「アンダンテ」「4ブックマーク」
ユリちゃんはピアノの上手なハジメくんに想いを寄せていたのだが
ある時、学校の合唱祭でチカちゃんが病欠したことにより、今までハジメくんについていた嘘がばれることになる。
ユリちゃんはハジメくんに、どんな嘘をついていたのだろう?
ある時、学校の合唱祭でチカちゃんが病欠したことにより、今までハジメくんについていた嘘がばれることになる。
ユリちゃんはハジメくんに、どんな嘘をついていたのだろう?
20年04月23日 02:19
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
(2時40分頃に離脱します)
解説を見る
【解答】
ピアノを教えてもらうことを口実にハジメくんと一緒にいたいがために、ピアノが弾けないふりをしていた。
【解説】
放課後、音楽室から聴こえてくるピアノの音。
偶然近くを通りかかったユリちゃんは、気になって音楽室を覗いた。
ピアノを弾いていたのは隣のクラスのハジメくん。
ユリちゃんがひそかに想いを寄せる男の子だ。
「ハジメくん、ピアノ上手なんだね……!」
「!ユリちゃん、聴いてたの?」
こんな風に二人きりで話すことなんかそうそうない。
ユリちゃんはハジメくんのそばへ駆けていって、もっと聴かせてほしいとせがんだ。
「何なら、ピアノ、教えてあげようか?」
「……!うん!」
ユリちゃんがピアノに興味を持ったのだと思ったハジメくんはそう提案した。
願ってもない申し出にユリちゃんは大きく頷く。
ハジメくんは簡単な楽譜を取り出して、譜読みの仕方や和音などをひとつひとつ丁寧にユリちゃんに教えてくれた。
ハジメくんの隣に座り、ユリちゃんはそっと鍵盤に指を乗せる。
「ユリちゃん、もしかしてピアノやったことある?」
「えっと……少しだけ」
「指使いが綺麗、素質あるよ」
そうして二人はたびたび、放課後の音楽室で一緒にピアノを弾いていた。
そして年に一度のイベント、合唱コンクールがやってくる。
ハジメくんはピアノ伴奏を担当するのだと言う。
「ユリちゃんのクラスは誰が弾くの?」
「ええとね、チカちゃん」
「へぇ、チカちゃんピアノ弾けるんだ」
「小さい頃から習ってて上手なんだ」
ハジメくんのクラスは『名づけられた葉』を歌うらしい。
ユリちゃんのクラスは『春に』だった。
ハジメくんは『春に』の伴奏をユリちゃんに教えてくれたりもした。
そして迎えた本番当日。
なんと、チカちゃんがインフルエンザで欠席になってしまった。ピアノ伴奏者が欠席という致命的な事態だ。
音楽の先生が代わりに伴奏を弾こうかという話にもなったのだが、そこで静かに手が挙がる。
「……わたし、伴奏やります!」
ユリちゃんだった。
ざわつく教室。
「ユリちゃん、弾けるの?」
「うん。ずっとピアノ習ってるし、それに、家でも『春に』の伴奏は何度も弾いてたから」
そう、ユリちゃんはピアノがとても上手だったのだ。
それこそ、ハジメくんに教えてもらう必要なんかないくらいに。
ハジメくんのクラスの歌唱が終わり、体育館に拍手が響く。
ハジメくんのピアノはやはり上手だった。
そして、ユリちゃんのクラスの番になる。
「……えっ、ユリちゃん……!?」
ピアノの前に座ったユリちゃんを見て、ハジメくんは驚愕する。
彼女が弾くのか?
