トリック部門
さなめ。「短い問題文に詰められたポイントが、解説で起こっていることの断片にしっかりとなっており、綺麗な顛末を辿るところが素晴らしい問題だと思いました。この問題を見なかったら気にも留めなかった現象を持ち寄るトリックの良さに憧れます。」
物語部門
さなめ。「「もう一度だけでいいから好きな人に会って」という切り取り方が上手すぎます。色々なお約束を異なる角度から集約させ「好きな人に分かってもらえない」という予測が確かなものである謎を綺麗に生み出されています。細かな設定、あれもこれもそういうことか〜!なんて発見も楽しめました。」
トリック部門
さなめ。「山中にある不気味な墓地、という無理のない設定でここまで明確に不思議な状況を生み出せるのが特に素晴らしいと感じました。問題文に無駄がない洗練ぶりや、主人公の行動原理もシンプルでありながら、とてもよく考えられた構成を感じます。」
納得部門
さなめ。「状況の切り取り方が綺麗な問題だと感じました。「開いたり閉まったり」という表現も、その主体から的確に目を逸らす絶妙な書き方です。解説に記された問いかけの解釈も興味深かったです。」
トリック部門
さなめ。「舞台設定の企画がとてもいい働きをしています。東京に帰ることを目的としているところから問題が解決できるのか、車を運転している人の意図は…。と色々と企画の裏を考えたくなり、それと47都道府県のどこかが何に関係するのか、とどんどん深みに連れて行かれます。ページのスクロールを止めてしばし考えた私の時間を返してください!!!(冗談です。)」
トリック部門
さなめ。「あるなしクイズが俎上としてしっかりと用いられているだけに、答えとなる( A )の意外性が問題文からは上手く隠されており、トリックがとても自然です。トリックを元に編み出される会話の流れもどこかにありそうな雰囲気があり、説得力が高まっています。」
納得部門
さなめ。「数十倍の売り上げなんてどうやって解決すればいいのかと考えていたのですが、この規模の大きさには納得するしかありません。」
物語部門
さなめ。「スケールの違う問題文にぶつける答えとしてぶっ飛び方がとても合っていて(笑える意味で)面白かったです!それだけでなく、『おやしき編』である理由のはまり方や、本のストーリーや販売方法にばかり注目がいっていたであろう読み手の予想を的確に裏切る背景はとても考えられており、そのバランスの良さが素晴らしいと感じました。」
物語部門
さなめ。「転がせそうでうまく転がしにくい話題を積み上げて短くも奥深い物語を体現させる、その技術がいつもお上手で目を見張ります。」