無能はどっち？

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店主「で、その後にフライパンを傾けて、端でニンニクを素揚げします」

カメオ「ふむふむ」

店主「じっくり風味を出して、ある程度火が通ったら鷹の爪を入れます」

カメオ「成る程……ん？」

店主「……何か分からない事でも？」

カメオ「鷹の爪ってあの鷹（鳥類）の爪か？」

店主「え？恐らく、その鷹の爪（唐辛子の一種）かと……」

カメオ「（そんな食材があるのか、高そうだな……それにしても鷹の爪、か。能ある鷹は爪を隠すというが、私が食べたペペロンチーノに乗っていた鷹の爪の持ち主は、どうやら無能だったようだな）」


《解説》
毒舌で少しお馬鹿なカメオ君。
ペペロンチーノの作り方を教えてもらっている時に出てきた鷹の爪という言葉を、鳥の一種である鷹の爪と勘違い。
能ある鷹は爪を隠すとは良く言うし、ペペロンチーノに乗っていた爪の持ち主も他の無能と同様に能無しかと一人鼻で笑ったおバカなカメオ君でした。