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都内某所の居酒屋でバイトしていた学生のハラオ。
しばらく熱心に働いていたがある日まかないにはらこめしが出ると突然バイト先を逃げ出しそれから客としても現れることはなかった。
ハラオははらこめしが嫌いではなくむしろ幼少期から好きなもののひとつなのだが、だとしたらなぜ?
[アルカディオ] [4歳]

【ウミガメ】20年06月06日 22:30

はらこめし称号申請用問題 ちなみに京都でお茶漬けが出されると帰れという意味なんだとか。

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簡易解説
そのはらこめしの味付けから自分を捨てた親が駆け落ちした相手が店長であったことを悟ってしまったから


解説
宮城県出身のハラオが幼少期一番好きだったもの、それは母親特製のはらこめしであった。ハラオにとってはそれがどんなものよりも「おふくろの味」と呼べた。
だがハラオの母親との思い出はぶっちゃけてしまえばこれだけである。
母親は別に男を作って家族を捨てて家出。母親不在という状況を泣きわめいて拒んだハラオは父親に男手一つで大事に育てられ立派に成長した。
それからハラオは上京。金を稼ぐために居酒屋でバイトをすることになった。
接客などを苦にしなかったハラオにとってまかないも出るこのバイトは天職だった。
だがある日の勤務上がり…

「おいハラオ。今日のまかないだぞ。」
「店長、これって?」
「ああ、東北料理のはらこめしだ。確かハラオ君は宮城出身だったよな。」

その日まかないに出たのははらこめしであった。
いや、この時点では問題ではないのだ。はらこめしそのものなら地元が地元だし何度も食べている。

「ありがとうございます!いただきます!!!」

だからハラオは何も疑うことなく一口食べる。
そして味わったことのある味…おふくろの味に戦慄した。

「店長、この味って…」
「ああ、女房に勉強したんだ。女房も君と同じ宮城出身でな。」
「名前は!?歳は!?宮城のどこ出身ですか!?」

ハラオは必死に問いかける。

「えっと名前は〇〇で、歳は…」

驚くことに、店長が戸惑いながらに口にした名前はハラオの母親の情報と一致した。
ここまで一致していればもうハラオが考えている母親と店長が考えている女房は同一人物で間違いない。
ハラオはそれを察すると、自分から母親を奪った男が経営する居酒屋を後にし、二度と訪れることはなかった。
物語:2票
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白石コーソー[まねきねこ]>>コメントなし
もこたろ>>コメントなし
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