「魔眼の力を舐めるなよⅡ」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
魔眼の能力を手に入れたドラノールは強欲な欲望を叶える事にした
魔眼の能力は二つ
一つ、《暴露》本人すら知らない情報を暴き出す能力
一つ、《隷属》対象の人物を意のままに操り奴隷と化す能力
試しに一人の女に能力を使い大金を得ようとしたドラノールはその能力が確実に作用すると確信した
そして時が経ち・・・
ドラノールは二つの能力が使えなくなっていた
何故?
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夢破れたドラノールは悪魔との契約で魔眼の能力を手に入れた後どうやって金を稼ごうかと街を彷徨いていた
やはり手っ取り早いのは美女を奴隷にして夜の街で・・・ん?
見つけたのは一人の少女。薄汚れた格好で街の片隅で震えている。所謂物乞いの孤児というやつだ
まあ、そんなものはどうでも良い。必要なのは金に・・・
ドラノールは少女をよく見た
薄汚れてはいるが顔立ちは悪く無い。きちんとすればそれなりの見た目になるだろう。それよりスラリと長く美しい指先・・・
ゴクリ・・・この子はひょっとして金になるかも?確かめるか
ドラノール『《暴露》、なるほどなるほど・・・これは素晴らしい素質だ。まさかこれ程のお宝とは親すら気付いていなかったろうな・・・』
少女に近寄るドラノール
少女『ひっ・・・いやっ!』
ドラノール『《隷属》、逃げるな!私と共に来い!』
少女『はい・・・』
少女を自宅に連れ込んだドラノールは少女を裸にすると風呂に入れた
ドラノール『どうだ綺麗になったか?』
少女『え?何をすれば・・・』
少女は風呂を使った事が無かった
仕方が無いのでドラノールが洗ってやった
少女『な!何を!?』
ドラノール『ええい《隷属》、動くな!洗えん!』
少女『はい・・・』
ドラノール『さあ、飯だ食え』
少女『え?私こんな高価なの食べられません。芋かパンの欠片でもあれは十分です・・・』
ドラノール『そんなもので身体が持つわけ無いだろ。ついでに食事のマナーも躾けてやる。《隷属》、私の真似をしろ。(カチャカチャ モグモグメロ)』
少女『はい・・・(カチャカチャ モグモグメロ)』
ドラノール『腹も膨れたろ。何をしている。後片付けなど良い。そんな事にお前の指を使うな!こちらに来い!お前のやる事はこれだ!』
少女『でも働かないと鞭で・・・ここは?これは・・・ピアノ?』
ドラノール『そうだ。お前は此処で一流ピアニストになる修行をするのだ。これからは私の事を先生と呼びなさい』
少女『え?私、でもピアノなんてそれにその・・・』
ドラノール『《隷属》、いいね?』
少女『はい、先生』
そう。ピアニストとしての夢破れたドラノールは暴露の力で才能を見出した少女を隷属で育て上げ大金と名声を手に入れようとしていたのだ
ドラノール『そう・・・違う、こうだ』
少女『あわわ・・・はい・・・』
ドラノール『ん?こんな時間まで練習か?』
少女『はい!何だか楽しくなって』
ドラノール『《暴露》、うむ、頑張るのも良いがこれ以上は身体を壊すだけだ。そろそろ休みなさい』
少女『でも・・・』
ドラノール『《隷属》、休みなさい』
少女『はい・・・』
そして月日は流れ
ドラノール『おや?何か良い事があったのかね?』
少女『はいっ!今までずっと失敗続きだった曲が初めてひけたんです!』
ドラノール『そうか、それは良かった。これからも精進しなさい。御褒美にデザートはプリンアラモードにしよう』
少女『はいっ!ありがとうございます先生!』
師匠として、そして養父として過ごした日々は《暴露》など無くても少女の事がわかるようになっていた
少女は《隷属》など使わなくてもドラノールの言う事を良く聞く良い子に育った
勿論、全てが分かる訳では無いし何でも言う事を聞く訳でも無い
反抗期にはそれなりに苦労をした
しかし、それでも・・・
ドラノールは自慢の弟子で愛する娘に悪魔の力を使う事は出来なくなっていた
物語:1票