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【正解を創りだすウミガメ】月末バナナ禁止令【第29回】

◆◆ 問題文 ◆◆

その村には、「各月の最終日にバナナを食べてはならない」というルールがある。

いったい何故?

────────────────

今月も「正解を創りだすウミガメ」、通称「創りだす」の時期がやって参りました!
今回の進行は、わたくし休み鶴が務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

「創りだす」って何?という方へ・・・
後述するルール説明のほか、前回の模様をご覧いただけますと雰囲気が掴めるかと思います!
(前回はこちら→https://late-late.jp/mondai/show/12678

日に日に寒くなってゆく季節となりました。皆さまはお変わりありませんでしょうか?
寒くて家でじっとしている間に、この第29回「創りだす」が皆さまのお供となれれば幸いでございます。

前置きはこのくらいにして、さっそくルールの確認をして参りましょう。

★★ 1・要素募集フェーズ ★★[要素質問の数が50に達するまで]

まず皆さまには、正解を創りだすカギとなる「要素」を質問欄に投稿していただきます。

☆要素選出の手順☆

1.[要素の投稿]
出題直後から、質問欄においてYESかNOで答えられる質問を受け付けます。質問は1名あたり4回まででお願いします。

2.[要素の選定方法]
皆さまの質問について、あらかじめ乱数で決定した数字をもとに、出題者が10個の質問を順次選定していきます。
選ばれた質問には「YES!」または「NO!」の返答とともに
[良い質問]』(=良質)がつき、今回の「要素」となります。

※ただし、乱数により選ばれた質問が、
問題文や前出の要素と矛盾するものであったり、条件が狭まりすぎるものであった場合は、
出題者判断でその前後の質問を代替採用することがあります。

[矛盾例]「田中は登場しますか?」が採用された後に
    「今回は田中は登場しませんよね?」が投稿されたときには、後者は不採用。
[狭い例]ノンフィクションですか?(不採用)
[狭い例]登場キャラは1人ですか?(不採用)
[狭い例]ストーリーはミステリーものですか?(不採用)

要素が10個そろった後に、相談チャット欄下部のまとメモに問題文と要素を記載いたします。よろしければご活用ください。


★★ 2・投稿フェーズ ★★[要素選定後~11/29(日)21:59]
※いつもと終了時刻が異なりますので、十分にご注意ください。

要素募集フェーズが終わったら、選ばれた要素を組み込んだ解説を創りだす『投稿フェーズ』に移行します。
選ばれた10個の要素すべてを含んだ解説案を投稿してください。

らてらて鯖の規約に違反しない範囲で、思う存分に創りだしましょう!

※過去の「正解を創りだす(らてらて版・ラテシン版)」も必要に応じてご参照ください。
らてらて版:
https://latelate.jp/tag/tag/%E6%AD%A3%E8%A7%A3%E3%82%92%E5%89%B5%E3%82%8A%E3%81%A0%E3%81%99%E3%82%A6%E3%83%9F%E3%82%AC%E3%83%A1
ラテシン版
http://suihei.net/tag/tag/%E6%AD%A3%E8%A7%A3%E3%82%92%E5%89%B5%E3%82%8A%E3%81%A0%E3%81%99%E3%82%A6%E3%83%9F%E3%82%AC%E3%83%A1

☆作品投稿の手順☆

1.[作品の作成]
投稿作品を、別の場所(文書作成アプリ、テキストエディタなど)で作成してください。
質問欄で文章を作成してしまうと、その間は他の方が投稿できなくなってしまいます。
完成後にコピペで一気に投稿していただくよう、ご協力をお願いします。
この際、ご自身の投稿が完了したことを示すために、
作品の末尾に「完/おわり/End」などの、終了を知らせることばを記載するようにしてください。

2.[投稿前の確認]
すでに投稿済みの作品の末尾に、終了を知らせることばが記載されていることを確認してください。
記載がない場合、まだ前の方が投稿の最中である可能性があります。しばらく時間をおいてから再び確認してください。

3.[タイトルの投稿]
投稿にあたっては、まずタイトルのみを質問欄に入力し、送信してください。
投稿フェーズ終了時に、出題者がタイトル部分に良質をつけます。
※投票フェーズへのエントリーを辞退される場合は、タイトル欄に「投票対象外」と明記して下さい。

4.[作品本文の投稿]
タイトルの次の質問欄に、作品本文を入力します。そのまま質問欄に改行込みでコピペすることが可能です。
簡易解説をつけるかどうかは投稿者の皆さまにお任せしますが、
簡易解説はスッキリ賞の考慮事項になる可能性があることをご承知おきください。

★★ 3・投票フェーズ ★★[11/30(月)19:00(予定)~12/5(土)23:59]
※作品数の多寡に応じて、期間を変更する場合がございます。

投稿期間終了したら、『投票フェーズ』に移行します。
お気に入りの作品と、苦戦した要素を選出しましょう。

☆投票の手順☆

1.[投票会場について]
投稿フェーズ終了翌日に、出題者が「[正解を創りだすウミガメ]投票会場[第29回]」というタイトルの問題を出題します。
こちらは闇スープ形式となっており、他の方の投票は結果発表まで分からないようになっています。
※投票会場に作品タイトルを記載する関係上、投票対象外作品についても11/30(月)18:30までに投稿を完了してください。

2.[投票の内容]
作品を投稿してくださった方は「シェフ」として3票を、投稿していない方でも「観戦者」として1票を、お気に入りの作品に投票できます。
今回は、投票対象外作品の投稿者の皆さまにも、持ち票3票をお渡しいたします。
それぞれの「タイトル・作者・投票数・感想」を質問欄で述べてください。
また、「最も組み込むのが難しかった(難しそうな)要素」も1つお答えください。

※投票は、1つの作品に複数投票しても、バラバラに1票ずつ投票しても構いません。
※シェフがご自身の作品に投票された場合は、その分の投票を棄権したものと見なします。
※投票に良質正解マーカーはつきません。ご了承ください。

3.[サブ投票について]
「お気に入りの作品を1つや3つに絞り切れない!!」という方々のために、
今回もサブ投票として、「匠賞」「エモンガ賞」「スッキリ賞」の3賞を設けます。
こちらについての詳しい説明は、投票会場で行います。

4.[受賞者の決定]
皆さまの投票により、以下の受賞者が決定します。

 ◆最難関要素賞(最も票数を集めた要素):その質問に[正解]を進呈

 ◆最優秀作品賞(最も票数を集めた作品):その作品のタイトルに[正解]を進呈

 ◆シェチュ王(最も票数を集めたシェフ=作品への票数の合計):そのシェフの全作品のタイトルに[正解]を進呈

 見事『シェチュ王』になられた方には、
 次回の「正解を創りだすウミガメ」を出題していただきます!

※票が同数になった場合のルール
[最難関要素賞]および[最優秀作品賞]・・・同率で受賞です。

[シェチュ王]・・・獲得票数が同率の場合、最も多くの人数から票を獲得したシェフが受賞です。(投票者の頭数です。)
それでも同率の場合、出題者が事前に投じた3票を計算に入れて、再集計します。
それでもなお同率の場合は、最終作品の投稿が早い順に決定させていただきます。


■■ タイムテーブル ■■

☆要素募集フェーズ
 出題直後~質問数が50個に達するまで

☆投稿フェーズ
 要素選定直後~11/29(日)21:59まで

☆投票フェーズ
 11/30(月)19:00~12/5(土)23:59まで ※予定

☆結果発表
 12/6(日)20:00 ※予定


◇◇ お願い ◇◇

要素募集フェーズに参加された方は、できるだけ投稿・投票にもご参加くださいますようお願いいたします。
要素質問だけなら気軽に参加できますが、メインはあくまでも作品の投稿と、シェチュ王決定のための投票です。

作品投稿は意外と何とかなりますし、投票もフィーリングでOKです。心向くままに楽しみましょう!
もちろん投稿フェーズと投票フェーズには、参加制限は一切ありません。
要素質問をされなかった方でも作品を投稿できますし、作品を投稿されなかった方も「観戦者」として投票いただけます。
どなた様もお気軽にご参加ください!

皆様の思考や試行を、思う存分形にしてみてください。


◇◇ コインコードについて ◇◇

シェチュ王……400c
最優秀作品賞…100c
最難関要素賞…10c
シェフ参加賞…5c
投票参加賞……5c

上記の通り、賞に応じてコインコードを発行する予定です。皆さま是非お気軽にご参加くださいませ。


さて、長かったルール説明も以上となります。これより要素募集フェーズを開始いたします。

再度確認いたしますが、質問は1名あたり4回まで!
重ねて申し上げますが、どなたでもご参加いただけます。

皆さまのご投稿をお待ちしています!
20年11月18日 19:00 [休み鶴] [◇シェチュ王◇]
【新・形式】

↑の会場で投票受付中です!

新・形式
正解を創りだすウミガメ
No.1[靴下]11月18日 19:0111月18日 19:01

当たると思っていましたか?

YESNO。当たるも八卦、当たらぬも八卦です。

No.2[靴下]11月18日 19:0211月18日 19:03

あみかけで放置していますか?

YESNO。夜なべしていた母さんの運命や如何に!?

No.3[リンギ]11月18日 19:0311月18日 19:05

すごく痛いですか?

YESNO。ヒトの自然治癒能力を侮ってはなりません。

No.4[靴下]11月18日 19:0311月18日 19:05

漢字で書けませんか?

YESNO。時として、敢えてかなに開くことで魅力的な修辞になることがあります。

No.5[靴下]11月18日 19:0411月18日 19:06

暗いところが好きですか?

YESNO。鶴は鳥目なので明るいところの方が好きです。

No.6[リンギ]11月18日 19:0411月18日 19:07

トラップに気づきましたか?

YES!トラップに気づきました!(要素①) [編集済] [良い質問]

No.7[ぎんがけい]11月18日 19:0511月18日 19:06

街の中央に一本だけ高い木が生えていますか?

YESNO。その木はな、かの災厄をも生き延びた奇跡の木なのじゃ。

No.8[リンギ]11月18日 19:0611月18日 19:07

盛大にすっ転びますか?

YESNO。誰か!スリップ注意の看板持って来て!

No.9[リンギ]11月18日 19:0711月18日 19:08

自ら手放しましたか?

YES!自ら手放しました!(要素②) [良い質問]

No.10[きの子]11月18日 19:0711月18日 19:08

帰ってこないでほしいですか?

YESNO。母ちゃんはいつでもウェルカムだからね?

No.11[弥七]11月18日 19:1211月18日 19:19

海は関係ありますか?

YESNO。ウミガメなのにどちらでも良いとはこれいかに。

2

No.12[びーんず]11月18日 19:1511月18日 19:17

最終的には神頼みですか?

YESNO。祈りが通じないこともままあります。

No.13[びーんず]11月18日 19:1811月18日 19:20

古傷が痛みますか?

YESNO。膝に矢を受けてしまってな。

No.14[きの子]11月18日 19:2911月18日 19:30

伸び縮みしますか?

YES!伸び縮みします!(要素③) [良い質問]

No.15[弥七]11月18日 19:3011月18日 19:31

血液はオレンジの香り、ですか?

YESNO。ママレモンの香りかもしれません。

No.16[クラブ]11月18日 19:3011月18日 19:31

特別サービスですか?

YESNO。しょうがないにゃぁ。

No.17[クラブ]11月18日 19:3111月18日 19:32

好きか嫌いかでいえば嫌いですか?

YES!好きか嫌いかでいえば嫌いです!(要素④) [良い質問]

No.18[クラブ]11月18日 19:3111月18日 19:32

妥協しますか?

YESNO。我慢しないほうが良いこともあります。

No.19[きの子]11月18日 19:3411月18日 19:36

秒読み段階ですか?

YESNO。残り100秒になったらみんなでカウントダウンしましょう!

No.20[クラブ]11月18日 19:4011月18日 19:42

うっかりしてましたか?

YESNO。私ものんびり入浴していて出題をすっぽかすところでした。

No.21[キジ猫]11月18日 19:4811月18日 19:52

探してかけますか?

YESNO。メガネメガネ・・・□-□― ノ彡(3ε3;)

No.22[すを]11月18日 20:1611月18日 20:17

もう見ることはできませんか?

YES!もう見ることはできません!(要素⑤) [良い質問]

No.23[きっとくりす]11月18日 20:1611月18日 20:17

足がものすごく遅いですか?

YESNO。小学校のころ、かけっこはいつもビリでした・・・。

No.24[すを]11月18日 20:1711月18日 20:19

嘘が下手だと言われたことがありますか?

YESNO。目の400m個人メドレーです。

No.25[きっとくりす]11月18日 20:1811月18日 20:21

ポイ捨ては重要ですか?

YESNO。ごみはごみ箱へ。

No.26[すを]11月18日 20:1911月18日 20:21

匂いは重要ですか?

YES!匂いは重要です!(要素⑥) [良い質問]

No.27[すを]11月18日 20:2411月18日 20:26

名前に意味はありますか?

YESNO。名前など飾りに過ぎぬ・・・。

No.28[まりむう]11月18日 20:2711月18日 21:05

ぶりっこですか?

YESNOだょ(。╹ω╹。)

1

No.29[まりむう]11月18日 20:2811月18日 20:29

小学生は最高ですか?

YESNO。世界が無限大だったあの頃。

No.30[まりむう]11月18日 20:2811月22日 00:15

童顔ですか?

1

YESNO。その者、年齢不詳につき。

No.31[まりむう]11月18日 20:2811月18日 20:31

選挙に勝ちますか?

YESNO。バンザーイ!バンザーイ!!バンザーイ!!!

No.32[きっとくりす]11月18日 20:2911月18日 20:33

殺人事件は関係しますか?

YESNO。犯人は10代から20代の男性または女性。もしくは30代~50代、あるいはそれ以上ということもあり得る。

No.33[「マクガフィン」]11月18日 20:3011月18日 20:33

ヒントを出しすぎましたか?

YES!ヒントを出しすぎました!(要素⑦) [良い質問]

No.34[「マクガフィン」]11月18日 20:3011月18日 20:33

海賊が登場しますか?

YESNO。バナナだけじゃ満足できねェ!肉持ってこい!!

No.35[「マクガフィン」]11月18日 20:3211月18日 20:37

心に炎を灯しますか?

YESNO。静謐な目をしている人ほど、熱い心を持っていたりします。

No.36[きっとくりす]11月18日 20:3211月18日 20:37

掃除のお姉さんが関係しますか?

YES!掃除のお姉さんが関係します!(要素⑧) [良い質問]

No.37[「マクガフィン」]11月18日 20:3311月18日 20:37

オクラだけにお蔵入りですか?

YESNOの返答をオクラせてください。

No.38[きの子]11月18日 20:4111月18日 20:43

しずめますか?

YESNO。錨を沈めて怒りを鎮めましょう。

No.39[弥七]11月18日 20:4611月18日 20:48

ポストに入れるには青過ぎますか?

YESNO。ポストの中は万物に対して平等に暗闇です。

No.40[ぎんがけい]11月18日 21:2211月18日 22:00

フライングしますか?

YESNO。ギリギリ踏ん張るのです。

No.41[ぎんがけい]11月18日 21:2711月18日 22:00

おちていきますか?

YESNO。それは夢か現か。

No.42[きの子]11月18日 21:3111月18日 21:33

ミスですごめんなさい [編集済]

お気になさらず!この質問はスキップし、No.51まで受け付けます。

No.43[弥七]11月18日 21:3111月18日 22:09

鶴の一声、ですか?

YES!鶴の一声、です!(要素⑨) [良い質問]

2

No.44[びーんず]11月18日 21:3211月18日 22:00

雲が何かの形に見えますか?

YESNO。ソフトクリーム、かに、お母さん。

No.45[びーんず]11月18日 21:3311月18日 22:00

懐かしいメロディが聞こえてきますか?

YESNO。後ろの正面だーぁれ?

No.46[ぎんがけい]11月18日 21:3911月18日 22:00

眠らせてほしいですか?

YESNO。出題時間が19時と早めだったのは、実は早めに寝たいからでした。

No.47[さなめ。]11月18日 21:5111月18日 22:06

めっちゃめちゃ可愛いですか?

YESNOだよぉ( ˶´⚰︎`˵ )

1

No.48[さなめ。]11月18日 21:5211月18日 22:00

すぐそこにありますか?