だって、僕が教えてた時はまだたどたどしくて……。
そんな戸惑いを掬い去るかのように、なめらかな演奏が響いた。
自分と同等か、もしくはそれ以上に綺麗なピアノ。
見事だ。
ハジメくんの胸中はひどくもやもやした。
表彰も終わり皆がぞろぞろと教室へ戻るなか、ハジメくんはユリちゃんを呼び止めた。
「ユリちゃん!ねぇ、ピアノすごく上手いじゃないか。僕なんかより……。どうして今まで弾けないふりをしていたの?」
「ハジメくん、ごめんね……ずっと黙ってて。私昔からピアノを習ってたの。家でもたくさん弾いてて。でも……」
俯きながら、意を決したユリちゃんが口を開く。
「ハジメくんにピアノを教えてもらえるのが嬉しくて……一緒にいられるのが、うれしくて」
「えっ」
「だからずっと黙ってたの。ごめんなさい」
ハジメくんは何か言おうと口をぱくぱくさせたが、何も言葉が出てこない。頬が染まっていく。
「お、怒ってる……?」
おそるおそる顔を上げるユリちゃん。ハジメくんは真っ赤な顔を見られまいとわざとらしく顔をそらした。
「……今度は、ユリちゃんが僕に教える番!」
「……!」
「また放課後、音楽室で待ってる」
そう言うと、ハジメくんは足早に教室へと走り去っていった。
その背中を見送るユリちゃんの頬もほんのりと染まっていた。
ピアノを教えてもらうことを口実にハジメくんと一緒にいたいがために、ピアノが弾けないふりをしていた。
【解説】
放課後、音楽室から聴こえてくるピアノの音。
偶然近くを通りかかったユリちゃんは、気になって音楽室を覗いた。
ピアノを弾いていたのは隣のクラスのハジメくん。
ユリちゃんがひそかに想いを寄せる男の子だ。
「ハジメくん、ピアノ上手なんだね……!」
「!ユリちゃん、聴いてたの?」
こんな風に二人きりで話すことなんかそうそうない。
ユリちゃんはハジメくんのそばへ駆けていって、もっと聴かせてほしいとせがんだ。
「何なら、ピアノ、教えてあげようか?」
「……!うん!」
ユリちゃんがピアノに興味を持ったのだと思ったハジメくんはそう提案した。
願ってもない申し出にユリちゃんは大きく頷く。
ハジメくんは簡単な楽譜を取り出して、譜読みの仕方や和音などをひとつひとつ丁寧にユリちゃんに教えてくれた。
ハジメくんの隣に座り、ユリちゃんはそっと鍵盤に指を乗せる。
「ユリちゃん、もしかしてピアノやったことある?」
「えっと……少しだけ」
「指使いが綺麗、素質あるよ」
そうして二人はたびたび、放課後の音楽室で一緒にピアノを弾いていた。
そして年に一度のイベント、合唱コンクールがやってくる。
ハジメくんはピアノ伴奏を担当するのだと言う。
「ユリちゃんのクラスは誰が弾くの?」
「ええとね、チカちゃん」
「へぇ、チカちゃんピアノ弾けるんだ」
「小さい頃から習ってて上手なんだ」
ハジメくんのクラスは『名づけられた葉』を歌うらしい。
ユリちゃんのクラスは『春に』だった。
ハジメくんは『春に』の伴奏をユリちゃんに教えてくれたりもした。
そして迎えた本番当日。
なんと、チカちゃんがインフルエンザで欠席になってしまった。ピアノ伴奏者が欠席という致命的な事態だ。
音楽の先生が代わりに伴奏を弾こうかという話にもなったのだが、そこで静かに手が挙がる。
「……わたし、伴奏やります!」
ユリちゃんだった。
ざわつく教室。
「ユリちゃん、弾けるの?」
「うん。ずっとピアノ習ってるし、それに、家でも『春に』の伴奏は何度も弾いてたから」
そう、ユリちゃんはピアノがとても上手だったのだ。
それこそ、ハジメくんに教えてもらう必要なんかないくらいに。
ハジメくんのクラスの歌唱が終わり、体育館に拍手が響く。
ハジメくんのピアノはやはり上手だった。
そして、ユリちゃんのクラスの番になる。
「……えっ、ユリちゃん……!?」
ピアノの前に座ったユリちゃんを見て、ハジメくんは驚愕する。
彼女が弾くのか?
