トリック部門
さなめ。「駅でスキップするとどんなことが起こるだろうな〜と色々リストアップしてみて、しかしそのリストではこの問題は解けないなと考えてしまいました。問題文に一定の流れが生まれており、それが読み手の視点を華麗にずらして真相の根幹を見えなくしているとても巧みな構成でした。」
トリック部門
さなめ。「簡潔な問題文をうまく綺麗な一問に導入させているところがいいなと思いました。また、問題文で明かす事実の絞り方が非常に工夫されており、「あるある!」と思って嬉しくなる問題に特有のそれ以上に何かない物足りなさを言葉えらび、情報えらびの面で補っているところが特に革新的で面白かったです。」
納得部門
さなめ。「わざわざ水をメニューに追加する、という全く非合理なような謎がとても興味を惹きます。謎の上塗りにも感じる細かな記述も、店長の共感できる判断に則すと途端に強烈に納得できる綺麗な構成だと感じました。」
良質部門
さなめ。「「その少年に会ってから」という表現がこれ以上ないくらい嵌まった表現であることが、解説を見ると改めて窺えます。言い方のトリック、解説で疑問が昇華する納得感、そしてトリックを基にした美しい物語と、どこをとっても素晴らしい問題と感じました。」
物語部門
さなめ。「シンプルながらにとても鮮烈なトリックです。問題文は間違ってもいないし嘘をついてもいない、何ら不自然な言い回しもない文であるにも関わらず、一つの謎が明確に提示されていて、読み手が勝手に騙されている、という見事なまでのお手本作品でした。」
トリック部門
さなめ。「「可能な限り求めよ」という問いかけでかなり「どういう収集をつけるの?」という疑問が感じられたところ、解説を見て驚愕しました。まだまだ20の扉には可能性が無限大に眠っていることに気づかされます。とても大好きな問題タイプです!」
物語部門
さなめ。「カメオ視点で進んでいく物語に合わせた問題文や、奪い桜に隠された秘密が明かされると、編み出されたストーリーが色んな面から沢山の衝撃を与えてくれます。ウミガメのスープという形式が魅せる素晴らしい一問です。」
トリック部門
さなめ。「元となるトリックもとても面白い物語となっています。その上で、始めから問いかけ部分の細部に至るまで工夫された言い回しによって保たれるフェアのバランスに脱帽です。」
納得部門
さなめ。「元となるトリックの着眼点や言い回しが巧妙なのはもちろんのこと、それを存分に活かすためにシチュエーションを具現化、明確化していくことで、真相を知ったときになるほど!と思いやすくなるような緻密な構成が完成されている素敵な一問です。」
トリック部門
さなめ。「何もかもが綺麗な欺きです。兄の名前の明確な特定なんてできるの?という疑問は解説で鮮やかに回収され、親へのイメージまで一転させられた分、その落差に虜になってしまいます。」