YES!すぐそこにあります!(要素⑩) [良い質問]

No.49[さなめ。]11月18日 21:5311月18日 22:00

厳しいですか?

YESNO。ムチの後にアメがあるかもしれません。

No.50[さなめ。]11月18日 21:5311月18日 22:00

美しいハムは関係しますか?

YESNO。この光沢・・・まさに本物の脂だ!!

No.51[ほずみ]11月18日 21:5511月18日 22:00

キャタツですか?

YESNO。もっとホンシツを見ようよ!

以上で要素募集を締め切ります。ただ今より投稿フェーズに入ります!

★投稿の際にご注意いただきたいこと★(上記ルールの再確認)

①投稿作品は、別の場所(文書作成アプリ、テキストエディタなど)で作成してください。

②投稿作品の末尾には、「完/おわり/End」などの、終了を知らせることばを記載してください。

③すでに投稿済みの作品の末尾に、終了を知らせることばの記述があることを確認してから投稿してください。

④最初にタイトルのみを質問欄に投稿し、次いで作品本文を投稿してください。
No.52[tsuna]11月18日 22:1311月29日 22:09

ゲットワイルド

感謝の気持ち、みんなの行動で示そう。 [良い質問]

No.53[tsuna]11月18日 22:14未回答

【簡易解説】
退治してくれた人への感謝のしるし

その昔、人食いの化け物が住み着いてしまいました。
長老の鶴の一声⑨(43)で化け物を退治しようと、化け物のすぐそこに⑩(48)人の匂い⑥(26)を付けたマネキン内部に毒を仕込むという罠を仕掛けましたが、
食べる直前に関節が伸び縮み③(14)したので、これは罠だと気づき①(6)は食べることなく手放してしまいました②(9)
そこで、化け物を退治してくれる人を雇ったら匿名希望の人が速攻で化け物を退治してくれました。
その後その人が嫌いな④(17)バナナを退治した月の最終日だったこともあり、月の最終日には食べないようになりましたとさ。
因みにその人は、もう撤去されてしまい見ることが出来ません⑤(22)が、当時は新宿駅の伝言板にXYZと書くとスイーパーのお姉さん⑧(36)が・・・ヒントを出しすぎました⑦(33)

おしまい
[編集済]

回答はまだです。

No.54[tsuna]11月18日 22:5011月29日 22:09

スティルラブハー

かわいい男の子は好きですか? [良い質問]

No.55[tsuna]11月18日 22:51未回答

【簡易解説】
村人の勘違い

美女から化け物退治の依頼されたスイーパーの俺は、彼女との一夜を内緒で報酬の一部に含めて依頼を受けようとしたが、相棒のお姉さん⑧(36)は断りたいような雰囲気だ。
しかし、俺の「今月の家賃のためだ」という鶴の一声⑨(43)でしぶしぶ承諾。
早速村に行こうとしたら、その村は山奥にあるので車では行けず歩いていくことになってしまった。
車に最低限必要な荷物以外は置いていき②(9)
日頃の不摂生がたたり、やっぱり依頼を断ろうと思ったが、美女のいい匂い⑥(26)と、村はもうすぐそこ⑩(48)という言葉で何とか村にたどり着いた。
化け物自体は急所が光っているという分かりやすいヒント⑦(33)のお陰でコルトパイソン1発で退治した。
その後は、内緒の報酬、そう彼女との一夜の時間だ。
股間をまさぐると、伸び縮みする③(14)何かがある、「そんなバナナー」と叫ぶ俺。
美女だと思っていたら美少年だったことが判明。まさかそんなトラップ①(6)が仕込まれていたとは・・・
何事かと驚き、部屋に入ってくる村長以下。
そこには「バナナ怖いバナナ嫌い④(17)」と怯える俺。もう彼女いや彼のことを見ることが出来ない⑤(22)
そして次の日の朝、俺は一人寂しく帰った。

その後、俺がバナナ嫌いだという事になり、退治した月の最終日は食べないようになったらしい。

めでたしめでたし
[編集済]

回答はまだです。

No.56[tsuna]11月18日 23:2011月29日 22:09

らんにんぐとぅーほらいずん

ミイラ捕りがミイラに。 [良い質問]

No.57[tsuna]11月18日 23:22未回答

【簡易解説】
化け物が食べるものは食べたくない

私は悪を掃除するお姉さん⑧(36)
今日の依頼は美女からの人食い化け物(鶴)の退治とのこと。
気乗りはしないが、手帳には他の依頼を見つける事が出来ない⑤(22)ので、これも家賃を払う為としぶしぶ了承。
村までの道のりは相当険しく歩くのが嫌い④(17)な私には苦行です。
しかし、道中、匂い⑥(26)に誘われ、わき道にそれたすぐ先にいた⑩(48)ソロキャンパーが振る舞ってくれた手作りカレーは非常に美味しかった。隠し味にバナナを入れるそうです。
そこで私は気付きました。あ、このキャンパーこそ退治する化け物だと。
という事はカレーの中に入っている肉はそういう事なのでしょう。罠に気づいた①(6)時にはもう遅かったようです。
化け物がいる村の近くでソロキャンパーがいる違和感と言うあからさま過ぎるヒント⑦(33)に気づかない私が悪いのです。
私は化け物を倒し、私は人としての私を捨て②(9)化け物になることにしました。
村には変声機の周波数を伸び縮み③(14)させて正体を隠し、化け物鶴の一声⑨(43)として贄にバナナを追加することにしましょう。
その後、村では化け物に捧げる月の最終日には贄であるバナナを食べないようになったようですが、そんなことは知ったことではありません。

おわり
[編集済]

回答はまだです。

No.58[さなめ。]11月18日 23:2411月29日 22:09

【神様の与太話】

全部バナナがうますぎるのが悪い! [良い質問]

No.59[さなめ。]11月18日 23:25未回答

【簡易解説】
月末に神様に感謝しがてら宴会や遠足を開く村人。その中で生まれた、「バナナはおやつに入るのか」の争議が面倒になり、これ以上の争いを宴会で生みたくなかったので、いっそのこととばかりにバナナを食べるのは禁止にしたのであった。

貴方は、バナナってものは好きでしょうか。黄色くて細っこい、あいつ。
…私?私はそんなに。好きか嫌いかってば嫌い④ってな感じでしょう。口の中でネチョって伸び縮み③する感じが好かないからかな。
まあええ、とりあえずはね、こんな小さな村に来たんは、月末のバナナ持参だけはご法度だっけ、覚悟しておけな。あとで惜しんでも恨みなしですよ。
…なんでか、つって?すぐそこにあるがな⑩、この村のバナナの歴史が、その石板に書いてあるんですよ。それとも、もう掠れて見えないかな⑤?
この村はな、小さいのによう生き残っとー村なんで、神様のご加護だといって、この神社がありがたがられるんだ。月末になるは、今月もよう続かせて頂きました、感謝を述べさせて頂きます、っといって御供えをするのです。50に満たん村人達の総出でな。
しかしながら、それは形骸化した付帯行事に他ならず、本旨は村人の宴会にシフトしていきました。生徒数10人の小学校の、遠足も兼ねてんですよ。こん村は子宝にも恵まれてましてね。
そんな折、ある教師が、確か名前は、美しいハムで美公さんでしたか、一人の男の子に言いました。おやつは一人に300円!その量は多すぎやしませんかっと。
…お分かりでしょう。それがバナナですよ。これをおやつに入れればルール違反圏内。しなくは正当。もし違反ならとんだトラップだと、叱りたがりのうるさがり教師に気づいた①男の子は楯突きました。バナナはおやつに入りません!
何をいう、この甘美な匂いが重要な事項です⑥、これは甘味でしょう。
いいや、先生、みかんはおやつじゃないでしょう。みかんありのバナナなしってのは、あまりに未完な論拠、校長もそんなバナナいいますわ。
それを火蓋に、校長や親、果ては追随する老人達まで、神様も宴会も投げうっての大議論でしたよ。バナナはおやつか、その匂いは大事か、校長はそんなバナナか。代理戦争ものの大騒ぎでしたね。
それにて、月末争議の9か月目に、遂に言ってやりましたよ、私がね。

もう、うるさい!喧嘩する子に、バナナは食べさせませんよ!!

久々の私のお目見えに、叱責。彼らはどう思ったでしょうね。それこそ、そんなバ…。いや、もうしつこいか。
とにかくね、私の鶴の一声⑨で争いは閉幕、物議を醸すグレーなあの子は、月末の宴会や遠足に限り封印となった運びです。これで全部終わり。

…ん、そういう私は一体誰かて?掃除当番の若い巫女⑧にしては見てきたように語るし、口調もなんやらおかしいかて?
うーん人間の言葉は難しいからなぁ。そろそろ、この巫女さんの体も手放そう②かな。
…なに、貴方がいらっしゃったほんの10分そこらですよ。それとも、その驚きは、私の正体についてかな?

少し、ヒントが過ぎましたね⑦。

私は、いつも村の皆さんを見守っているんですよ。だって、この村の雰囲気が気に入ったからね。自然は気持ちいいし、村人も明け透けで、何より御供えのお饅頭は絶品だ。少しくらい存続に、手を貸してやってもいいだろう?ご加護なんて、そんなものさ。
…よし、じゃあな青年。村の取材、頑張って下さいね。私の魂が抜けたあとの、この巫女の面倒見も宜しくね。暫くは朦朧とするだろうから、看病したって男を見せるチャンスだぜ!

終わり。(総字数1319字 要素数10)
[編集済]

回答はまだです。

No.60[弥七]11月21日 13:3911月29日 22:09

『J.D.サリンジャー先生によろしく』

生きたい奴は食え。死にたい奴も食え。 [良い質問]

No.61[弥七]11月21日 13:40未回答




「あのね、バナナがどっさり入ってる穴の中に泳いで入って行くんだ。入るときにはごく普通の形をした魚なんだよ。ところが、いったん穴の中に入ると、豚みたいに行儀が悪くなる。ぼくの知ってるバナナフィッシュにはね、バナナ穴の中に入って、バナナを七十八本も平らげた奴がいるんだ」

『バナナフィッシュにうってつけの日』(J.D.サリンジャー)





ーーーーーーーーーー





こんなジャングルの奥地で、サリンジャーの一節に出会えるとは思わなかった。若い私が、一介のカメラマンとして売り出そうと躍起になっていたあの時代。内戦の傷痕の残る寂れた村中で、私は生涯忘れる事のできない経験をした、そのひとつを話そう。


読者諸君は、バナナを口に入れた瞬間に、赤の他人から拳で殴られたことはおありだろうか?


全ての始まりは、まずそこからだ。


辺鄙な村に滞在して、ひと月も経たぬ頃。
その日は特別奇妙で、いつもは騒がしい村人達も朝から一歩も外に出ることもせずそれぞれの家屋に身を潜め、私のような部外者や老人、病人の類はまとめて豚小屋の中に閉じ込められた。
彼らは物音立てることなく、険しい表情で壁の隙間から外の様子を伺っている。


3時間ほどたっただろうか。


なにしろ熱帯の激しい気候である。さらに狭い空間で缶詰みたく人間が押し込まれている様など地獄でしかない。
私は何か気でも紛らわそうと(14)腕を伸び縮みさせてリュックの中から乾燥バナナを取り出した。(乾燥して「しまった」、という表現が正しい)
旅先の露店で見つけてから随分経っていて(17)こんなもの別に好きでも無いが、飢えるよりいいと思って買ったものだ。


その時だ。隣の男が思いっきり私の頭を殴った。


口に含んでいたバナナが豚箱の中を石切のように飛んでいく。
唖然として男の顔を見てさらに驚いた。彼はどうにも怒りに任せて暴行を加えたわけではないらしい。その目は見開き、唇は恐怖のため小刻みに震えていた。


(しまえ!)

(吐き出せ!)

(捨てろ!)


周りの男たちも静かに、しかし明確な怒号を私に浴びせかけた。混乱した頭の中で、もう1人隣にいた老人が皆に落ち着くよう制しているのが見えた。

「お前、村の人間じゃないな?」

辿々しい英語で自分のことを話すと、老人は私を壁の穴まで引っ張っていき、覗くよう合図した。

「なんだこれ」

外には見知らぬ軍服を着た兵士が村の広場を占領していた。抱えた黒いライフルが太陽の光に照らされて眩しく光っている。(48)すぐそこを走る戦車の無限軌道が轟音となって小屋を揺らし、私たちの頭に埃を被せた。

「どうして殴られたか、それでも理解できないだろうな」

私が頷くと、老人は滔々と全てを語ってくれた。

「喩えていうなら、ここはサリンジャー先生の頭の中だ……
戦争のせいで、頭の狂っちまった人間達がわんさか住んでる所なのさ」





ーーーーーーーーーー





ジャングルというのはどうにも、戦争に適した場所であるらしい。

背の高いヤシやシダなど、熱帯雨林に特有の植生が戦闘機の空爆から身を守ってくれるし、何より敵がはぐれて分散しやすい。それはゲリラ戦においては非常に好都合だ。内戦が起きた時、この村の周囲は活発な戦闘区域だった。

しかしいくら戦いに適しているとはいえ、生きていくには非常に厳しい環境であることに違いない。兵士は何より飢えに苦しみ、食糧を求めて彷徨った。

唯一食えるものといえば…バナナだけ。
幸運にもそれは糖分も高く、腹持ちもいい。彼らは空爆によってできた穴に収穫した若い実を埋め、(26)熟していい匂いがするまでそこで保存した。(22)今では見ることもないが、奴らは『バナナ穴』と呼んでいる。腹を満たすために穴に飛びつく兵士はまるで餌を見つけた魚(バナナフィッシュ )のようだった。

まさかそれが、罠に変わるとは思いもしなかっただろう。
人間は時に、恐ろしいことを考えるものだ。

作戦はいたって単純だ。
ジャングルの中で敵側の『バナナ穴』を見つけたら、そこに地雷を巻いて待ち伏せをする。簡単だろう?(6)勿論そんな罠はすぐに気付かれるが、しかしこれほど相手を効果的に追い詰める方法は他にないだろうな。小規模の戦闘をいくら繰り返しても制圧などできないが、食糧がなくなれば一週間も待たずに敵は全員死ぬからだ。

どんなに腹が減っていようが、(9)『バナナ穴』を自ら手放す以外に方法はない。飢えて死ぬか、穴に飛び込んで死ぬか。それぐらいしか、残された選択肢は無かった。そして自分も同じ状況にさらされながら、お互いがお互いを殺し合った。


全ては戦争が見せた悪夢。


あそこに立ってる兵士は、
その地獄を見てなお、そこから這い出たもの達ばかりさ。
自分がなぜ生き残ったかも分からないままな。




ーーーーーーーーーー





「戦争が終わっても、ここはいまだに軍の占領地だ。月に一回、燃料の補給のために戦車が村を訪れる。
その日は誰も、バナナなんて食わない。
……バナナは所謂戦争の象徴だ。奴らの頭の中では、2つが恐怖という鎖で繋がってる。ただの恐怖じゃない、死の恐怖だ。」

私を殴った男が、やっと冷静さを取り戻したのだろう。こちらに近付き、震えがおさまった唇で話し始めた。

「……いいか、バナナフィッシュにバナナを見せるな。
食われるだけならまだいい。
戦争のことを思い出せば、奴らはたちまち狂い始める。

いや。もうすでに狂ってるのかもしれない。

(36)村長の家事手伝いの女が、1ヶ月前に砲弾に撃たれて殺された。
わかるか?砲弾だぜ??
ただ目の前でバナナを食っただけなのに、だ。

『月末にバナナを食うな。』
(43)村長の一声で仰々しく掟にまでなったのはそれからさ。」

(33)ヒントは十分出したつもりだが、と老人が付け加えた。

「なぜ殴られたのかわかったか?
わかったら荷物の中にあるバナナを全部捨てることだ。それができないなら俺たちの迷惑にならないように何処かへ飛んでいって拳銃で自殺でもしてくれ。シーモア・グラスがそうしたようにな。…理解したか?」

「ありがとう。もう、十分だ」

戦争は心の傷となって人を狂わせる。例えばこんなバナナでさえ、悪夢の発火剤になりかねないということだ。

私はリュックにあった乾燥バナナを全て豚に食わせた。


(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)
(要素10個 2310文字)