だって、僕が教えてた時はまだたどたどしくて……。
そんな戸惑いを掬い去るかのように、なめらかな演奏が響いた。
自分と同等か、もしくはそれ以上に綺麗なピアノ。
見事だ。
ハジメくんの胸中はひどくもやもやした。
表彰も終わり皆がぞろぞろと教室へ戻るなか、ハジメくんはユリちゃんを呼び止めた。
「ユリちゃん!ねぇ、ピアノすごく上手いじゃないか。僕なんかより……。どうして今まで弾けないふりをしていたの?」
「ハジメくん、ごめんね……ずっと黙ってて。私昔からピアノを習ってたの。家でもたくさん弾いてて。でも……」
俯きながら、意を決したユリちゃんが口を開く。
「ハジメくんにピアノを教えてもらえるのが嬉しくて……一緒にいられるのが、うれしくて」
「えっ」
「だからずっと黙ってたの。ごめんなさい」
ハジメくんは何か言おうと口をぱくぱくさせたが、何も言葉が出てこない。頬が染まっていく。
「お、怒ってる……?」
おそるおそる顔を上げるユリちゃん。ハジメくんは真っ赤な顔を見られまいとわざとらしく顔をそらした。
「……今度は、ユリちゃんが僕に教える番!」
「……!」
「また放課後、音楽室で待ってる」
そう言うと、ハジメくんは足早に教室へと走り去っていった。
その背中を見送るユリちゃんの頬もほんのりと染まっていた。
「新ラテシン お姉ちゃんが髪を切ったなら」「4ブックマーク」
(´°д°`)oh~ (`・ω・)フン!
カメオの髪の毛を散髪してあげたのですが
どうにもお気に召さなかった様子なのです。
どうにかして怒った顔を治めて欲しいのですが
みなさま協力してもらえませんか?
カメオの髪の毛を散髪してあげたのですが
どうにもお気に召さなかった様子なのです。
どうにかして怒った顔を治めて欲しいのですが
みなさま協力してもらえませんか?
20年04月16日 22:50
【亀夫君問題】 [天童 魔子]
【亀夫君問題】 [天童 魔子]
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(`・ω・)なんで僕がこんなに起こっているかって?
(`・ω・)お姉ちゃんが僕の左眉毛まで切っちゃったからだよ!!
本来眉毛があれば(`・ω・´)こうなのに好きでそっぽを向いてるんじゃないんだよ
oh~?(´°д°`)
つまりその怒った顔をどうにかするには残った眉毛を剃れば(・ω・)こうなるのですね?
(#・ω・)おいコラ!何か他方の眉毛も剃ってんだよ!
眉毛が無いと怒ってるように見えないのです!!(´°∀°`)みんなよくやったのです!!
(`・ω・)お姉ちゃんが僕の左眉毛まで切っちゃったからだよ!!
本来眉毛があれば(`・ω・´)こうなのに好きでそっぽを向いてるんじゃないんだよ
oh~?(´°д°`)
つまりその怒った顔をどうにかするには残った眉毛を剃れば(・ω・)こうなるのですね?
(#・ω・)おいコラ!何か他方の眉毛も剃ってんだよ!
眉毛が無いと怒ってるように見えないのです!!(´°∀°`)みんなよくやったのです!!
「真っ白な1ページ」「4ブックマーク」
カメオの日記帳はいつも左側のページには何も書かれていない。
一体なぜ?
一体なぜ?
20年04月26日 15:49
【ウミガメのスープ】 [小鳩]
【ウミガメのスープ】 [小鳩]
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カメオは絵日記をつけている。
左側には絵が描いてあるのだ。
左側には絵が描いてあるのだ。
「涙の人違い」「4ブックマーク」
男はある女性に会うと、「カメコさん、初めまして。」と言い、握手を交わそうとした。しかしその女性は笑いながら、「何を言っているのですか?私はウミコですよ。」と言った。
すると、男は泣き出してしまった。
一体なぜ?
すると、男は泣き出してしまった。
一体なぜ?
