「葉桜の季節に捨てる」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
ある日、とある小説家の作品を読んだ男は
「読まなければよかった」と少し後悔し、自らの不運を嘆いたという。
そして「絶対に続編は買わない」と強く思うが故に、
男はその本を最初から読み返すことにした。
嫌なら読まなきゃいいのに、一体なぜ?
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「スピンアトップ・スピンアトップ・スピンスピンスピン……」
印象的なフレーズに、ページをめくる手が止まる。
この小説、昔読んだことがある。
いつの日か図書館で戯れに手に取った小説だったか…
これが受験当日だったなら幸運かも知れないが、
赤本で過去問の練習をしている時となれば話は別だ。
当然、初見の小説よりは読むスピードも解くスピードも無意識に上がってしまう。
そんなドーピングは本番の練習としては相応しくないだろう。
私は意図せずこの小説を先に読んでしまっていたことを少し後悔した。
だが小説に罪は無いし、クヨクヨしている時間も無い。己の不運を軽く嘆きながらも、私は気持ちを切り替える。
一周終わった!ならもう一周だ!
苦しい、でも絶対に今年で終わらせる、
来年の赤本を買うハメにはなりたくない!
解説
受験勉強をしていた男が本番練習の為に過去問集を開くと、国語の小説問題に昔に読んだ小説が採用されていた。
初見の小説よりはスラスラ読めてしまい本番の練習としては相応しくない為、男は事前にその小説を読んでしまった不運を嘆いた。
それはともかく、絶対に現役合格(=来年の過去問集を買わない)する為に、男は何周も繰り返しその問題集で勉強したという。
トリック:3票物語:3票納得:2票良質:12票
トリック部門
ぺてー>>
問題文がひらりひらりと読み手を翻弄してきます
なかなか難易度の高い問題です
異邦人>>
「絶対に続編は買わない」と強く思う ことの意味に気付いた時に、ガツンと来ます!