参考文献:『A Perfect Day for Bananafish(バナナフィッシュにうってつけの日)』(J.D.サリンジャー)


※J.D.サリンジャーの軍歴(Wikipedia)
1942年、太平洋戦争の勃発を機に陸軍へ入隊。2年間の駐屯地での訓練を経て1944年3月にイギリスに派遣され、6月にノルマンディー上陸作戦に参加、激戦区のユタ・ビーチに上陸する。フランスでは諜報部隊に所属。激しい戦闘によって精神的に追い込まれていき、ドイツ降伏後は神経衰弱と診断されニュンベルグの陸軍総合病院に入院する。

[編集済]

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No.62[弥七]11月21日 13:40未回答

簡易解答:その村は以前、内戦において活発な戦闘区域だった。戦争の終わった今でも月に一度、燃料を補給するために軍隊がやってくる。彼らにとっての戦争の象徴が「バナナ」であり、兵士のトラウマを呼び起こす事の無いよう、それを目の前で食べる事は当然許されていないのである。
[編集済]

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No.63[あひるだ]11月21日 18:3911月29日 22:09

黒歴史ジョバナーナ

言い出しっぺにしっぺ返しを。 [良い質問]

No.64[あひるだ]11月21日 18:42未回答

【簡易解説】
給食のバナナを握り締め苦悩する園村(そのむら)。彼には自ら課した、「各月の最終日にバナナを食べてはならない」と言わねばならぬ罰ゲームの絶対的ルールがあるのだ。どうなる園村!
次回『園村、死す』。



──ハローエブリワン! 今日11月30日も始まりました、海亀中学二年B組男子ぃによります脳内解説のお時間です! 解説者はわたくし亀田と。
──わたくし、海野が勤めさせて頂きますー。

──さて、早速本日の主役、我らが友人『園村』の様子をうかがってみましょうか。
──おや、給食で出たバナナを握り締めて苦悩していますねー。さっきから彼に視線で『早よ行け』とプレッシャーをかけてるんですがなかなか行動に移せないみたいですねー。
──おおっとこれはまさかの企画倒れか!? しかし言い出しっぺのお前が逃げる事は許されないぞ園村!
──その通りですよー。ちょっと成績が伸びたからって調子に乗って、期末テスト五教科の合計点が三人中ビリの奴が罰ゲーム、なんて言い出したのは君ですよー。伸びたと思ったらすぐ縮む③(14)癖に。
──その点については俺らも人の事言えませんけどね。しかし実際園村がビリだった訳ですが、海野さんとわずか五点差だった事を考えると貴方もかなり危なかったのでは。
──はい、本当にギリギリでしたよー。特に国語と英語がヤバかったですねー。
──確かに今回の英語は難解でしたね。リスニングなんか、山勘で正解の匂いがする⑥(26)方を選ぶしかなかったですもん。しかし国語はかなり簡単だったと思うのですが?
──国語はですねー、問題文中にやたらヒントが有りまくり⑦(33)だったから逆にこれはトラップ、引っ掛け問題だ!って思って①(6)あえて別の選択肢選んだら軒並み外れてましてー。
──あらら、それは深読みし過ぎましたね。そういえば園村も何故か国語で苦戦を強いられていた様ですが。
──あーそうそう。鶴の一声、を⑨(43)『キジの一声』って誤答してたのには俺ら大爆笑でしたねー。『雉も鳴かずば撃たれまい』と混ざったって喚いてましたが言い訳してもどうにもなりませんよーと。
──答えがすぐそこにある⑩(48)のに出て来ない、あるあるな話ではありますね。
──雉も鳴かずば撃たれまい、正に今の園村の状況ですねー。夜食のバナナ貪りつつアニメ見て適当に考えた罰ゲームなんて、ろくでもないもん人にやらせようと企むからバチが当たりましたねー。
──まあ園村にとって不幸中の幸いなのは、初期案だった『掃除のお姉さん⑧(36)に告白する』って罰ゲームが俺達に却下された事でしょうか。
──お姉さんって呼ばないと怒る掃除のおばちゃんですねー。流石に色々問題ありそうですから止めて正解でしたねー。


──っと、我々がアイコンタクトで会話している内に園村が動き出しました! おもむろに席を立ち、バナナ片手に担任の権田原先生の元へ向かいます!
──片や権田原先生は豪快にナポリタンをすすっていますねー。いちいちリアクションが大きいってんでいまいち生徒からの人気が無い④(17)先生ですが、僕は好きなんですけどねー。
──いよいよ権田原先生の前に園村が立つ。果たして園村はプライドを手放し②(9)、ミッションを完遂できるのか!

「あの、先生。バナナ残してもいいですか?」

「お? おお、別にいいぞ。というかいつも残す時に俺に許可取る必要はないだろ、今日はどうしたんだ?」

──さあ、ついに園村が切り出した! 権田原先生は鳩が豆鉄砲くらった様なきょとん顔だ、畳み掛けるなら今だぞ!
──頑張れ園村ー、漢を見せろー。

「先生、実は俺達園村の一族は……ご先祖様の言い付けで“各月の最終日にバナナを食べてはならない”んですよっっ!」

──き、決まったあああ! 園村が考えたダサいバナナの断り文句に加え、彼の十八番ジョジョ立ちだあー!
──ジョジョ立ち、すなわち最近アニメ化された有名漫画のキャラクター達が取る独特な決めポーズですねー。絶妙に無理がある体勢なのに流石運動部、体幹が強いですねー、完璧にキマってます。
──ああっ、ここで権田原先生が思わぬ反応、これは『拗らせちまって……』と言わんばかりの哀れみの視線だあーっ! 痛い、こっちの胸まで痛い!
耳まで真っ赤になった園村、もうまともに前が見られません⑤(22)! ひたすら床を見つめながら席へと戻って来ます。なんかごめんな園村……。
──素晴らしい健闘ぶりでしたねー。彼の勇姿を讃えて、今後は有名漫画の主人公の名字をもじって『ジョバナーナ』とでも呼んでさしあげましょーか。
──すでにひそひそと『ジョバナーナ』というワードがクラス内に飛び交っていますね。これは同窓会まで引っ張られるあだ名になる予感がします。
──園村は机に突っ伏して死んでますねー。
──なんかごめんな園村……。

──さーて、そろそろお開きにして園村ジョバナーナ君を労いますかー。
──あ……そうしますか。えー、ご清聴ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。それでは皆さん、ちゃお!
──ちゃおー!


黒歴史ジョバナーナ【おわり】
[編集済]

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No.65[キジ猫]11月21日 19:0911月29日 22:09

愛か仇か隣人か [編集済]

奇麗な薔薇には棘がある。甘い破奈々には――― [良い質問]

No.66[キジ猫]11月21日 19:10未回答

【簡易解説】

その村のバナナは固有種である。長い間独自の進化を遂げ、胃液に晒されても発芽する耐性と、甘い香りで獲物を誘い捕食者をほぼ確実に苗床にするほどの凶悪な寄生性を身につけた。
常時食べてはいけないが、例え危険だと分かっていても食べたくなる香りを放つため、眼がきかない分鼻が鋭くなる上、見回りの目が行き届きにくく特に危険が高まる新月の日に関してわざわざ掟で定めている。





※微グロ注意
※かなり長文。お時間のある時にどうぞ。


西瓜の種を飲み込むとヘソから芽が出る、という俗説をご存知だろうか。


******


その村は、 遥か山陰の中に在った。
外界から隔絶されたその地は未だに太陰暦を用いているような有様で、自給自足を基本とし、四季折々の恵みに腹を満たし、小川で喉を潤し、特に厳しい冬などは老人子供が絶えてゆくのもまた常と、つまりはそういう場所であった。

この村には1つの掟がある。
『月の終わりに、破奈々(ばなな)を喰らってはならない』
破奈々、というのは周りの村に⑩よく生えている植物の名だ。生命力がとても強く年中青々としていて、例え切ってしまっても直ぐに生えてくるほか、利用価値が高く大きな葉は傘や皿に、真っ直ぐ伸びる幹は木材にと永らく重宝されている植物である。
しかし、村長の息子ーーーラテヲは、ずっと不思議に思っていたことがあった。
「破奈々の花てぇ、見たことなげなぁ」
こんなに身近にあるのに、ラテヲは破奈々の花というものを見たことはなかった。何故なら村には代々、破奈々の花かきを生業とする『花掃き人』がいるからだ。⑨当代の花掃き人は女であった。
「蕾みっつけたぁら、あてに教ぇーてやぁ」
決まり文句を、いつも彼女は口にする。
「甘ぇー匂いや、するんだば?だらぁ、すっぐに分かろうがゃ」
⑥破奈々の蕾は甘い匂いがするんだと、花はその数段芳しいと、そればかりは誰でも、産まれたばかりの赤子だって知っている。けれど、ラテヲもその友達も実際の匂いは一度だって嗅いだことがなかった。
それは彼女が蕾のうちに花かきするからで、なんとしても咲かせないという執念を以ってして辺り一帯の蕾という蕾を駆逐しているからだった。
「やー、そげな良か匂いゆぅたらば、いっぺん嗅いでばみてぇがなぁ」
「やめときぃな、きぃと、死ぬまで嗅がんほうやぁ幸せぇやら」
彼女はいつだって止めるが、⑦甘いものが貴重なこの村で、そんな至福な香りを放つといわれる花なら嗅いでみたくなる子供が現れるのは当たり前の流れだった。

「にぃ、兄ぃ、明後日ぁ夜空いとぅ?」
夜、家族で囲炉裏を囲んでいると、妹がそろり寄ってきてラテヲの裾を引っ張った。
「あてなぁ、そのなぁ、兄ぃと行きたぁ場所あんねや」
「明後日ば朔の日だら、夜ぁ外出だら怒られっぞぉ。おめも知ってんべや?」
「やて、そん日くらぁしか見れへん良ぃもの、あて知ってまったんやぁ」
「真っ暗やげ、危ないて言いよる。明日じゃいかんのげ?」
「やー、どしても、明後日ぁ良ぃ。
⑨……にぃと一緒ぉ行きたい。」
妹が裾を握ったまま甘えるように覗きこんでくる。何かが甘く引き絞られるような心地がしてラテヲは思わず胸を押さえた。黒い瞳がくりくりと輝くのを見ながら、ラテヲの頭は既に如何に明後日の夜抜け出すかの算段を巡らせていた。

「にぃ、兄ぃ、こっちやえ」
月のない夜。手元の細い灯りを頼りに、小さな影が先導するようにして獣道を進む。眼がきかないぶん、他の感覚が鋭敏になっているのだろう。辺りの小さな音でも逃さぬよう、囁くように会話を交わしながらしばらく山を分け入っていくと、不意に妹が『ちかぃ』と言った。
「おお、着きそうか」
「うー!⑩もぅすぐ……兄ぃももう分かるとやぁ」
その瞬間、道が開けた先からふわりと風が吹いてきて、ひどく甘い匂いが鼻をくすぐった。
「甘ぇ……?」
「うー!着いた、これぁ!」
妹が満面の笑みでラテヲを振り返る。そこには見慣れた破奈々の木が、見慣れぬ黄金色の花と実を着けて立っていた。
「やった、ちゃんと咲いとぅ!良い匂いするてぇ言いよるから、兄ぃにも見せたかったんよ。しかも実ぃまで着いとぅな!」
村からはかなり離れているし、山深くだから奇跡的に掃かれなかったのだろう。どっしりとした幹の上方には溢れるほどの花弁がついて、その下方に2つ3つ、弓形の果実らしきものが舌で感じているのかと錯覚するほどの甘い匂いを滴らせてぶら下がっていた。
「美味しそやし、ひとつぐらい味見してもよかろ。なぁに、毒だったら一口齧ってすんぐ吐き出しゃー良ぃねや。」
そう言う妹とは裏腹に、一瞬、ラテヲの脳裏に掟の事が過ぎったが、今宵散々悪いことをしているのだから今更かと、無粋なことを言うのはやめた。
ちらちらと向けられる期待のこもった幼い瞳に応えるため、ラテヲはするすると木を登ると、妹に向かって実をもぎってなげた。妹は早速実を二つに割ったが、ぶわりと広がる芳香に我慢ならなかったのか、止める間も無くかぶりついた。
「ふわぁあ、こんなの初めて食べてん!とろりぃして、甘きゅうて、とぉても美味しい!」
妹は兄に向かって今日一番の満面の笑みを溢した。
②結局二つに割った実は両方とも妹の胎に収まったが、ラテヲは満足そうな妹を見ているだけで満足だった。
どんなに美味かったか、妹がその味や舌触りを幼い語彙を駆使して兄に伝えていた途中。言葉が急に止まった。
「にぃ、なんかあて、へん。」
妹がその場で蹲る。ラテヲは慌てて駆け寄った。食い過ぎかと思ったが、どうも妹の顔がいやに青白い。大丈夫か、と声を掛けようとしたときだった。

ずるり、と。隣の胎内で何か蠢く音を聞いたような気がした。

妹の口から何か出ている。
それが青々とした、何か細長いものだとまでラテヲが認識できた時には、絶叫と共に妹の腹から血飛沫が舞っていた。ぱたぱた、びたり。赤い雨と共に肉片が降り注いで頬に張り付いた。妹がよろめいて仰向けに崩れ落ちる。何かが、その小さな腹を破って聳え立っていた。
「ぁ……、?」
ラテヲの手から滑り転がった灯火が、その全貌を映し出した。
木だ。青々とした木が生えている。てらてらと赤い粘液を纏った枝葉は③ゆらりぐらりと伸び縮みしながら、その背を上へ上へと伸ばしている。ひゅぅ、と誰かの喉が鳴った。桃色の肉を見せて弾けた妹の腹から生えているそれを見ながら、頭のどこかが何かしなくてはならないと叫んでいるのに、硬直した身体は指の一本でさえ、何もしようとしなかった。

「遅ぅかったか……!」
不意に背後から声がした。花掃き人の声だった。
「やれ、蕾見ぃっつけたら、甘ぇー匂いやしたら、あてに知らせぇ言うたのに!あれほど、あれほど!!」

花掃き人の存在。村の掟。そして、目の前の光景。
ラテヲはその時、すべてを理解した。
あれは、あの甘い匂いは、①獲物を誘っていたのだ。
自分達のような何も知らない生き物を釣り、その種を胎の中に収めさせーーーそして内から食い破るために。
「破奈々は生き物の腹を食ぃ破って増える菜っぱや。
けんど、いくら危ない言ぅても、破奈々はあてらの暮らしに不可欠。なら、すべて根絶やしにするんでなく、危険な実を着けさせんよう、あてら専属の生業人を用意し、花のうちから掃いてしもて。更に匂いに釣られる輩が出やすい上、見回りが行き届かんでいっとう危険な朔の日にゃあ、わざわざ掟まで作ったるんやぁ。」
「なして、黙っとったんじゃ……、せめて知っとれば。」
「生き物を食ぃ破って増える言ぅたろ。捥いだ枝葉の、その木の元が『誰』だったのか。知ってそれでも難無く暮らしが続けられる子供が何人居ようや。」
やけぇ、知るのは大人だけや。彼女は妹がいた場所を見下ろしながら静かに言った。小さかった身体は、⑤既に湧き出る根に呑まれ見えなくなっていた。

にぃ、と呼ぶ声が頭を離れない。

朔の日に、外に出ることを決めたのは自分だった。
掟破りと知っていて、妹を止めなかったのも自分だった。
「わてさえ、掟さ守っとれば。」
思わず溢れた言葉はそんな音をしていた。


******


山陰深く。外界から隔絶されたとある村の周りには、幾本ものバナナの木が生えていた。
決まりに厳しいと有名な村長は山中に生える一本をいっとう大切にしていたが、子供達にそんなに好きなのかと揶揄われる度。迷子のような虚しそうな、奇妙に苦い顔をして『④好き、じゃねぇべ』『おめら、掟ば絶ってぇ守れよ』と言い聞かせたという。


《了》

想定解答キーワード:
『太陰暦』
『新月の夜は特に危険』
『寄生性』
[編集済]

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No.67[異邦人]11月21日 21:5211月29日 22:09

『月ヲ喰ラウ怪物ノ伝承』

バナナの実が白いのは、お日さまの光をたっぷりと浴びているから。 [良い質問]