20年04月26日 23:16
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
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男(カメオ)は重度のアイドルオタクであり、その昔「ウミコ」というアイドルを追っかけていた。ウミコはテレビに出るような有名なアイドルとは程遠い、誰も知らないようなまだまだ駆け出しのアイドルであったが、重度のオタクであったカメオはたまたま見かけたウミコに”輝くもの”を見い出し、応援していた。
「あ、カメオさん!またライブ来てくださったんですね。その、全然人いないのに…カメオさんだけですよ。いつも、ありがとうございます!」
「いやいや、みんなきっとすぐウミコちゃんの魅力に気がつくよ。ウミコちゃん、これからも応援してるよ。頑張ってね!」
「ありがとうございます!」
ところがその後カメオの仕事や私生活に変化があり多忙となったため、なかなかウミコに会えなくなってしまった。そしてその間、カメオの思った通りウミコは徐々に人気が上がり、現在には超有名なアイドルとなった。もっとも、有名になった頃にはウミコはアイドルの名義を「カメコ」に変えており、余程コアなファンでもない限りもともと「ウミコ」名義でアイドル活動をしていたことは誰も知らない状況となっていた。
それでもウミコを応援する気持ちを失っていなかったカメオは、ついに時間を見つけてカメコの{握手会}に行くことになった。しかしカメオは「しばらく会っていなかったし、すっかり有名になっちゃったウミコちゃんは自分のことなど忘れているだろう」と考え、初対面を装って会うことにした。
「初めまして、カメコさん。いつも応援しています!」と手を差し出すと、
「…ふふ。何を言っているのですか?私はウミコですよ。」
「……!?そ、それって…俺のこと…!?」
「…久しぶりですね、カメオさん。昔から応援して下さっているんですから、カメオさんのことを忘れる訳ないですよ。本当に、いつもありがとうございます!」
「ウミコちゃん…!う、うう…」
しばらく会っていなかった、ただの一人のファンでしかない自分のことをカメコ…ウミコが覚えていたことがあまりに嬉しく、カメオは泣き出してしまった。
「あ、カメオさん!またライブ来てくださったんですね。その、全然人いないのに…カメオさんだけですよ。いつも、ありがとうございます!」
「いやいや、みんなきっとすぐウミコちゃんの魅力に気がつくよ。ウミコちゃん、これからも応援してるよ。頑張ってね!」
「ありがとうございます!」
ところがその後カメオの仕事や私生活に変化があり多忙となったため、なかなかウミコに会えなくなってしまった。そしてその間、カメオの思った通りウミコは徐々に人気が上がり、現在には超有名なアイドルとなった。もっとも、有名になった頃にはウミコはアイドルの名義を「カメコ」に変えており、余程コアなファンでもない限りもともと「ウミコ」名義でアイドル活動をしていたことは誰も知らない状況となっていた。
それでもウミコを応援する気持ちを失っていなかったカメオは、ついに時間を見つけてカメコの{握手会}に行くことになった。しかしカメオは「しばらく会っていなかったし、すっかり有名になっちゃったウミコちゃんは自分のことなど忘れているだろう」と考え、初対面を装って会うことにした。
「初めまして、カメコさん。いつも応援しています!」と手を差し出すと、
「…ふふ。何を言っているのですか?私はウミコですよ。」
「……!?そ、それって…俺のこと…!?」
「…久しぶりですね、カメオさん。昔から応援して下さっているんですから、カメオさんのことを忘れる訳ないですよ。本当に、いつもありがとうございます!」
「ウミコちゃん…!う、うう…」
しばらく会っていなかった、ただの一人のファンでしかない自分のことをカメコ…ウミコが覚えていたことがあまりに嬉しく、カメオは泣き出してしまった。
「クリスマス会の怪」「4ブックマーク」
保育士のユキ先生は園児のクリスくんが可愛くて可愛くて仕方なかったがために、保育園のクリスマス会でユキ先生はクリスくんにプレゼントを受け取ってもらえなかった。
どういうことだろうか?
どういうことだろうか?
