間か。じゃあ、行ってくる。」
さあ、試験開始だ。
とある受験生が周囲からの圧や自分の置かれている状況から「ここで受からなきゃ終わりだ」とついうっかりカンニングをしてしまった。
当然退場にはなりその試験は続けさせてもらえなかった。
しかし一連の話を聞きようやく彼に与えていた圧が想像以上だったことを知った親は余計に圧をかけるのはやめ「次はするなよ」の一言でおさめたのである。
問題文通りなぜ?という問いに答えるのであれば「両親の心情が変わったから」である。
(物語面に力を入れすぎてなんか簡易解説とはちょっとずれた)解説
両親は俺に過度な期待をかける。
一流の大学に入り一流企業に入る、それを当然のように教育してきた。
俺自身それが悪いとは思わないしかといってそれを否定するほどの夢があるかと言われればない。
道自体には満足しているが問題なのは両親の熱が異常に入りすぎてること。
まあだから、彼らは俺が自分の思い通りにならないことが怖いんだろうな。
模試でいい点を取ればこれが当然と言われ、悪い点を取れば罵倒や暴言を言われる。
高校生らしい遊びは小さいことまで禁じられ、隠れて手を出そうものなら親の罵詈雑言は1時間は覚悟しなければならない。
とはいえこの試験で受からなければ…もう終わりだ。
今度はどんな罵倒が飛ぶかわからん。最悪手が出るかもしれん。
「え~試験の前に警告です。カンニングをした人はその場で失格、退場してもらいます。」
開始の5分ほど前試験官がそう言う。
ここから戦いが始まる。
これがわかるかどうかで、全てが決まる!!!
「はじめ!!!」
試験官が合図し皆一斉に問題用紙を開く。
「…!!」
俺も同じように問題冊子を開き、そして戦慄した。
分からない問題が出てきたのである。
落ち着け俺、共通テストは9割取れたじゃないか、この試験だって合格点さえ行ければ…。
無我夢中で分かる問題を求め、問題冊子を開く。
しかし開くたびに問題を見る前に両親の罵倒が思い浮かぶ。
「こんな問題が解けんようじゃ、終わりだな。」
解けない。
「こんな思いするならあなたみたいなバカな息子産むんじゃなかった!!!」
解けない。何もわからない。
「模試の点が下がっただあ?あそこに入れないなら…もうお前うちの子じゃないからな。」
だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ!!!
このままじゃ、また…
…お?
俺は見つけてしまった。
運よく教室の配置や前の人の座り方などの偶然が重なり、頑張れば答案を確認できそうなのだ。
いうなればカンニング。事前に準備したわけでもないし古典的な手法だが、うまくすれば試験官にばれることなく、あるいはそこからモチベーションを回復して…
俺は、体勢を変えた。
バレないと思っていた。
「ちょっと君。」
試験の直前に聞いたあの声が俺の耳元で鳴る。
「君、そんなに変な体勢して何してるの?言ったよね、カンニングは失格だって。」
俺は、試験をリタイアさせられた。
もちろん結果は不合格で決まりだろう、なんなら不合格通知すらないかもしれない。
その夜はカンニングの通知が家にも届いたのか、家族会議になった。
俺は罵詈雑言を覚悟した。でも実際に両親から飛んできた言葉は…
「…悪かった。」
「…ごめんなさい。」
だった。
「…え?なんでお袋や親父が謝るんだよ。」
「お前がそこまでするくらいに俺たちはプレッシャーを与えていた、そのことに気づいたからだ。」
「私たち…いくらあなたがその気になってくれたからって言い過ぎたわ。こんなに苦しんでたことに気づいてやれなくてごめんね…。」
母は泣いていた。そして両親ともカンニングをしたことについて俺を責めることはなかった。
俺も泣いた。
そうだ、俺は強いられていたとはいえ…両親の過度な期待はまだしも、俺自身が積み重ねてきたものでさえふいにしてたんだな…。
「親父…お袋…ごめん…。」
そして今日、また俺は試験を迎える。
去年と同じ大学。あれから両親は俺が明確にサボりでもしない限りは何も言わなくなってきていた。そんな環境で過ごした浪人時代。今度こそ合格をつかみ取ってやる。
「いい?自分を信じて頑張ってね。」
「ああ。わかってる。」
「お前には力がある。だからカンニングだけは、次はするなよ?」
「大丈夫だよ!っと、時間か。じゃあ、行ってくる。」
さあ、試験開始だ。
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物語部門
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