No.68[異邦人]11月21日 21:52未回答

◆簡易解説:バナナの中に新しい月となる『月の子』があるという言い伝えから、月齢に合わせた暦を使うその村では、月末である新月の日にはバナナを食べない。

今日より七千年前。アフリカにあるその村は、月を見守り、月に見守られていた。
太陽の光を浴びて育つ果実『月光果』は月の子であり、村人たちの主食であった。前の月が枯れると月光果のどれか一つが新たな月へと育って夜空に上る。故に村人たちは新月の日は月光果を食べることはない。

村人たちが月光果を食べない時はもう一つあった。月食の夜である。
ある周期に従い暗闇ノ獣が満月を喰らうことを村人たちは知っていた。その度に村人たちは月光果を食べずに月の回復を祈ってきた。

満月の夜、月が暗闇ノ獣に喰われ出した。村人たちは喰われた月が回復することを祈りながら空を眺めていた。しかし此度は違った。暗闇ノ獣に喰われた満月が再び現れることは無かった。村には闇が広がった。月を喰らい終わり夜空から飛び降りて村外れにある月見ノ丘に立った暗闇ノ獣は、真っ赤な舌と緑の眼だけを現して村に向かってこう告げた。
「月は喰ろうた。儂が喰ろうた。今宵から夜は儂が支配する」
その夜から、夜空に月が上ることはなかった。

村長の⑨(43)鶴の一声の下、村人たちは月光果を食べることなく祈願することを決めた。信仰心に篤い村人たちであっても月光果を食べずに過ごす期間が④(17)好きか嫌いかと聞かれたら嫌いであったが、未だかつてない事態に為す術は一つしかなかった。
今年はあらゆる作物が歴史的な凶作であった。主食である月光果を食べられない中、他の作物で食い繋ぐにはあまりにも凶作の年であった。暗闇ノ獣はそこを狙っていたのだ。月を護る村を滅ぼさないことには月は滅びず、月のある間は村に手出しできなかった。夜から光を排除するにはまたと無い機会であった。

村人たちが月に祈る信仰の結界がある限り、暗闇ノ獣は村に手出しできなかった。暗闇ノ獣は月見ノ丘に立ち、真っ赤な舌と緑の眼を現して村に向かってこう告げた。
「人間よ、腹が減ったか。腹が減ったのならば取引をしてやろう。儂の目には光って見えるその果実を儂に捧げれば、代わりに食料をくれてやる」
飢えに苦しむ村人たちの心は揺れたが、誘いには決して応じなかった。村人たちには希望があった。月が枯れて月無き夜を迎えた後には、月光果から新たな月が育つ。満月の夜から新月の夜まで月光果を食べずにいれば新たな月が夜空に上るという希望が、村人たちの心を支えた。
村人たちは耐えた。飢えに耐え、闇夜に耐え、月無きことに耐え、暗闇ノ獣の恐怖に耐えた。

幾日も経ち、新たな月が上るのは今日か明日かとなった。憔悴し切った村人たちは祈りながら夜空を眺めた。
スッ、と細い細い弧が月出ル山の頂から上ってきた。弧は夜空に浮かび上がると静かに村を見下ろした。月見ノ丘からは暗闇ノ獣が姿を消していた。

村人たちは喜んだ。耐えに耐えてきた村人たちは、涙を流しながら月光果を頬張った。
村人たちは大いに喜んだ。夜空の弧も③(14)伸び縮みしながら大いに喜んだ。

(6)罠に気付いた時には遅かった。
夜空の弧は裂けて真っ赤な舌を出し、緑の眼を開くと勝ち誇るように村に向かって告げた。
「月光果を喰ろうたな。新月の夜に月光果を喰ろうたな。祈りは途切れた。月は死んだ。⑤(22)月は二度とは現れん。これで夜は完全に儂の支配下じゃ」
星々も姿を消した。夜空は闇に変わり果てた。口と目だけを見せていた暗闇ノ獣が全身を現した。闇よりも暗い真闇の毛を纏う巨大な化け猫のようであった。村に足を踏み入れた暗闇ノ獣は、月光果を見付けては喰らっていった。
「儂の目にはその果実は大層光って見える。隠したところですぐに見付けられるぞ」
ギョロギョロと村人を舐めるように見回しては、村人が懐に入れた月光果をも見逃さなかった。
村人たちは絶望した。

一夜明けども、夜になれば暗闇ノ獣は村に現れた。家中をギョロギョロと覗いては月光果を見付けては貪った。

村には神殿があった。神殿周囲を⑧(36)掃き清める聖務に就く巫女が皆の前に名乗り出た。
「月出ル山に行き、そこから直に空へと月を上げるのです。端くれと言えど私も月の巫女。私が行きます」
夜明けと同時に巫女は僅かな月光果を携えて月出ル山へと向かった。

次の夜も暗闇ノ獣は村に現れた。村の畑をギョロギョロと眺めては育った月光果に喰らい付いた。
村人たちは苦しんだ。しかし最後の希望を信じて耐え忍んだ。
そして次の夜も暗闇ノ獣は村に現れた。もはや目触りな月光果は無いことに満足してこう告げた。
「人間よ、飢え死にたくなくばこの地で月に代わって儂を崇め奉るのじゃ」
村人たちは応じなかった。最後の希望を信じていた。その頑なさに暗闇ノ獣は村人たちに策があることを見抜いた。
「人間よ、何か企んでおるな。まだ諦めておらぬな。何を企んでおる。何を隠しておる」
暗闇ノ獣はギョロギョロと村中を見回した。村人を見た。家を見た。畑を見た。丘を見た。山を見た。 見付けた。月出ル山を登る巫女が携える月光果が暗闇ノ獣の目には光って見えた。
暗闇ノ獣は闇夜を駆けるように飛んでいった。
村人たちは真に絶望した。

月出ル山の中腹で暗闇ノ獣は巫女に追い付くとこう告げた。
「人間よ策を弄したな。だがその果実は儂には光って見えるぞ。隠しても無駄じゃ。死にたくなくば全て差し出せ。その光る果実をこの場で残らず喰ろうてやる」

追い詰められた巫女は月光果を②(9)自ら手放した。暗闇ノ獣は手放された月光果を丸っと喰らった。暗闇ノ獣は巫女をギョロギョロとねめつけながらぐるぐると周り、巫女から光が漏れ出ていないことを確認すると月出ル山を飛び降りていった。

暗闇ノ獣が去ったことを見届けた巫女は月出ル山を登り切った。懐から、すっかり黒くなった月光果を取り出した。
「暗闇ノ獣よ、あなたは⑦(33)あまりにも自らを露呈しました。月光果を探すためにギョロギョロと睨むばかりで、⑥(26)鼻はあまり利かないのでしょう。あなたには黒くなった月光果は見付けられないのです。 黒くなっても月光果は死んではおらず。夜明け前が最も暗いように、光は闇の中より出でるのです」

巫女が黒くなった月光果の皮を剥くと中からは白く光る果肉が現れた。巫女は月光果を闇空へと捧げた。月光果は光りながら闇空を上るとカッと輝いた時には目映い三日月へと姿を変えていた。

月見ノ丘に陣取っていた暗闇ノ獣は叫んだ。
「何故じゃ! 光る果実は残らず喰ろうたぞ!」
月光果は⑩(48)すぐそこにあったのだ。暗闇ノ獣には気付けなかったのだ。夜空には月が戻り、星々の輝きも戻っていた。
暗闇ノ獣は夜空に浮かぶ目映い三日月に飛び掛かった。三日月は輝く刃となり暗闇ノ獣を切り裂いた。
ぎぁと呻いて暗闇ノ獣は逃げ去った。夜明けが、すぐそこまで来ていた。

完。
[編集済]

回答はまだです。

No.69[くろだ]11月23日 19:0411月29日 22:09

-とあるバナナ農家の回顧録- [編集済]

俺達の村だから、俺達で変えるんだ。 [良い質問]

No.70[くろだ]11月23日 19:05未回答

簡易解説
月末の厳しいバナナ取り立てがあり、盗みや隠しを疑われるために、バナナは月の最終日には食べてはいけなかった。ある娘があげた声によって、状況は改善されたが、当時の気持ちを忘れないために、今でもバナナの決まりは続けられている。

---

「月末にバナナを食べる?ばかいっちゃあいけねえよ。そんな奴はこの村にはいないね。」

熱帯のとある地域。うっそうと茂る熱帯雨林に囲まれ、誰にも見つかることなくひっそりと狩猟生活を送っていた彼らは、1950年代、秘境探索中のラテラテ国軍に遭遇した。しばらく交流をつづけた後、ラテラテ国はある提案を住民に持ちかけた。

「君たちはバナナを知っているか?この地域では一年を通してバナナが育つようだな。初めの苗は用意するから、70-100日程度で成熟するバナナを月末に一度収穫してくれれば、こちらはいい値段で買い付けよう。物々交換でも構わない。一家族につきおおむね3区画以上あたえて、うまく時期をずらせば毎月収穫が可能になる。狩猟生活では生活も安定しないだろう。どうだ、いい話ではないかな?」

一家族また一家族と手に取る道具は耕作具に変わり、地域全体がバナナ農家となるころには、村と呼べるほどに住民は増えていた。神秘の密林はすっかり切り開かれ、そこかしこに熟した果実の香りが充満するようになった。

「幸せになれたかって?いいや、それが全くだったよ。」

初めのうちはまだ真っ当な取引だったが、次第に安く買いたたかれるようになった。かといって、切り開いた土地とその周辺にはかつての獲物の姿ももうない。村人は安い対価でバナナを貢ぎ続けるしかなかった。罠と気づいたとて戻る道などありはしなかったのだ(6)。自ら手放した、いや、壊した豊かさを悔やんだとてもう遅かった(9)

収穫物は、一度村長の家に集められ、各農園、つまりは家族につき重量が測定される。これは大変な大仕事だが、月の最終日にまとめて行われた。ラテラテ国の受取人が月の初めに来るため、早すぎても間に合わなくてもいけないからである。数えた後、バナナは村長の敷地の大きな倉庫にしまわれた。

「俺たちにはもう見ることもかなわねぇ(22)。不思議な話だろ?俺たちが育てて、俺たちが収穫して、すぐそこにあるってのになぁ(48)。一房、一本だって隠し立てした日には盗んだ濡れ衣でひでぇ目に合わされた。」

しだいにその村では月末にバナナを食べてはならないという暗黙の了解ができた。なぜならその日全ての熟したバナナは倉庫にしまわれているはずであり、食べるためには盗むか隠すかしかないからだ。地面に落ちていたとか形が悪かったなんて言い訳は聞いてはくれない。つまりは疑われるようなことはするな、ということだ。

そんなある月の最終日、事件は起こった。

バナナが数房盗まれているのが見つかったのだ。犯人はすぐに捕まった。村長宅に努めている掃除のお姉さんだ(36)。かさばる量を持ち出したのだ、部屋に満ちる熟した香りといい、ヒントはありすぎるくらいであった(26)(33)。娘は広場に連れ出され、村民の集まる前で、村長が非常な剣幕で問いかける。

「なぜこんなことをした。頭もよくて気立てもいいお前が。そんなにバナナが食べたかったか?」
「・・・好きか嫌いかでいえば、こんなもの、嫌いです(17)。」
「ではなぜだ?」
「おかしいとおもいませんか?なぜ私たちはこんなに苦しい思いをしているのですか?自分たちが食べもしない、食べられもしないバナナを、あくせくと育てて。私達と共にあった森を傷つけ、遠く離れた場所で異国の植物を囲って暮らしているなんて。」
「ふん、何をいまさら馬鹿なことを。ではどうするというのだ、森に帰り獣とともに暮らすか?」
「確かに私達はもう森に戻ることはできないでしょう。切り開いた傷もすぐには癒えません。でも現状を変えることはできます。言われるがままバナナを差し出すのではなく、権利を主張し対等を目指すべきではないですか?収穫物の収入に頼りすぎず、少しずつ農園を森に返し、共存の道を探すべきなのではないでしょうか?今のまま、まるで奴隷のような暮らしなど私はこれ以上望みません。」

最後の一言が利いたのか、村人にざわめきが広がる。普段から鬱憤はたまっていたのだ、こうなっては村長が押さえつけることなど到底かなわない。

「鶴の一声、へえあんたの国じゃそう言うのかね(43)。」

それから紆余曲折を経て、全てが彼女の言うとおりとまではいかないが、価格交渉や森との共存、この村は手さぐりをしながら少しずつどん底から這い上がろうとしている。

「今でも月末にはバナナは食べないんだ。その時の気持ちを忘れないために。・・・と、もう夜更けじゃないか、すっかり話し込んじまったな。ちなみにその彼女、俺の嫁さんだったんだ。もう死んじまったがな。」

伸び縮みする火の揺らぎに、照らされた顔はどこか自慢げでもあった(14)

-とあるバナナ農家の回顧録-

おわり
[編集済]

回答はまだです。

No.71[リンギ]11月25日 12:3411月29日 22:09

バナナの皮は死亡フラグうほ。

ウホますか?>>YES!ウホます!! [良い質問]

No.72[リンギ]11月25日 12:34未回答


簡易解説:バナナがよく食べられるその村ではポイ捨てが横行していた。あまりにひどいのでそこにいた探偵助手の鶴の一声により、「各月の最終日はバナナを食べずに、1日掃除の日とする」というルールが制定された。



「これはどういう状況でしょうか…」

視界に広がる光景に、こう呟くしかない。

自称探偵、神谷の他称助手、和田は歓待を受けていた。
和田の困惑なんてつゆ知らず、周りでは飲めや歌えやどんちゃん騒ぎ、目の前には特産だという果物がこんもりと積まれていた。会場中から果物の甘い香りが漂っている。

「なんだこれ…なんだこれ…!!」
「食べてるウホか!?」
「えっ、あ、あはは…」
「皮をむいてあげるウホ!」
「いや、そんな…お気になさらず…」

とても良くしてくれるのはありがたい。
ありがたいし素直に嬉しいと思いたい…思いたいのだが…。


(俺以外全員ゴリラなんだけど!?!?!!?ガチの!リアルの!マウンテンなゴリラなんですけど!?!?!?なんで!?)