20年04月27日 23:02
【ウミガメのスープ】 [異邦人]
【ウミガメのスープ】 [異邦人]
解説を見る
これはどこにでもいる普通の園児と普通の保育士の物語である。
<ユキ「クリスくんかぁいいよぉ……お持ち帰りしたいよぉ……」ハァハァ>
友子「…………」
ごめん、嘘ついた。
これはどこにでもいる普通の園児とちょっと頭おかしい保育士の物語である。
友子「ユキ先生、問題発言ですからねソレ」
ユキ「ハッ!? {こんな可愛い子、誰だって誘拐しようとするに違いない!}」
友子「完全に犯罪者目線だな。 でも、知らない人に付いて行っちゃダメってことは繰り返し園児たちに言わないとですね」
・
・
・
ユキ「いい、クリスくん? 絶対に知らない人に付いて行ったりしちゃダメだよ。{お菓子やおもちゃをあげるなんて言われても貰っちゃダメ。} 約束だよ?」
クリス「わかった!」
ユキ「じゃ、ゆびきりしよっか」
クリス「うん!」
【ゆーびきーりげんまん うーそつーいたら はーりせんぼん のーます ゆびきった♪】
・
・
・
ユキ「ああ、クリスくんのお手て、ちっちゃくてフニフニでかわいかったよぉ……もうこの小指は一生洗わない……」
友子「子供預かる仕事の衛生管理舐めんなよ。 いつまでも悦に入ってないで、クリスマス会の準備手伝ってください」
・
・
・
そんなこんなでクリスマス。
この保育園ではクリスマス会が開かれ、保育士から園児たちにクリスマスプレゼントが配られるのだ。
友子「さー、皆は良い子かなー? 良い子はサンタさんからプレゼントが貰えるよー! それじゃあ皆でサンタさんを呼んでみよう! せーの!」
園児たち「「サンタさーん!!」」
ユキ「ホッホッホ、メリークリスマース! 良い子たちにプレゼントを持ってきたぞい!」
園児たち「「わー! サンタさんだー!! ほんものだー!!」」
ユキ「おっとっと。順番、順番じゃ。皆は順番を守れる良い子かなぁ?」
園児たちに順番にプレゼントを配る、サンタのお爺さんに扮装したユキ。
最後の一つを、部屋の真ん中で小さな手をグッと握って佇むクリスくんに渡しに行った。
ユキ「――さて、君がクリスくんだね。良い子な君にもプレゼントじゃよ」
【クリス「――ぼく、いりません!」】
ユキ「えっ」
クリス「{しらないひとからものをもらっちゃダメって、ユキせんせいとやくそくしたから!} ぼく、いりません!」
ユキ「……そうかそうか、クリスくんは本当に良い子だねぇ。でも、プレゼントはどうしたものかのー……」
友子「よし。それじゃあクリスくんは後で、ユキ先生からプレゼントを貰おっか?」
クリス「! うん!」
・
・
・
クリス「……あっ、ユキせんせい!」
ユキ「クリスくんお待たせ。聞いたよ、私との約束守ってくれたんだね」
クリス「うん!」
ユキ「そんな良い子のクリスくんにはとっておきのクリスマスプレゼントだよ。【……メリークリスマス、クリスくん」チュッ{♥}】
・
・
・
ユキ「サンタの扮装に気付れかないで『知らない人』って言われたのはショックだったけど、私との約束を守ってくれるクリスくん素敵だったよぉ……。 決めた! 私、クリスくんが大きくなったらクリスくんと結婚する!」
友子「お前は園児か」
ユキ「だってもう既成事実も作ったから! 既成事実も作ったから!! えへへへ~!」
友子「ハァー……。知らない人って言われてたことに同情するんじゃなかった……」
【要約解説:可愛いクリスくんが誘拐されないように「知らない人から物を貰ったらダメ」と念を押し過ぎた結果、サンタの扮装をしているのがユキだと気付かなかったクリスくんは「知らない人からは受け取れない」とユキからのクリスマスプレゼントを断ってしまった。】
クリスマス会が終わってから改めてユキがクリスくんにプレゼントし直せたのは、友子先生のフォローのおかげである。 友子先生はユキにが渡させるんじゃなかったとちょっぴり後悔しているぞ。
<ユキ「クリスくんかぁいいよぉ……お持ち帰りしたいよぉ……」ハァハァ>
友子「…………」
ごめん、嘘ついた。
これはどこにでもいる普通の園児とちょっと頭おかしい保育士の物語である。
