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ただいましゅぎょうちゅう」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
はじめまして、みなさま。
わたしは二つ山を越えたところにある寺の、見習い僧でございます。
ただいま師の教えに従い、行脚のまっさいちゅうなのでございますが…

 …アァ……ナゼ……

嘆く声が聞こえて辺りを見回したところ、岬に古ぼけた石碑がひとつございました。
そしてその前でボロボロの鎧武者様が苦しそうにうめいているのでございます。
見たところ、どうもこの世になにがしかの未練があるご様子。

お師匠さまは
『もし、旅の途中で報われぬ魂と出会ったら、話を聞いて明るい方へ導いて差し上げるように』
と仰っておりました。

しかし私はしゅぎょうちゅうの身。
この方が一体何をそんなに悔いているのか、とんとわからんのです。
声をかけても虚な顔で呻くばかりで…だけど放っておくわけにはいきません。
そこで皆さまにお願いです。
どうか彼を成仏させるために手助けして頂けませんか?



☞ これは亀夫君問題です ☜
1. 旅僧と鎧武者に質問ができます。
2. YES NO以外の回答もできますが、嘘が含まれる可能性もあります。
3. 鎧武者は後悔にとらわれているため、曖昧な言葉は届かず会話が成り立たない状況です。
4.うまく旅僧を導いて、目的を達成させてあげてください。
[猫又]

【亀夫問題】20年07月06日 20:32

ゴートゥヘルシー

解説を見る
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「故意であれば」

彼は不意に凛々しい面持ちになり、はっきりとそう口にされました。
「そうだ、違うのだ。間抜けにもぬかるみに足を滑らせた、己が全て悪いのだ。それなのに二人は愛と共に身投げしたなどと後世に持ち上げられ……己などあの方に釣り合うはずもない…ああ…なんということだろう!もはや合わす顔がない…いっそ故意であれば、どんなに…」
頭を抱えて何度も否定するように首を振っては「どうしてこんなことに」「姫の名誉に傷が」などと呟きます。しかしそれもつかの間、彼はゆっくり面を上げると真っすぐにわたしを見つめました。
「どうか頼む。真実を明らかに…」
安らかな表情でわたしにそう頼んだ、その時でした。

「おやめなさい、亀。うっかりで死んだなんて残される方が不名誉です」

凛とした声がまばゆい光とともに鎧武者様の声を遮りました。
鎧武者様と私が振り返ったそこには、幾重にも分厚い布地を重ねたそれはそれは高級そうな着物に身を包む女性が立っておりました。
「ひ、姫様…?」
「どうせ追っ手に殺されていたでしょう。良いじゃないか、もう昔の話です。嘘も方便と言いますし」
「何をそんな…しかし……」
「それよりもいつまでこんな所に居るのです!まったくお前が鈍間なおかげで、逃げ損ねてしまいました」
——あんな恐ろしい所、今更ひとりじゃいけやしない。
お姫様はお持ちになった扇子で口元を隠しながら溜息をつき、ふとこちらを向きますと
「世話をかけましたね。……さあ行きますよ。一緒に叱られてくださいな」
そう細やかに微笑みなさってやや強引に鎧武者様の腕を引っ張り、お二人は空の彼方へと消えていきました。

うっかり敬愛するお姫様を殺してしまい、ずっと悔やんでいたのですね。
真実は…わたしと皆さまだけの秘密ということにいたしましょう。
それにしてもどうやらお二人の行く先には何やら恐ろしい方がお待ちのご様子…
鎧武者様にとってはこれからが本番なのかもしれません。

はあ、このたびは皆さまのおかげで助かりました。
無事に鎧武者様をあの世へと導けて、良かったよかった。
私もこれで少しは人間の気持ちがわかったような気がいたします。
さて、旅を続けるといたしましょう。



簡易解説、クリア条件
鎧武者は、自分の伝承が誤解である事を石碑を見にくる人に伝えたかった。
☞石碑や資料から『姫と侍の悲恋』を知る
☞コイデアレバ=故意であればと後悔している。つまり故意ではない。
☞何が故意ではないのか>身投げ
 =「わざと死んだわけではない、心中ではない」と理解を示すと焦燥が晴れて正気を取り戻した。
トリック:2票物語:5票納得:2票
全体評価で良質部門
トリック部門
地下炎>>コメントなし
KY太郎>>コメントなし
物語部門
ペリー>>コメントなし
アカガミ[1問正解]>>コメントなし
KY太郎>>コメントなし
白石コーソー[まねきねこ]>>コメントなし
もこたろ>>コメントなし
納得部門
アカガミ[1問正解]>>コメントなし
KY太郎>>コメントなし