※※※※※※


なぜ和田がゴリラの歓待を受けているのか。
その理由が本人にもさっぱり分からない。

というかまずどういう経緯でここにきたのかが分からない。
気がついたときにはすでにこうだったのだ。

「お客さん!楽しんでるウホか!?」
「ここのバナナは最高ウホ!」
「いくらでも食べてほしいウホ!バナナはこの村では【⑩(48)そぐそこに生えてる】ものウホ!遠慮しないでほしいウホ!」
「このまま明日まで食べ明かすウホ!」
「皆の衆―!騒げウホー!!」
「「「ウホウホウホウホ!!!」」」

謎の状況と漂う甘い香りに眩暈がする。
ツッコミどころしかない。
片っ端からツッコんでいたらマジで日が暮れそうだ。

「なんで普通に日本語喋ってんだし…!お前らアフリカ原住民だろ…!!」

ツッコミどころが多すぎてツッコミどころがズレている気がしないでもない。

「あれ!お客さん全然食べてないウホ!」
「え?そ、そんなことないですよ?」
「もしかしてバナナはお嫌いだったウホか!?」
「え!?いや、そういうわけでは…!」
「だったらどうぞウホ!ここのバナナは世界一ィウホ!」
「「「ウホウホウホウホウホ!!!」」」

とにかくフレンドリーにバナナを勧めてくるゴリラたちに根負けした和田は、観念したようにバナナに手を伸ばした。


※※※※※※


「うん、まぁ…うん。おいしかった…うん…」

和田は大量のバナナの皮を抱えて歩いていた。
ゴミ捨て場を探しているのだ。宴会会場にはそれらしきゴミ箱や袋の類はなかった。
とりあえず自分の食べた分だけ捨ててしまおうと、ゴリラたちの圧から逃げるように会場から出てきた。
…なんかもう疲れた。うざったいほどの甘い匂いが疲れた脳に侵食してくるようだった。

「なんで…なんで俺、こんなところにいるんだろ…あぁ、それにしてもこのにお、いっ!?」

突如地面がズルリと動く。
片足でなんとか踏ん張り、倒れこみはしたものの転ぶことはなかった。
いったい何事か。

「ビックリした!!なに!?うわ、え!?」

改めてちゃんと周りを見渡す。先ほどは考えることが多すぎて気がつかなかったが、これは…。

「なんだこれ…」

見渡す限り、バナナの皮。
どうやらこれを踏んで転びかけたらしい。【①(6)マ〇カーでもここまでばらまきはしないだろう】。
もしかしたらここがゴミ捨て場なのかもしれない。ちょうどお掃除ルックなゴリラがそこにいる。和田は意を決して話しかけた。

「あ、あの…すみません。ちょっとよろしいですか?」
「え?あぁ、お客さんウホね。こんにちはウホ」

にこりと微笑んで会釈してくれる。かわいい。
…絵面がゴリラじゃなければ…

「あの、ここってゴミ捨て場ですか?皮を捨てたいんですけど」
「…ゴミ捨て場、というなら、この村全部がゴミ捨て場のようなものウホ…。【②(9)みんなバナナを食べたらその辺に捨てて行ってしまう】ウホ…」

悲し気に目を伏せる【⑧(36)お掃除ルックのお姉さん(っぽい)ゴリラ】が地面に落ちていたバナナの皮を拾う。その時間が経っているであろう皮は、ねちょ、と粘着質な音を立てて摘まみ上げられた。ゲルのようになった何かが地面に引っ付き、みょんみょんと【③(14)伸び縮みを繰り返す】。和田はうげ、と顔をしかめた。

「…ポイ捨て?」
「そうウホ…少しでも村をきれいにしたくて頑張ってるウホが…全く追い付かないウホ。1の皮を片づけたら10の皮が捨てられてるウホ…。基本的にこの村の人たちは【④(17)掃除は好きか嫌いかでいえば嫌いウホ】。だから片づけはあんまり根付かないウホよ…」
「そ、そう…。いや、でも、そうか。だからか…」

人っていうかゴリラだろ。という空気の読めないツッコミは飲み込んで、和田は思考を巡らせた。【⑥(26)気がついた時からずっと漂っているこの匂い】。バナナの香りだというにはいささか不愉快なものが混ざっていると思えば…。

「…って、やだウホ!お客さん相手に【⑦(33)こんなに愚痴っちゃった】ウホ!ごめんなさいウホ!」
「…いやいや、俺にとってはウチに帰る重大なヒントだったよ。ありがとう」
「?」
「それじゃあ、えーと、お姉さん?」


「ここにありったけの掃除道具、出しておいてくれる?」


※※※※※※

「あー!お客さんどこ行ってたウホか!まだまだバナナは沢山あるウホ!」

会場に戻ってきた和田はあたりを見回す。
地面には無数のバナナの皮。踏みつけられてぐちゃぐちゃになっているものもあり、見れば見るほど嫌悪感が湧いてくる。
表情に出ていたのか、騒いでいたゴリラたちも何事かと少しおとなしくなった。

「…お客さん?いったいどうしたウホ…?」
「…じ」
「ウホ?」



「掃除ィィィイィィイイイイイイイイ!!!!!!」



和田の一喝は会場全体をゴリラごと震え上がらせた。

「ウ、ウホ…!?」
「汚い!臭い!不愉快!!あれだけもてなしてもらって言いたくないけど臭いんだよ!!!バナナの腐った匂いがよォ!!掃除しろ掃除ィ!!!!」
「ウ、ウホォ…!?(動揺)」
「俺も手伝うから!向こうに掃除道具出してもらってるから!やるぞ!お客様のいうことは絶対だ!お客様は神様なんだよォ!!!」
「「「…………」」」
「返事は!!」
「「「ウホウホウホウホウホ!!!!」」」

もはや脅迫という勢いでゴリラたちに掃除させた。
和田も悪人ではないので脅迫めいた自分の言動に罪悪感を抱いてはいたが、彼には是が非でもこの村をきれいにしたい気持ちがあった。

(なんで俺がここにいるのか皆目見当もつかないけど…、でもこういうのって、なんかミッションクリアで帰れるってこと多いだろうし!?ゲームかよって感じだけど!でも割とありえそうだし!可能性ありそうならやってみないと分かんないし!!)

決して、掃除のお姉さん(っぽい)ゴリラに絆されたわけではない。
決して。…決して。

村人総出で掃除に駆り出されたゴリラたちの活躍により、バナナの皮が無造作に打ち捨てられていた村が、なんということでしょう、汚い皮は撤去され、元のきれいな地面が顔を出しているではありませんか…。

「はぁ…この村広いな…でも」

村人総出とはいえまだ村全体は掃除しきれていないが、会場周辺はだいぶ片が付いた。
協力した和田も様変わりした村に、驚きを禁じ得ない。
バナナの皮さえなければこんなにキレイな村だったとは。匂いは未だ残っているが、きっと日が経つにつれて徐々に薄れていくだろう。

その後ろでゴリラたちはわなわなと震えていた。

「ウホォ…なんということウホ…」
「そうだったウホ…この村はもともとキレイな村だったウホ…」

感動していた。
自分たちの村だろ、と言いたいところだが、まぁいい。
もう少し貢献するとしよう。

「ほら、この村はホントはキレイな村なんだから、今度からちゃんと掃除しろよ。月1でいいから」
「う…でも掃除は、その、あんまり得意じゃないウホ…」
「んなこと言ったらまたあの惨状に逆戻りだぞ!」
「ウホォ…」
「…じゃあルール決めよう。『毎月最終日はバナナ禁で1日掃除の日とする』!」
「ばっ、バナナ禁!?それだけはムリウホ!!」
「 返 事 は ? 」
「「「ウホウホウホウホウホウホ!!!」」」

和田の【⑨(43)鶴の一声】により、この村のルールが更新された。
…いや、違うんだ。脅迫したいんじゃない…。

「…1日だけだよ。村人総出でもこの短時間じゃ村全体の掃除はムリだった。たぶん1日かければ全体がきれいになるだろ?それともこの村ってバナナしか食べ物ないの?」
「そ、そんなことはないウホが…」
「じゃあ頑張れ!片づけがみんなに根付いたら食べていいから!」
「ウ、ウホォ…それなら頑張ってみるウホ」

了承をもらった瞬間、突然和田の意識が遠のく。
…もしかしてマジで帰れるフラグか?
目の前の景色のはずなのに、どこか遠くからゴリラたちを見ているようだった。

「お客さん」

いつの間にかあの掃除のお姉さん(っぽい)ゴリラがそこにいた。

「ありがとうウホ。これでこの村はきれいに生まれ変われるウホ。感謝するウホ…」

声も遠い…。
俺もまだ、バナナの礼を言ってない…。

「…縁があったら、また会いましょう」

ゴリラのはずのシルエットが、人の姿に見えたのは、きっと視界が滲んでいたせいだ。


※※※※※※


「…という夢を見ていたのかね?」
「そのようです…」

頭に包帯を巻きつけた痛々しい姿で、和田は病室にいた。
頭に大怪我を負った和田はしばらくの間意識不明の重体だったらしい。
そのことを知ってようやく、あの時の出来事がすべて夢だったことに気がついたのだ。

「夢オチかよ!いやそりゃね!?あんなの現実なわけないよね知ってた!!でもなんか恥ずかしい!!あー!!」
「それだけ元気に騒げるなら大丈夫そうだ…。あとここは病院だから静かにしたまえ」
「す、すみません…」

あれだけ鮮明だったはずのできごとは、目が覚めてから所々がおぼろげだ。
アレが夢だったなら、きっと、あのゴリラたちの村を【⑤(22)見ることはもうないだろう】。

「…でも、ちょっと、楽しかった気がするなぁ」
「まったく、こちらがあれだけ心配していたのに、当のワトソンくんは愉快にゴリラたちと戯れていたとは。私の心配を返したまえ!」
「…心配かけて、すみません」
「…いや、無事でよかった。頭のケガもじきによくなるそうだ。安静にしてしっかり治しなさい」
「はい。…ところで神谷さん、なんで俺はケガしたんですか?」
「おやおや、記憶の混濁が見られるね。きみはバナナの皮で滑って地面に頭を強く打ちつけたんだよ」
「…俺もう当分バナナ見たくないです」
「?」

【終】

回答はまだです。

No.73[ハシバミ]11月29日 10:1911月29日 22:09

「芭蕉問答」

不可能な物を除外していって残った物は・・・ [良い質問]

No.74[ハシバミ]11月29日 10:19未回答

【簡易解説】
その村では月末の三日間は断食をすることが定められている。
時代を経て、主食であるバナナだけは食べることが許されるようになったが、最終日のみは完全な断食を行う日として、バナナを食べることも禁じられている。

――――――――――

「さて、こんな問題を知っているかい、ワトソンくん」
「鈴木です、先生」
「ある村には、『各月の最終日にバナナを食べてはならない』というルールがあるんだ。一体どうしてだか、分かるかね」
「知りませんし興味ありません」
「もっと自分に素直になり給え。実のところ興味は?」
「……………………あります」
「よろしい。では考えたまえ」
「ええ……村長がバナナが嫌いだったとか」
「村長の好みが村全体に影響するとは凄いな」
「鶴の一声ってやつですよ」⑨(43)
「ふむ、だがそれならば何故、各月の最終日だけなのかね?」
「そこはほら、譲歩ですよ譲歩」
「随分弱い鶴だなそれは」
「じゃあ、皮が滑るから……掃除のお姉さんに配慮した、とか」⑧(36)
「各月の最終日だけ?」
「最終日担当のお姉さんが美人なんですよ」
「酷い村だな」
「暗黙のルールってやつです」
「しかしやはり各月の最終日だけという理由には弱いな。月一のシフトというのは、あまりにも現実味がないのでは?」
「はあ」
「最終日という日付に意味はないにしても、少なくとも月に一度という理由は必要だろう」
「月に一度……新月とか満月とか。でもそれじゃあ最終日には一致しませんもんね」
「ふむ、月齢に注目するのは悪くないのではないか? その村では太陰暦を採用しているのであれば問題なかろう」
「それは現実味がある内に含まれるんです?」
「別に『村』が現代日本にあるとは定義されていないからね」
「じゃあ月一シフトでもいいのでは? その村ではひと月が三日間なんですよ」
「ほう、生意気を言うようになったじゃあないか、ワトソンくん」
「鈴木です。というかもしかしなくてもこれ、答えありませんね?」
「はは、些事は気にするものではないよワトソンくん」
「出された問題に答えが想定されているか否かは些事ではないと思いますが。あと鈴木です」
「ああ、本当に随分と口答えをするようになったね。私の言うことを素直に信じていたあの頃の君は、もう見ることはできないのかい」⑤(22)
「いつの話ですか、黒歴史ですよ」
「健気にサンタさんを待って夜更ししていたあの頃の、妖精さんを捕まえようと網を持って駆け回っていたあの頃の君は」
「いつの話ですか。というか妖精さんを追いかけたことなんてありませんしあなたに出会ったときにはとっくにサンタさんは卒業していましたよ」
「ああ、子供の成長というものは嬉しくも寂しいものだね……」
「僕の記憶が正しければ僕の方が歳上なんですが」
「さて、君が夜更ししてサンタさんを待っていた時期があったことが判明したわけだが、問題の続きといこう」
「誘導尋問じゃないですか! いやでもそのくらい子供なら普通でしょう」①(6)
「ならムキになる必要もなかろう? ほら、考えたまえよ」
「そうは言われましても……じゃあ、ええと、バナナがなにか、バナナじゃないとか」
「ほう」
「なんか、あるんですよ。月末、新月だか満月だかのときに毒を持つバナナが」
「ふむ、しかしそれならば食べてはいけないのではなく、収穫してはいけないのでは?」
「採れたてしか食べないんですよその村では。あるいは、収穫後は一日と保たない」
「成程。ふむ……ふむ。しかしそれは、バナナと言えるのかね」
「その村ではバナナなんですよ」
「それを言うならば、我々で言うところのトマトがその村におけるバナナでも問題はないわけだ。問題はないわけだが、果たしてそれで納得できるかね?」
「太陰暦は良くて何故毒バナナは駄目なんです」
「太陰暦は月の範囲だろう。バナナを我々の食べるバナナと変えること自体を否定しているわけではない。月の定義とて、太陰暦はまだしも君が言っていたようなひと月三日間というのは、トリックとして到底納得できるものではない。要は程度の問題だよ、ワトソンくん」
「鈴木です。というかバナナバナナって、僕バナナ嫌いなんですよね」
「おや、君にも嫌いな食べ物なんてあったのかい」
「まったく食べられないわけではないですけど、好きか嫌いかでいうと嫌いです。少なくともこうして連呼されていると嫌になってくるくらいには嫌いです」④(17)
「ちなみに、バナナの何が気に食わないんだい」
「何って……匂い、ですかね。あの甘ったるい匂いがどうにも」
「しかし君、甘い物自体は苦手ではなかろう?」
「そうですけど、苦手なものなんてそういうものでしょう。明確な理由なんてありませんよ。……匂い、匂いか」
「おや……ヒントを出しすぎたかな」⑦(33)
「好き嫌いはともかく、バナナって結構匂いがしますよね。だから、こう……匂いが、してはいけない」
「ほう」
「理由があるんですよ」
「その理由を問うているのだが?」
「たまにはご自分で考えたらどうですか」
「それでは面白くないだろう。私は君に期待しているのだよ、ワトソン君」
「鈴木です」
「君は打てば響くし叩けば伸びる。まあたまに縮んでいるような気もするがね」③(14)
「先生の叩き方が雑なんですよ」
「はは、いやしかしもう少し考えてみたまえよ。答えはすぐそこにあるかもしれないのだから」⑩(48)
「はあ……じゃあ、バナナと何かを天秤にかけて、その何かを選んだとか」
「バナナを自ら手放した、と。何かとは?」②(9)
「……リンゴ」
「しかし何故そんな選択を迫られることになったのかね」
「知りません」
「ワトソン君」
「鈴木です」
「もう飽きているね?」
「僭越ながらとっくのとうに。そもそもこれ、答えあるんです?」
「それは些事だよ、ワトソン君」
「いえ、この場においては最も重要な事柄です。そして鈴木です」
「重要なのは『匂い』だよ。君が己で気がついたではないか」⑥(26)
「はあ……?」
「バナナは甘い匂いがする。そうだね。しかしそうでなければ? 言ったろう、バナナを変えること自体を否定しているわけではない、とね」
「バナナ……が、甘くない。そういえば、青いバナナを料理に使う国もあるとか」
「品種によっても味わいが違うそうだからね」
「料理……いや、主食なら」
「ほう」
「その村には、断食の習慣があるんです。月末の、ええと三日間は断食をするっていう」
「成程」
「でも時代を経て緩くなっていって、主食であるバナナだけは食べてもよくなった」
「ふむ」
「ただし最後の一日だけはやはり完全な断食をすることが求められているんです。だから、『各月の最終日にバナナを食べてはならない』」
「ふむ……ふむ。成程。それならば確かに『各月の最終日』だ。バナナだけが禁じられているのも、断食期間に限った話とすれば、まあ納得できない話でもない」
「納得できていないのでは?」
「それは読者に委ねるものだよ、ワトソン君」
「鈴木です」

【おわり】

回答はまだです。

No.75[弥七]11月29日 12:0511月29日 22:09

『くりす博士と黄色の研究🍌』

発達しすぎた科学は魔法と区別がつかない。 [良い質問]

No.76[弥七]11月29日 12:06未回答

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はいけい

しんあいなる村長さま、お元気ですか?