友子「ユキ先生、問題発言ですからねソレ」
ユキ「ハッ!? {こんな可愛い子、誰だって誘拐しようとするに違いない!}」
友子「完全に犯罪者目線だな。 でも、知らない人に付いて行っちゃダメってことは繰り返し園児たちに言わないとですね」
・
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・
ユキ「いい、クリスくん? 絶対に知らない人に付いて行ったりしちゃダメだよ。{お菓子やおもちゃをあげるなんて言われても貰っちゃダメ。} 約束だよ?」
クリス「わかった!」
ユキ「じゃ、ゆびきりしよっか」
クリス「うん!」
【ゆーびきーりげんまん うーそつーいたら はーりせんぼん のーます ゆびきった♪】
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ユキ「ああ、クリスくんのお手て、ちっちゃくてフニフニでかわいかったよぉ……もうこの小指は一生洗わない……」
友子「子供預かる仕事の衛生管理舐めんなよ。 いつまでも悦に入ってないで、クリスマス会の準備手伝ってください」
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そんなこんなでクリスマス。
この保育園ではクリスマス会が開かれ、保育士から園児たちにクリスマスプレゼントが配られるのだ。
友子「さー、皆は良い子かなー? 良い子はサンタさんからプレゼントが貰えるよー! それじゃあ皆でサンタさんを呼んでみよう! せーの!」
園児たち「「サンタさーん!!」」
ユキ「ホッホッホ、メリークリスマース! 良い子たちにプレゼントを持ってきたぞい!」
園児たち「「わー! サンタさんだー!! ほんものだー!!」」
ユキ「おっとっと。順番、順番じゃ。皆は順番を守れる良い子かなぁ?」
園児たちに順番にプレゼントを配る、サンタのお爺さんに扮装したユキ。
最後の一つを、部屋の真ん中で小さな手をグッと握って佇むクリスくんに渡しに行った。
ユキ「――さて、君がクリスくんだね。良い子な君にもプレゼントじゃよ」
【クリス「――ぼく、いりません!」】
ユキ「えっ」
クリス「{しらないひとからものをもらっちゃダメって、ユキせんせいとやくそくしたから!} ぼく、いりません!」
ユキ「……そうかそうか、クリスくんは本当に良い子だねぇ。でも、プレゼントはどうしたものかのー……」
友子「よし。それじゃあクリスくんは後で、ユキ先生からプレゼントを貰おっか?」
クリス「! うん!」
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クリス「……あっ、ユキせんせい!」
ユキ「クリスくんお待たせ。聞いたよ、私との約束守ってくれたんだね」
クリス「うん!」
ユキ「そんな良い子のクリスくんにはとっておきのクリスマスプレゼントだよ。【……メリークリスマス、クリスくん」チュッ{♥}】
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ユキ「サンタの扮装に気付れかないで『知らない人』って言われたのはショックだったけど、私との約束を守ってくれるクリスくん素敵だったよぉ……。 決めた! 私、クリスくんが大きくなったらクリスくんと結婚する!」
友子「お前は園児か」
ユキ「だってもう既成事実も作ったから! 既成事実も作ったから!! えへへへ~!」
友子「ハァー……。知らない人って言われてたことに同情するんじゃなかった……」
【要約解説:可愛いクリスくんが誘拐されないように「知らない人から物を貰ったらダメ」と念を押し過ぎた結果、サンタの扮装をしているのがユキだと気付かなかったクリスくんは「知らない人からは受け取れない」とユキからのクリスマスプレゼントを断ってしまった。】
クリスマス会が終わってから改めてユキがクリスくんにプレゼントし直せたのは、友子先生のフォローのおかげである。 友子先生はユキにが渡させるんじゃなかったとちょっぴり後悔しているぞ。