私は村の外れにある研究じょで所長をしています「くりす」です。

9さいですが、はかせです。

おしりみおきを。

今日お手紙を書いたのは、他でもありません。

ぜひ私の「研究」について知っていただき、
村長さまにひとつお手伝いしてほしいことがあるからです。

私の話をきいて、ちょっとびっくりするかもしれません。

でもあわてないで、
この手紙を最後まで読んでもらえるよう、
願っています。

手がつかれてきたので、
ここからは私のゆうしゅうなぶかに書いてもらいます。

……

お手紙を引き継がせていただきます。
私、当ハーバナナ研究所でChristy博士の助手をしている者です。
以下は博士が人生をかけた偉大なる研究内容とその結果について報告させていただきます。

前置きはこれくらいに、早速本題へと移りましょう。

…少し堅苦しいお話が続くことをお許しください。





Christy博士の専門は『バナナ物理学』です。





バナナを踏むと転びやすいことは、村長さまもご存知でしょう。
それはバナナの皮がとても滑りやすいからなのです。

つい先日、当学会においてバナナの滑りやすさを科学的に証明することに成功した、という実験結果が報告されました。
簡単に言えばバナナの皮を床に置いてからそれを踏むと、6〜7倍ほど滑りやすくなるそうです。

博士を含めた我々物理学チームはこの実験に大変興味を持ちまして。
さらに独自の技術によって『バナナの皮と摩擦の関係性』についての見聞を深めることにしました。

まず数種類のバナナをバネに繋いで横一列に並べ、それを(14)伸び縮みさせた特徴を数値化します。
すると一定の規則と対応する数字がキーとなって現れ、さらにそこから特殊な細工をすることによって…
(33)(おっと、ヒントを出しすぎてしまいました。申し訳ありませんが、これ以上は情報漏洩になり、博士から怒られてしまいます。)

とにかく、その研究過程によって生み出された結論。


『ある溶液とバナナの皮から抽出される成分を掛け合わせると、物体の摩擦を限りなく0にできる。』


今まで定数だと考えられていた摩擦が、この溶液とバナナの皮で変化する。

それは博士が夏休みを捧げ、そして我々が命を捧げるバナナ物理学、
ひいては物理学全体を根底から覆すかもしれない発見でした。

全くもってそんなことは摩訶不思議、そんなバナナな出来事ですが、
科学者たるもの実際に自分の目で確かめた現象は机上の空論より優先されるべきだと知っています。

……そして自らの研究で社会に貢献することも科学者の務め。

博士は、ここからひとつの大発明をするに至ります。

(36)実はヒントを得たのは、掃除係のミヅキさんのおかげでして。
なにしろ広い研究室内を1人でやりくりしているものですから、
いつも「あーあ、ゴミが勝手にまとまってくれたら便利なのになあっ」なんて夢見事を言っていましたから。
彼女のための発明ともいえるのでしょう。


発明No.877『バナナツルツール』


こちらは、ゴミに吹きかけるタイプの掃除用品です。

家庭にあるバナナの皮を絞って溶液と混ぜ、チリ・ホコリなどに吹きかけるとその摩擦が0になります。
摩擦がなくなった物体は自然とその空間の一番低い場所へと滑っていくので、掃除をせずとも勝手にゴミが集まる、という仕組みです。

どうです?非常に画期的でしょう??
博士は天才なのです。 我々は是非ともこの発明を商品化して、世界に広め博士の名前を轟かせたい!!そう考えました。

そこで世の中に出すためには、その効果を実際に確かめることが必須。
村長さまには黙っていたのですが、この村の住民に対しモニターを募集していたのです。

なにせこの村はバナナしか育たないような土地ですから。
いくら南国の陽気な太陽に当てられたからといって、馬鹿みたいにバナナの木ばかり生えてくるので、三軒先もバナナ、三丁目を曲がってバナナ、学校の花壇もバナナ……。ゴリラの学名がゴリラ・ゴリラ・ゴリラと同様、見渡す限りがバナナ・バナナ・バナナ。

自分をゴリラと勘違いするほどに、うんざりするほど毎食バナナを食べている私たちこそ、モニターにぴったりというわけです。

(東洋の島国、ニホンのJKの中でタピオカの次にバナナジュースが流行っていたなんて知った時には、きっと全員卒倒ですね。もはや私たちの血液がバナジューみたいなものですから。)

しかし、これからは、バナナに対する見方も180度変わるでしょう。

今まで掃除に使っていた箒・掃除機・雑巾など、(9)不要なものは全て手放して、(22)もう2度と見ることもありません。
家庭にバナナの皮さえあれば、『バナナツルツール』と組み合わせて掃除から解放された素敵で清潔な生活が手に入るのですから!!



……え??
全然ショッキングでもなんでもない??
むしろ素晴らしいじゃないかって??
俺にも使わせろって??



村長さま、お言葉ですが、結論を急いてはいけません。

博士がこの発明の盲点というか、(6)落とし穴とでも言うべきもの気づいたのはその後でございます。



私は先ほど申し上げました。
この溶液は、吹きかけたものの摩擦を減少させます。

それはホコリなどのゴミに限定したものではありません。
汚れを落とそうと溶液をつければそれが微々たるものでも、積み重なって物体の摩擦を0に近付けていきます。

家も、学校も、エッフェル塔も、自由の女神も、通天閣も奈良の大仏も。最後には滑ってどこかにいってしまう。
より低い場所に向かって。

聡明な村長さまであれば、もうお分かりですね??





結論を、申し上げます。





この村は典型的な盆地であり、
現在『バナナツルツール』を提供した家屋数千世帯と学校・病院が毎時■■cmで地面を滑り続けています。
その速度はさらに上昇中。


気になるその中心地は……私の計算が正しければ……


……それは村長さまのご自宅です。


繰り返します。いま村の全ての建物は、あなたの家に向かって落下しています。
村長さまがこの手紙を読み終える頃には、
隣の家など(48)きっとすぐそこまで迫っていることでしょう。
…おいたわしや。

このまま住民がこれを使い続ければ全ての物体の摩擦は0になり、いずれ村の中心に集結します。
そうなれば村は壊滅でしょう。

そうなる前に。
我々もリコール作業に勤しみますが、村長さまにも是非ご協力をお願いしたいのです。

要は溶液にバナナの皮を混ぜなければいいわけです。

村内に連日ゴミ収集車を稼働させ、家庭にあるバナナの皮をひとつ残らず回収してください。
業者の方も毎日働かせればきっと暴動を起こしそうなので月末くらいはお休みにして。
その日は(43)村長の一存でバナナを食べることを禁じてください。
村民もバナナなんて別に好きでもないでしょうから、言うことを聞いてもらえるはずです。

博士の天才的な頭脳を持ってしても、考えうる対策はこのくらいだと言っておりました。

私からの説明は、以上となります。
村長さま、どうかご無事で。

……

くりすです。

さいごに、好き嫌いといえばひとつだけ。

私は9さいですが、いちにんまえのかがくしゃです。
自分の失敗についてはちゃんとせきにんを取ります。

でも本当は、

しかられるのは(17)好きかきらいかで言えばきらいです。

村長さまはどうか……

えっと…その…







……あんまり怒らないでください。

ちょくせつ会う勇気が出ないので、お手紙でしつれいしました。
それでは、ごきげんよう。

くりす

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





プルルルルルルルルルルル……

プルルルル……

……ガチャ。





「はい、こちらハーバナナ研究所。

はい、はい…あっ村長さまですか!?

ご無事だったのですね…よかった...。

隣家の下敷きになったと聞きまして…ご心配しておりました。
なるほど、すぐ近くまで病院が滑って来ていたので一命を取り留めたと。
怪我の功名というべきか、人生なにがあるかわかりませんね。

......いえ!こちらのご心配など無用でございます!全て当研究所の監督不行でございますので。
この度は多大なるご迷惑をおかけして、本当に心苦しい限りです。
大変申し訳ありません。

後から聞きました。Christy博士はどうやら、私のために発明をしてくださったそうですね。
彼女はとても優しくて小さい子供なのです。
出過ぎたことだと思いますが、どうかご寛大に。


実は、重ねてお詫び申し上げなければいけないことがございます。

お手紙を送らせていただいた先代所長の博士が、とある事情で解任し、新しい所長が就任いたしました。
本当なら村長さまに真っ先にご連絡するはずが急な人事異動にてんやわんやで…掃除係である私が電話をお取り次ぎしている次第なのです。


…実はChristy博士は行方不明、というか迷子でして。


経緯を説明しますと、村長さまに今回の事件についてお話ししてからしばらく経った頃でしょうか。
博士は『バナナツルツール』についてさらなる改良を施そうとしていたようです。

ご存知かわかりませんが、実は『バナナツルツール』には、困ったことに……(26)少々匂いがきついと言う難点がございます。
これを改善すべく、様々な香水を溶液と混ぜ合わせていた際に、どうやら誤って自分の体に液体をかけてしまったらしいのですね。

おそらく、現在博士はこの村のどこかで今も滑り続けているのでしょう。かわいそうに…。
彼女の部下が必死に捜索を続けていますが、現在のところ情報は皆無です。


……しかし、ひょっとすると……


そう……案外すぐに見つかるかもしれません……

なんせ摩擦が0になったものは、
一番低い場所に向かって落ちていくのですから……


……大変失礼いたしました、村長さま。
まだ私、本日のご用件を聞いておりませんでした。


.........もしかして後ろの泣き声は、博士ですか??」


(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)
(要素10個 3475文字)

『劇団ココナッツ🌴』
Christy博士:きっとくりすさん
ミヅキ:みづさん
ゆうしゅうなぶか:弥七

お二人に登場していただきました!Special Thanks!!!
[編集済]

回答はまだです。

No.77[弥七]11月29日 12:06未回答

簡易解答:博士の発明品『バナナツルツール』によって摩擦が0となり、全ての建物が村長の自宅に向かって落下していくと言う大事件が発生した。リコールと同時に原料である「バナナの皮」を家庭から回収するためゴミ収集車をフル稼働させることにした。しかし流石に休みなく働かせるのはかわいそうなので月末に村でバナナを食べることを禁止し、消費量を減らすよう画策したのである。

回答はまだです。

No.78[イトラ]11月29日 18:2411月29日 22:09

『警部補 新島仁一』執筆中

この男に出会ったが運の尽き。 [良い質問]

No.79[イトラ]11月29日 18:26未回答

簡易解説
推理ドラマにて、登場人物である他の村人はバナナを食べていないという設定を作り、犯行はバナナを食べた犯人にしか出来ない証明にするため。

解説
『警部補 新島仁一』 脚本:イトラ

登場人物

吉川茂 犯人 。松井の泊まる部屋に侵入していた際に松井に見つかり、揉み合った際に松井を殺してしまう。

松井虎之介 被害者 。

新島仁一 警部補。卓越した観察力と推理力を持つ。

小池慎二 新島の部下。猿顔。やるときはちゃんとやる。

ーーーーーーーーーー
[シーン1]
雪が積もった山間部の小さな村。古い宿屋。早朝。
松井が洗面道具を持って部屋を出る。
吉川はそれを陰から見届けると、松井の部屋へ侵入。吉川が松井の荷物を物色している。
その時部屋に松井が戻ってくる。松井が吉川を発見する。

松井
「おいお前! 何をしている!」

松井が吉川に掴みかかる。吉川は抵抗して松井を突き飛ばす。その勢いで倒れた松井がテーブルの角に頭をぶつけて死亡してしまう。

慌てる吉川。ふと、先程まで漁っていた荷物の中を見る。その中にバナナを見つける。意を決したように吉川はバナナを取り出し、バナナの皮をむいてバナナをひとかけら松井の口に詰める。全部は入らないことを悟り、残りのバナナを食べる。食べ終わるとバナナの皮を松井の足にこすりつけた後、松井の足元の床にこすり付けて置く。バナナの皮で足を滑らせたように偽装したのだ。
その後も、松井の着衣を整えたり洗面道具をしまったり、荷物を元に戻してたりしていく。
ーーーーーーーーーー
[シーン2]
朝10時頃。宿屋のフロント。荷物をまとめた吉川が口にリップクリームを塗り、荷物を抱え、そわそわした様子で登場。チェックアウトをしようと思っている。フロントに女将さんと新島、小池が居て、話をしている。

新島
「いやーまさか昨日の雪で道が通行止めになってしまうなんて。」
小池
「結果的に前のりして正解でしたね。」
新島
「調子に乗るんじゃないよ。(小池をこづく)
いやこのバカが温泉に行こうと言い出しましてね。この先に秘湯があるからそこへ行こうというんです。そしたら散々道に迷うわ寄り道するわで1時間でいける道に5時間もかかって予定がのびにのびて③(14)。しかも目的の秘湯は営業していなくて入れずじまい。」
女将
「あそこは冬の間は営業してませんからねぇ。」
新島
「全く、下調べが足りてないんだよ。(小池をこづく)しかしありがとうございました、こちらの温泉最高でした。」
女将
「ありがとうございます。」
新島
「今日もゆっくりさせていただきます。」
女将
「そうだ。今日はお昼に昨日お話しした甘蕉奉納祭があるので、もしよろしければ足を運んでください。」
小池
「かんしょう?」
女将
「バナナの事です。そちらのお客様にはまだ言ってませんでしたね。毎月1日に野猿の神様にバナナを奉納する祭りがあるんです。この村に伝わる伝統的な祭りなんです。」
小池
「へぇ。」
女将
「前日にバナナを食べずに残しておき、それを野猿様に奉納することで、その月の祈願をするです。奉納の後は皆でそのバナナを食べるとご利益があると言われてるんですよ。」
小池
「へぇ!いいですね!僕バナナ好きなんです。新島さんも行きましょうよ!」
新島
「お前は何をしに来たんだ。(小池をこづく)」
小池
「新島さんバナナ嫌いなんですか?」
新島
「どちらかと言えば嫌いだね。④(17)
女将
「(吉川に気付いて)あら吉川様。お帰りですか?」
吉川
「ええ、予定より早くなりましたが。③(14)
女将
「そうですか。でも、この村の唯一の道が昨夜の大雪で通行止めになりまして。復旧は今日の昼過ぎになるそうですよ。」
吉川
「そうなんですか。困ったな。」
女将
「ええ、どうせ動けませんから、道路が復旧するまでゆっくりしてくださいませ。延長のお代は結構ですから。」
小池
「(吉川に)お兄さん、時間空いたなら僕らとバナナ食べに行きません?」
新島
「お前は何を言ってるんだ。(吉川に)すみません。(小池に)ほら部屋に戻るぞ。
(吉川に)それではお大事に。」

新島が小池を引っ張ってその場を去ろうとする。その時、宿の奥から女性の叫び声。
叫び声を聞き、新島と小池は声の方へ走る。

部屋の前で怯えている仲居の女性。新島達が部屋を見ると松井の死体がある。
後から女将もやってきて部屋を覗こうとするが、小池が警察手帳を見せてそれを制止する。

小池
「警察です! 入らないでください!」

新島は松井の死体に近寄り、顎に手を当てて考え込む顔。

吉川の不安げな顔。
ーーーーーーーーーー

[シーン3]
松井の部屋の中。新島と小池が現場検証をしている。

小池
「連絡しましたが、雪で県警が到着するのは昼過ぎになるそうです。」
新島
「ありがとう。」
小池
「第一発見者はこの旅館の仲居の岡本さん。掃除のために部屋に入った際に発見したようです。⑧(36)ガイシャは、松井虎之介43歳。(死体の様子を見て)バナナの皮で足を滑らせて頭を机の角に強打。他に目立った外傷はありません。これは事故ですね。しかしホントにあるんですね、バナナの皮で足を滑らせるって。」
新島
「うーん。」
小池
「どうしたんですか新島さん。」
新島
「松井は、部屋で何をしてたんだろう?」
小池
「さあ? 特に何もしてなさそうですけど。ゆっくりしたかったんじゃないですか?
新島
「そう、ゆっくりしてたと思うんだよ、バナナなんか食べて。でもこの部屋は暖房も点けていない。外は大雪だよ。浴衣一枚じゃ寒すぎる。」
小池
「この人相当ケチだったのかな。」
新島
「自分の家ならまだしも、旅館で光熱費のことを考える人はいない。」
小池
「うーん。風呂上がりで体がほてっていたとか?」

新島、部屋に備え付けの浴室に向かう。浴室の排水トラップを調べる。①(6)

新島
「排水トラップに髪の毛1本落ちてないね。この風呂には入ってない。」
小池
「ここの大浴場に行ってたとか。」
新島
「いや、そもそも風呂には入っていない。体から石鹸の匂いもしないし少し汗臭い。⑥(26)
小池
「ならすごい寒さに強い人だったとか?」

新島、洗面所のコンタクトレンズケースを見つけ、中身が無いことを確認。

新島
「小池君、松井の持ち物調べたかい?」
小池
「はい、リュックサックに財布・スマホ・家の鍵・ライター・ガム・目薬、お茶のペットボトルに残りのバナナ。スーツケースに衣類。特に荒らされた様子はありませんでした。」
新島
「目薬ってどんな目薬?」
小池
「えーと、ドライアイ治療用に処方されるものですね。」
新島
「やっぱり。」

新島、松井の目をのぞき込む。

新島
「コンタクトレンズをつけてるね。ドライアイの人間が部屋でゆっくりするときにコンタクトレンズをするはずがない。」
小池
「なら何でコンタクトをつけているんでしょう?」
新島
「部屋の外に出たからだろう。部屋の中ならまだしも、外じゃコンタクトをしないと何も見えないだろうからね。⑤(22)それなら暖房が点いていなかった理由も説明がつく。遺体を動かした形跡はないから、おそらく、部屋を出る直前か直後に頭を打って死んだんだろう。浴衣を着ているから旅館の外に行こうとしていた訳ではないはず。行先はおそらく大浴場だろう。風呂には入ってないから、部屋を出ようとしたところか、一度出た後に忘れ物に気づいたとかで戻ってきたときに頭を打った。」
小池
「なるほど。」
新島
「そんなときにバナナは食べない。」
小池
「それじゃあ誰かが事故に偽装したってことですか!?」
新島
「そうなるね。」
小池
「そうなるとこれは殺人の可能性も!」
新島
「その可能性は高いだろう。」
小池
「この村への道は昨日の夜からずっと通行止めです。犯人はこの村の中にいます。早速聞き込みに行きます。まずは第一発見者の仲居さんから! 彼女が一番怪しい!」
新島
「いや、まずはフロントで会ったあの男のところに行こう。」
小池
「え? 彼のところに?」
新島
「ああ、重要参考人だよ。」

照明が暗くなり、新島にスポットライトが当たる。新島が視聴者に向かって語りかける。

新島
「フロントで会ったあの男、彼がこの事件に関わっているのはおそらく間違いないでしょう。何故あの男が事件に関わっているといえるのか。ヒントは、彼が朝私たちに会ったときにした行動です。そう、あの伸び縮みするもの。③(14)ヒント出しすぎましたかね。⑦(33)解決編はCMの後。真実はすぐそこに。⑩(48)新島仁一でした。」
ーーーーーーーーーー
[シーン4]
吉川のいる部屋。そこに新島がやってくる。

新島
「こんにちは、警察の者です。新島と申します。」
吉川
「新島さん。警察の方だったんですね。先ほどは何か騒ぎがあったようですが、どうしたんですか?」
新島
「はい。実は、この旅館の部屋で人が亡くなっておりまして。」
吉川
「え!? 事故か何かですか?」
新島
「えーこれはまだ捜査中なので大きな声では言えないのですが、、、おそらく殺人です。」
吉川
「(少したじろぐが、すぐに大げさに驚いて見せる)殺人! それは大変だ。」
新島
「ええ、それで少しお話を伺えたらと思いまして。」
吉川
「そうですか。しかし、特にご協力できるようなお話はできないかと思いますが。」
新島
「少しだけですので。えーまず、お名前をお伺いしても?」
吉川
「ああ失敬。先ほどは名も名乗っていませんでしたね。吉川茂です。」
新島
「吉川さん。昨晩から今朝にかけては何をされていたんですか?ああ、形式的なものなのでお気を悪くしないでください。」
吉川
「はは、大丈夫です。本当にアリバイを聞かれるんですね。なんだかドラマみたいだ。昨日は9時ごろには宿に戻ってそれからは部屋にいましたよ。」
新島
「お一人で?」
吉川
「ええ。アリバイは無いですね。もしかして私が犯人ですか?」
新島
「いえいえ、それだけでは犯人にはなりません。ご安心ください。えー被害者の方、松井さんというのですが、お知り合いですか?」
吉川
「いえ。」
新島
「これは松井さんの免許証です。このお顔に見覚えは?」
吉川
「いや、会ったことないな。」
新島
「そうですか。」
吉川
「すみませんね。ご協力できそうになくて。」
新島
「いえ、大丈夫です。吉川さん、一つ質問してもよろしいでしょうか?」
吉川
「どうぞ。」
新島
「私が最初にこの旅館で人が亡くなっていたと言った時に、どうしてあなたは事故ですか、と言ったんですか? 旅館の中で人が死んだと聞いて、事故死なんて正直パッと頭には浮かんできません。自殺や殺人の方がまだ浮かびます。旅館はミステリー小説でよく舞台になりますからね。それをどうしてあなたはまず事故だと思ったんですか? あなたはいったい、どんな事故が起こったと思ったんですか?」
吉川
「それは、、、転んで頭を打ったとか。」
新島
「ふふ。はい、実際そうなんです。被害者の松井さん、食べていたバナナの皮で足を滑らせて転んだ拍子に頭を打ってしまったんです。それで亡くなってしまった。」
吉川
「そうですか。」
新島
「ええ、なかなか起こることじゃないと思います。でも、これは犯人の偽装工作だと思っています。」
吉川
「偽装工作。」
新島
「ええ。松井さんの部屋、暖房がついていなかったんです。部屋でくつろいでいたにしてはおかしい。おそらく、部屋を出る直前か部屋を空けていて戻ってきた際に、何者かと揉み合いになり、突き飛ばされて死んでしまった。その後、その何者かが松井さんが部屋でくつろいでいたように偽装した。」
吉川
「・・・」
新島
「吉川さん。一体何故犯人はそんな偽装工作をしたのでしょう? 殺人を犯してしまったとしても、すぐに逃げればよかったはずです。そうではなく、バナナの皮で足を滑らせた事故だと偽装をした理由。犯人はこれが殺人としてしっかりと捜査されることを恐れたからです。事故死であれば簡単な現場検証で終わる。しかし殺人であれば、その被害者の人となりまで調べられてしまう。そう、他の犯罪が発覚するのを恐れたからです。なので犯人は彼の持ち物だけで事故死になるように偽装した。なので彼が持っていたバナナを使ったのです。」
吉川
「・・・」
新島
「私、松井さんの荷物で気になる事があったんです。」
吉川
「気になるもの?」
新島
「彼、スーツケースの大きさの割に荷物が少ないんです。衣類しか入っていませんでした。そこでピーンときました。このスーツケースに入っていた何かが盗まれたんじゃないかと。そしてそれが発覚するのを恐れたんじゃないかと。」
吉川
「新島さん。何が盗まれたとお思いで?」
新島
「はい。彼、煙草を持ってないのにライターだけ持っていたんです。おそらく盗まれたのは葉巻です。大麻入りの。彼、運び屋だったんですね。確かにそれが発覚するのはマズい。」
吉川
「何故そんなことが言えるんです? ライターだけ持っていたからってそんなことは言えないでしょう?」
新島
「何故なら、元々我々はその捜査でこの村に来たんです。今日この村で取引が行われるから張り込んで取り締まろうと。びっくりしました、捜査対象がもう死んでいたんですから。」
吉川
「・・・」
新島
「なので松井を殺した犯人は松井から奪った大麻を持っているはずです。吉川さん、よろしければ、お荷物を見せていただいても構いませんか?」
吉川
「・・・新島さん、例え私の荷物に大麻が入っていたとして、私が盗んだ証拠にはならないはずだ。その何者かが罪をなすり付けようと私のカバンに入れた可能性だってある。」
新島
「あなたは昨晩からずっと部屋にいたのに?」
吉川
「トイレや風呂で部屋を空けたことはある! 私は何もこの事件と関係ない!」
新島
「わかりました。しかし、あなたがこの事件に関わっている証拠がもう一つあります。」
吉川
「・・・なんですか?」
新島
「犯人は偽装工作をするためにバナナの皮を使いました。しかし、松井の口の中にはひとかけらしかバナナの実は入っていませんでした。旅館の仲居さんに協力してもらって旅館のごみ箱や外周を調べました⑧(36)が、バナナの実は捨ててありませんでした。犯人はバナナの実を処分するために、それを食べたはずなんです。」
吉川
「それが何の証拠に? バナナくらい誰でも食べるだろう。」
新島
「この村では今日、甘蕉奉納祭という祭りがあります。この祭りのためにこの村では前日に奉納品であるバナナを食べてはいけないという決まりがあるそうです。奉納品なので厳しく管理されていて、昨日は村ではバナナを売っている場所はないんです。松井の財布を調べたところ、バナナは3日前に松井自身が別の場所で買って、自分でこの村で持っていたものです。つまり、昨日から今まで、バナナを食べるには松井が持っていたバナナを食べるしかないのです。吉川さん、県警が到着したら腸の中の成分を調べさせてもらってもいいですか?バナナは食物繊維豊富なので見つかると思いますよ。」
吉川
「・・・何故私がバナナを食べたとお思いに?」
新島
「吉川さん。朝お会いした時に、口にリップクリームを塗っていましたね?」
吉川
「ええ、時々唇がかゆくなる時があるんです。乾燥のせいだと思っているのですが。
新島
「それ、バナナアレルギーです。」
吉川
「!(ハッとする。)」
新島
「もしかして自覚なかったですか? 結構多いんですよ。バナナアレルギーの方。実は私もそうです。子供のころはバナナが好きでよく食べてたんですが、ある時から食べるとかゆーくなりまして。調べたらバナナアレルギーだと。それからバナナは嫌いになってしまいました。朝お会いした時のあなたの症状は私のバナナアレルギーの症状とよく似ていた。だから分かったんです。」
吉川
「・・・」
新島
「吉川さん。松井さんの持っていたバナナをいつどこで食べたんですか? 納得のいくご説明を。」

吉川、持っていた鞄を新島の方へ突き出し、自ら手放す②(9)

新島
「この鞄は証拠品としてお預かりします。」
吉川
「・・・殺すつもりはなかったんだ。ただ、あいつがうちのシマの大麻を横流ししてるって、その証拠を見つけるだけだったのに。」
新島
「お察しします。」
ーーーーーーーーーー
イトラ「うーん、ここまで書いてきたけど、やっぱり村人みんながバナナを食べてないって設定は無理があるよなぁ。要素も後1個回収してないし、ミステリもかぶっちゃったし、これ創りだすに投稿するか悩む。。。いや、進行の休み鶴さんも文末にご投稿お待ちしておりますって書いてあるし、投稿するか!⑨(43)

[編集済]

回答はまだです。

No.80[まりむう]11月29日 19:5411月30日 09:34

バナナは神聖なもの

天からの恵みには、心からの信仰を。 [良い質問]

2

No.81[まりむう]11月29日 19:55未回答

【簡易解説】
その村ではバナナを神に通じる神聖なものとしてあがめる村独自の宗教があり、毎月末にそのバナナを使って儀式を行うため、バナナをあえて食べないのである。

【詳細解説】
「えっ、バナナを神聖なものとしてあがめる村ですか・・・?」
ここはある大学の民俗学研究室。研究室の長である亀吉教授の鶴の一声が研究室内にこだました。(43)
「そうだ。この私も今や65歳になってしまってそう長く世界の民族学を研究することはできない。もしこれを逃したらもうこの村がある島に行ってその風俗を実際に見ることすらおそらくできなくなるだろう。(22)そこでだ、この夏に私と一緒に1か月ぐらい島に行ってその村の研究をしないかね?」
「1か月も島にいるんですか・・・。どうしよう・・・。」
とまどう研究員の私に亀吉教授はさらに畳みかける。
「もしいかないんなら私の研究室の掃除をしてくれる掃除のお姉さんが今度退職するっていうから代わりに掃除するかね?」(36)
「だったら行きます!」
私は掃除が殊の外苦手で、好きか嫌いかで言えば嫌いだ。(17)そんなことをするぐらいなら私は島にいる方がずっとましだと思うぐらいだ。かくして私は教授と一緒にバナナを崇拝する村-ハナナ村に行くことになった。

さて1か月後、ハナナ村のある島に向かう筏に私と教授、それに現地在住の通訳の3人が乗っていた。
「あ、あそこです。」現地の通訳がそういう。
「もうすぐそこだな。」(48)教授がそういうとそこにはたくさんの木が並んでいるそう大きくはない島があった。心なしかバナナの匂いがいかだにも届くほど強く、この村がバナナを大切にしていることは想像に難くなかった。(26)
私たち一行が村の港に着くと私は「どんなバナナなんだろう?」と思い、港の浜に一本立っているバナナの木に駆け寄ってバナナを取ろうとした。その時だった。
「危ない!」現地の通訳の人が言って私が取ろうとしていたバナナから手を離すとバナナの木に矢が飛んできた。(9)どうやら現地の通訳の人はバナナの木の向こうにある弓矢のトラップに気づいたようだ。(6)矢が飛んできた後、現地の人が木の近くに駆け寄ってきた。
「だめですよ勝手にバナナなんてとっちゃ。この島の村の人はバナナを神聖なものとしてあがめているんですよ。それを勝手に取ろうとするなんて・・・。」
そういえばそうだった。私がうかつだった。私が謝ると現地の通訳が私と教授の話をする。その現地の人は幸い優しい人物だったためか、
「もう次からは気を付けてくださいよ・・・・。」
と言っただけで済んでくれた。

しばらく歩くと村がある集落に着いた。その村は若者や子供がとても多いところだった。村の人たちの前で教授と私は自己紹介を行う。
「亀吉教授と申します。日本の大学で教えています。これから1か月ほど皆さんの文化について研究したいと思います。よろしくお願いします。」
亀吉教授の丁寧な自己紹介の後、私の出番が回ってきた。私はこういう人前では緊張しやすいためか、なかなか言葉が出づらい。
「えっと・・・カメコと言います。亀吉教授と同じ・・・大学で研究しています・・・。」
どうしよう、なんて言おうか、私の脳内はパニックになっていた。焦った挙句に出た言葉はなぜかなぞなぞだった。
「では問題です。パンはパンでも食べられないパンは何でしょう。ヒントはパンの前に「フ」から始まって「イ」で終わる言葉が入ります。」
現地の子供がすかさず手を挙げて私が指名するとその子は答えた。
「そこまでヒントだされたらすぐわかるよ。フライパンでしょ?」
「正解です。ヒントだしすぎちゃったね。」(33)
私が笑いながら話すと、現地の人たちも楽しそうに笑った。
「あれ、案外これでよかったんだ。」
私はそれまで緊張していた気持ちが和らいだ。

村で何日か生活してみると「バナナを神聖なものとしてあがめる村」というのはあながち間違っていないなと思った。
何せバナナが毎度の食事に出される。それも単に生で食べるだけでなく、煮たり焼いたりすることも普通に行っている。なんでも住民によればバナナを食べることで神から力を与えられるのだという。食事だけではない。この村の住民は衣服にバナナの皮を「お守り」として身に着けている。日本では考えられないのだがここでは当たり前のことなんだそうだ。住民の生活を見ている中で私は今回の研究旅行に行ってよかったなと思うようになってきた。

村に来てから何日か経って、月の最終日が来た。月の最終日は神にバナナをささげる儀式が行われるのだそうだ。この儀式では村の住民全員で神にバナナをささげるのだという。そのためこの日だけはバナナを食べずにその分のバナナをそれぞれの家族で儀式に持っていくのだ。民俗学を研究しているものとしてはこの儀式に参加しないわけにはいかない。私と教授は住民と同じ洋服と儀式に使うという伸び縮みすることが出来る槍を持って儀式会場に向かった。(14)
儀式が始まるとさっそく村の長老と思しき人が呪文らしきものを唱える。現地の通訳の人によればそれは神を呼び出す言葉なのだそうだ。長老らしき人が呪文を唱え終えると、村の住民はみな立ち上がって槍を持ち始めた。なんでもこれから槍を使って神に演技を見せるのだという。私や教授もぎこちないながらも村の住民と同じように演技を行ってみる。しばらくして村の住民たちが一斉に一つの言葉を唱え始めた。現地の通訳の人によれば「バナナは神聖なもの」という意味だそうだ。私や教授は無我夢中でその言葉を唱えた。
唱えているうちに私はなんだか村の住民は幸せそうだなと思った。村の住民は楽しそうに演技を行い、そして嬉しそうに「バナナは神聖なもの」と唱えている。きっとバナナを本気で大切にしているんだなと感じた。
さて演技が終わると、村の住民は一つに並んでバナナを次々祭壇の上に置いて手を合わせた。もちろん私や教授も参加した。村の住民のまなざしは真剣だ。本当に神、そしてバナナに対して尊敬している。私はそう思った。バナナの祭壇の上にあるろうそくに火が付くとさっきと同じ「バナナは神聖なもの」という意味の言葉を村の住民たちは唱え、そして儀式は終わった。

儀式を見ている中で私はこう思った。確かにバナナを神につながる神聖なものとしてあがめるなんて日本では考えられないかもしれない。でもこの村の住民は本当にバナナそして神に対して尊敬している。そのような文化がなくなってしまったらどうなるだろう。きっと世界は多様性の1つを失うだろう。そうならないように今回の出来事を文章にまとめて論文として発信したい。そしてこの民俗学の研究をこれからも続けていきたい。私はそう思いながら滞在先の村の住民の家に戻るのだった。(終)

回答はまだです。

以上で投票へのエントリーを締め切ります!ご投稿ありがとうございました!
以下はロスタイム作品となります。[編集済]
No.82[ぎんがけい]11月29日 22:2511月30日 18:35

(投票対象外)『聖なるバナナの木事件』

ひとたび付いた傷痕は消えない。 [良い質問]

No.83[ぎんがけい]11月29日 22:25未回答

(簡易解説)
村長は私利私欲のため、「各月の最終日にバナナを食べてはならない」という掟を定め、村民に守らせ、守らなかった者はバナナの木の枝で刺殺した。しかし、名探偵金田の手によって、村長は捕まった。しかし、その掟は村長が捕まった今もいびつな形で残り続けている。


全てはある男の発言から始まった。
「各月の最終日にバナナを食べてはならない!」

ここは人口100人程度の小さな村。この発言をした男もこの村の住人で村長である。どうやら、村長男は夢を見たらしい。
「村の中心に唯一あるバナナのなる木は神聖なものであり、神様が各月の最終日に降りてくる。その際神様はバナナを召し上がるので、愚かな人間どもはこの日はバナナを食してはいけない。」
というものだ。そのせいで最初に述べたような謎の掟ができてしまった。よくわからない掟ができたものだと村人は誰もが思ったが、ただ、これはいわば【⑨鶴の一声】である。村長の作った掟なのだからと従うしかなかった。もし、破ったらどうなるかわからない。下手したら自分の命にも脅威が及びうる。ただ、そんなことを全く考えずにこの掟を破ろうとしている者がごく数名・・・。

ある月の最終日の夜深く、そのごく数名がバナナの木の周りに集まる。そして、バナナを盗っては食べだした。周りを見ても誰かがいる気配はない。こんなことをしても何も罰を受けることはないと思って・・・。実際、その日は何も起きなかった。彼らは安堵した。結局あれはただのデタラメだったのだと。しかし、草むらの陰からカメラ越しに彼らが掟を破っているところを見ていた者も・・・。

翌日、バナナを食べた者のうちの一人の男が外出しようと外に出たときのことだ。いつも通りの玄関の風景を見ながら歩を進めていたそのときだ。彼が歩いているある瞬間右足のすねにピアノ線のようなものが当たった気がした。何が引っかかったのかと足元を気にする暇もなく、ものすごい速度で飛んできた木の枝が彼の身体を貫いた。木の枝は精巧に先端が鋭く削られていたため、殺傷能力は十分であった。それが【①トラップだと気づいた】時にはもう遅かった。

彼の遺体はその日のうちに発見された。彼と一緒にバナナを食べた者も【⑩家からすぐそこの場所で】遺体で発見された。全員木の枝が刺さったことによる失血死だった。このことは村中でニュースになった。入念な捜査により、殺された者たちに刺さっていた木の枝がバナナの木の枝であること、殺された者たちは殺された前日から当日の夜にかけてバナナを食べていたことがわかった。村人たちは騒いだ。「これは神の怒りによるものだ」と。村中が大パニックになったが、警察とある一人の男は冷静であった。事件を捜査するにあたってオカルトというものを排除して考えるのが仕事だからである。では、先ほど述べたある一人の男とは誰か。詳しいことはわからないが、自称探偵の金田一(かねだはじめ)である。名探偵を名乗っているだけあって、村人たちは全員彼の存在を知っているようだったが、何やら胡散臭い怪しい人としか思われていなかったようだ。金田は警察関係者の中で最も信用できるとされている日暮警部にこう告げた。
「現状でわかっているのは、月の最終日にバナナを食べた者が何者かが仕掛けたトラップに掛かってしまい殺されたということだけです。これは決して神の怒りなんかではありません。犯人の目星は大まかにはついていますが、やはり情報が足りません。そこでお願いがあるのですが、私がおとりになって警部たちに捜査していただくことは可能でしょうか。」
「おとり捜査ってことかね、金田君。それはあまりにも危険すぎる。捜査は我々に任せて。」
「大丈夫です。私の言うとおりにしていただければ。まあ、私が死んだときはバナナの木の下に埋めてもらっても構いません。私自身、バナナが【④好きか嫌いかでいえば嫌いですが。】」
「まったく、君はほんといつも生意気だな。くれぐれも無茶な真似だけはしないように。」
「ありがとうございます。今月の最終日、よろしくお願いします。警部!」

その月の最終日、なんとか警部の承諾を得ることができた金田は宣言通りおとり捜査を行うことにした。金田は先月殺された男たちと同様、夜に例のバナナの木のある場所に行き、バナナを食べた。万が一に備えて、警察を周囲に配備させた。幸い、その日は何も起きなかったが、金田らは落胆した。これはあくまでも捜査である。何としても手掛かりを得る必要があったのだが、収穫がなかったからだ。今回は前回より気づきにくい木の陰からカメラ越しに金田が掟を破っているところを見ていた者も・・・。その夜、金田は日暮警部含む数人の警察関係者と家に帰り、一夜を共にした。

そして翌朝、金田たちはより厳戒態勢に入った。先月、掟を破った者が殺されたのが、翌朝だったからである。金田たちは恐る恐る外に出る。金田たちの中で先陣を切ったのは警察犬である。トラップである鋭利な木の枝を射出するのに【③伸縮性のゴム】が用いられていたのでそのゴムの【⑥匂い】を警察犬に嗅がせ、探させた。金田の予想は見事的中。金田の家の近くにトラップが設置されていたのである。全く、二度も同じ手口を使うとはアホな犯人だ。金田にはもう一つ強く確信していることがあった。犯人はこの近くにいるということだ。近所で【⑧掃除しているお姉さん】に聞き込みをしたところ、怪しい人物をついさっき見たとのことだ。ここの近所で金田が死ぬところを見られる人気のない場所と言ったら、一ヶ所しかない。その場所に怪しい男が1人。金田はためらう間もなく、男に話かける。
「見つけましたよ。先月の終わりに、バナナを食べた人たちを殺した犯人!村長さん!」
「ん?何の話だ?」
「私はあなたのことをよく知っています。バナナの掟を破った者はバナナの木の枝で殺されたという伝説でこの村を有名にしようとしているんですね。それにあなたは自己顕示欲が強く、優越感に浸るのが大好きだ。死ぬ瞬間を見ることで快感を得ているのだろうと容易に想像がつく。」
「何を言い出すかと思えば想像だけを語っているではないか。それは無駄だ。証拠を出せ、証拠を。」
「では、指紋を採取させていただきます。」
「!?」
「もうひとつあなたに対して言えることがあります。それはあなたはとてつもなくアホです。指紋を含め私たちに【⑦ヒントを与えすぎました。】どうです?犯行を認めますか。」
「ああ、お前の言う通りだ。すべてはこの村を伝説で有名にしたかっただけなんだ。神の怒りに触れた者が次々に死んでいくなんて、なんと興味深いではないか。これで村おこしができるのなら、私も幸せだ。」
「黙れ、人殺し。他人の夢を奪った者に自分の夢を語る資格などない。自分の罪を償え。」
村長はそれ以降、口を開くことはなかった。

それから、10年以上経った。今でこそ、そうした神のいたずらが存在しないことが証明されてしまい、誰かが死ぬような怪奇現象は【⑤もう見ることはない】。しかし、好んで各月の最終日にバナナを食べる者はいないという。やはり月の最後にバナナを食べた者が殺されたという話を聞いて、進んで食べようとする者などあまりいなかった。今は掟に縛られているのではなく、村民【②自らバナナを食べる権利を手放した】と言える。掟はなぜか今もいびつな形で残り続けている。

(完)
[編集済]

回答はまだです。

以上でロスタイム投稿の受付を締め切ります!ご投稿ありがとうございました!
こちらから投票をお願いいたします!→ https://late-late.jp/mondai/show/13059[編集済]

参加者一覧 20人(クリックすると質問が絞れます)

全員
靴下(4)
リンギ(6良:3)
ぎんがけい(6良:1)
きの子(5良:1)
弥七(10良:3)
びーんず(4)
クラブ(4良:1)
キジ猫(3良:1)
すを(4良:2)
きっとくりす(4良:1)
まりむう(6良:1)
「マクガフィン」(4良:1)
さなめ。(6良:2)
ほずみ(1)
tsuna(6良:3)
あひるだ(2良:1)
異邦人(2良:1)
くろだ(2良:1)
ハシバミ(2良:1)
イトラ(2良:1)
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>ぎんがけいさん、投稿ありがとうございます!今回は私の都合で締め切り時刻を前倒ししてしまっているので、申し訳ないです・・・。[29日22時30分]
1
ぎんがけい>>30分ほど遅れて投稿いたしました。間に合わなかったのが悔しすぎる。[29日22時27分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>まりむうさん、投稿ありがとうございます![29日21時19分]
まりむう[◇ホウ王◇]>>投稿しました。[29日19時56分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>イトラさん、投稿ありがとうございます!要素のトリッキーな解釈は私の望むところでもありますので、大歓迎です![29日18時38分]
イトラ>>投稿いたしました。最後の一個要素、反則気味の回収ですが、ご容赦ください。[29日18時28分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>ハシバミさん、投稿ありがとうございます!思い立ったが吉日という言葉もありますから、全く問題ありません![29日11時14分]
ハシバミ>>投稿しました。微妙にかぶっているので間を空けようかと思いましたが、忘れそうなので上げてしまいます……。[29日10時24分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>リンギさん、投稿ありがとうございますウホ!ウホウホウホウホ!!![25日17時53分]
リンギ>>投稿させていただきましたウホ。ご査収くださいウホ。[25日12時35分]
2
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>くろださん、投稿ありがとうございます!明日の朝食にはぜひバナナを![23日19時09分]
くろだ>>参加します!投稿しました!こんなにバナナの事を考えたのは初めてです。[23日19時03分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>異邦人さん、投稿ありがとうございます!解釈の余地の狭い問題文ですから、多少のネタ被りには目を瞑ってしまえばいいのです![21日22時00分]
異邦人>>投降しました。 キジ猫さん月齢ネタ被ってスミマセン。[編集済] [21日21時56分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>あひるださん、キジ猫さん、投稿ありがとうございます!短編も長編もどんと来いな懐の深さが「創りだす」です![21日20時13分]
キジ猫>>投稿致しました。ss並みに長くなった気もしますが、削るだけの才もないのでそのまま失礼します。お時間のある時にどうぞ。[編集済] [21日19時14分]
1
あひるだ>>投稿させて頂きましたー。
(追伸:元ネタを知らなくても成立するよう書いたつもりではありますが、特に画像で検索するとより楽しんで頂けるかと思います。)[編集済] [21日18時43分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>弥七さん、投稿ありがとうございます![21日16時32分]
1
弥七>>投稿しましたー!^ ^[21日13時40分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>さなめ。さん投稿ありがとうございます!tsunaさんのロケットスタートですねー![19日07時09分]
1
OUTIS>>失礼、通りすがっただけだヨ[編集済] [18日23時29分]
1
さなめ。[ラテアート]>>投稿失礼致します!こんなに早く創りだしたのに4作目…??[18日23時26分]
3
tsuna>>23:30頃をめどに、3話目だしますのでできればそれまでお待ちください
終わりました お待たせしました[編集済] [18日22時58分]
2
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>tsunaさん、投稿ありがとうございます!早すぎます![18日22時17分]
1
tsuna>>参加させて下さい[18日22時14分]
3
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>要素投稿へのご参加ありがとうございました!投稿フェーズの始まりです![18日22時02分]
1
ほずみ>>参加します!すべりこめますように![18日21時56分]
1
さなめ。[ラテアート]>>参加します。[18日21時51分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>質問40~50については、No.50までの質問が集まった段階で回答を返させていただきます。[18日20時51分]
1
「マクガフィン」[ですか?]>>参加します〜!問題文が鶴さんだ〜![18日20時29分]
1
まりむう[◇ホウ王◇]>>参加します。[18日20時27分]
1
すを>>参加します!!!![18日20時14分]
1
きっとくりす>>参加します。[18日20時13分]
1
キジ猫>>参加いたします![18日19時44分]
1
クラブ>>参加します![18日19時27分]
1
びーんず>>参加します[18日19時15分]
1
きの子[『 良い質問です 』]>>参加させていただきます![18日19時06分]
1
弥七>>参加します!^ ^[18日19時06分]
1
ぎんがけい>>讃歌します[18日19時05分]
1
リンギ>>参加させていただきます。[18日19時01分]
1
休み鶴[◇シェチュ王◇]>>あらかじめ皆さまを歓迎します![18日19時00分]
1
靴下[◇クエ王◇]>>参加します![18日19時00分]
1
◆要素一覧◆
①(6)トラップに気づきました
②(9)自ら手放しました
③(14)伸び縮みします
④(17)好きか嫌いかでいえば嫌いです
⑤(22)もう見ることはできません
⑥(26)匂いは重要です
⑦(33)ヒントを出しすぎました
⑧(36)掃除のお姉さんが関係します
⑨(43)鶴の一声、です
⑩(48)すぐそこにあります


◆出題者エキシビジョン作品(投票対象外)◆

『鶴九皐に鳴き、声天に聞こゆ』

とある山奥に、清人という男が住んでいた。山奥に住んでいるといっても、完全に隔絶しているわけではなく、
月末には麓の村に下りてきて食糧調達がてら住民との会話を楽しむ、気さくな男であった。
ある日、清人が山菜を採りに山に分け入ると、1羽の鶴がうずくまっていた。
驚いて駆け寄ってみると、[⑩傍らに][①バナナの皮が落ちていることに気付いた。]俄には信じがたいが、コレで滑って頭を痛打したらしい。
湧き水で手拭いを濡らして鶴の頭を冷やしてやると、ほどなくして体調が回復したようで、ふらふらと飛び去って行った。
手拭いは鶴の頭に巻きっぱなしであったが、[②自らあてがったものであるから、]まぁいいかと思うことにした。

その日の晩は暴風雨であった。清人も家の中で大人しくしていたのだが、
がたがたと鳴る扉の向こうからか細く「ごめんください」と声がかかった。
不思議に思って扉を開けると、美しい女性が立っているではないか。
女性は絹子と名乗った。山菜採りに来たものの道に迷ってしまい、雨風に晒されながらもなんとかこの家を見つけたのだという。
この暴風雨の中を下山するのは危ないので、一晩泊めることにしたのであった。

ところが暴風雨はなかなか止まず、絹子はしばらく清人の家に留まることになった。
客人に何かをしてもらうのも気が引けたが、
「何かお手伝いできることはありませんか?炊事洗濯はからきしですが、掃除にだけは自信があります!」
と絹子がドヤ顔で言うので、[⑧掃除だけは絹子の担当]になった。

そうして2人の生活が始まったある日、清人は部屋の隅に鳥の羽根が落ちているのを見つけた。
絹子の掃除はいつも完璧なのに珍しいな、と思いながら拾い上げると、家で使っている[⑥石鹸の匂い]がした。
ふと視線を感じて振り返ると、絹子がわなわなと震えていた。

「ああ、こんな[⑦あからさまな痕跡]を残してしまうなんて。もう隠し立てはできませんね。実は私は、あなたに助けていただいた鶴なのです。
私の正体を見られてしまったからには、もう一緒にいることはできません。清人さん、さようなら・・・」

そう言って絹子は真っ白な翼をばさばさと[③伸び縮み]させると、[⑨1つケンと啼いて]飛び去った。

「待ってくれ、絹子さん!」

追い縋るように走る清人の足元を、例のバナナの皮が掬う。
急いで起き上がるも、絹子の姿は[⑤既に夕空に溶けていた。]

「チクショーッ!!バナナなんてもう[④懲り懲り]だぁーっ!!」

その悲痛な叫びは山麓の村にまで届くほどであった。
あれほど温厚な清人を激怒させるバナナを本人の目の前で食べたら、どうなるか分かったものではない。
村人たちは、清人が下山してくる[問:月末日にはバナナを食べない]ようにしましたとさ。
めでたしめでたし。

「ちっともめでたくねぇーっ!!」