いつも部屋着はズボン派の春子ちゃんは、今日、丈の長いスカートを履いていた。
そのお陰様で春子ちゃんは、お母さんに、殴られた。
状況を説明して下さい。
そのお陰様で春子ちゃんは、お母さんに、殴られた。
状況を説明して下さい。
ご参加ありがとうございました。
No.7[オリオン]09月19日 22:0409月19日 22:05
いつもズボンの娘がスカートを履くわけないと思っていたので、スカートを履いた別人だと思って、きゃー不法侵入者!で殴られますか?
面白い発想で凄いですがNo!
No.2より、
母親は勘違いをしています。
母親は勘違いをしています。
No.22より
今日限り巻き込まれたものではありません。
今日限り巻き込まれたものではありません。
No.31[ルーフェ]09月19日 22:2709月19日 22:27
夏子は母親から日常的に虐待を受けており、春子は夏子の身代わりになるために夏子の服を着て、母親に殴られた?
Yes! 大正解です! [正解]
No.32[たけの子]09月19日 22:2809月19日 22:29
妹が虐待されているのを見てきた春子ちゃんは自分が身代わりになろうと妹の服を借りた。それに気付かなかった母親は夏子ちゃんだと思い春子ちゃんを殴った。ですか?
Yes その通りです! [正解]
参加者一覧 4人(クリックすると質問が絞れます)
全員
オリオン(2)
びーんず(2良:2)
ルーフェ(17良:7正:1)
たけの子(11良:6正:1)
物語になっていて長いです。簡易版は下にございます。
…
私達は、町では珍しい双子だった。長い髪をポニーテールにしていた、活発だった私、春子。それと、双子の妹、夏子。短いボブカットの、内気でおとなしい子。そう、周りには見えていたと思う。
お母さんは私達に優しく接した。春子と夏子が、と近所のひとに明るく触れ回って、良いお母さんだった。みんなの前では。
お母さんは、双子で生まれた私達を良く思っていなかった。双子で生まれた子は、縁起が悪い。そんな迷信を信じていたらしい。元より、顔も同じ、声も同じ。年齢だってほんの数秒の差しかないのだから当たり前だが、趣味嗜好は二人の間では異なった。
お母さんは、私だけを気に入った。
普段の家での生活は、安泰である。お母さんも機嫌が良いときは、夏子にも私にも明るく接してくれる。優しいし、寛容だ。
それが、何かの拍子に豹変してしまう、らしかった。
私は夏子に聞くまで知らなかった。夏子は、お母さんから、時々、酷い虐待を受けていたのである。それも、ここに記すのも辛いくらいの、罵声を浴びされながら。
夏子は当時、私に対しても無口だった。活発な私に連れられて遊びはするが、あまりものを口にしない。
中学校に入って暫くの頃だったと思う。
夏子は、私に虐待を告白した。お母さんが私の隠れているところで、自身にだけ虐待をしていた。それを教えてくれた夏子は、本当に偉かったと思う。
私は衝撃を受けた。だって、私の前では、ずっとお母さんは優しいお母さんなのだから。
どうにかして、夏子を助けたかった。自分と同じ顔をした夏子の腕に刻まれた傷は、自分の腕が殴られたもののような感覚で、胸より先に、腕が傷んだ。
その日、私は一計を案じた訳である。すなわち、入れ替わるのだ。何も知らず生きていた私と、傷の深く入った夏子。
夏子は無口だから、私が夏子の服、ロングスカートを履けばごまかせるのではないか、ということである。
ポニーテールを夏子にバッサリ切ってもらい、ロングスカートも借りた。本物の夏子は、私が夏子の振りをしている間に逃げる、私があとを追う。
父親はいない中、私達は誰かに助けを求めることにしたのだ。
夏子の部屋着を来たボブカットの私は、無言のまま帰宅するお母さんを迎えた。タイミングの悪いことに、お母さんは見るからに機嫌が悪い。いや、私が今「夏子」だから、お母さんの機嫌が悪いのかも知れない。
案の定、先に逃げた夏子を露知らず、お母さんは私を殴り付けた。何度も何度も。こんなお母さんを見たのは、これが初めてだった。罵声を浴びせられながら、私は夏子に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
あんたなんか、生まれて来なければ良かった。
「春子」に聞こえないようにか、小さな声で吐いたお母さんは、自分の部屋に消えた。
私は、玄関へと出た。先に逃げてと言ったのに、泣きながら玄関に立ち尽くしていた夏子と一緒に、私達は、走った。どこに向かっているか、わからない。結局どこに着いたのか、あまり覚えていない。
私達は今、幸いにも一緒に暮らしている。夏子の友達の家に駆け込み、やがて、知らない人の家に居候するようになった。というより、今もそうである。
前の家より離れたところで、その人は私達双子に、本当に優しく接してくれている。
ボブカットから少し長くなった髪をいじりながら、私は夏子と二人、平和に暮らせている。夏子はまだ私に対しても口数少なで、完全に心を開いてはくれない。夏でも長袖に、ロングスカート姿である。
でも、たまに見せる夏子の小さな笑みは、抱き締めたいくらいの宝ものだ。
Fin.
簡易版
春子は双子。妹の夏子は、母親から虐待を受けている。春子は妹の夏子の服を着て、夏子に成り済ましたので、勘違いしたお母さんから殴られた。
…
私達は、町では珍しい双子だった。長い髪をポニーテールにしていた、活発だった私、春子。それと、双子の妹、夏子。短いボブカットの、内気でおとなしい子。そう、周りには見えていたと思う。
お母さんは私達に優しく接した。春子と夏子が、と近所のひとに明るく触れ回って、良いお母さんだった。みんなの前では。
お母さんは、双子で生まれた私達を良く思っていなかった。双子で生まれた子は、縁起が悪い。そんな迷信を信じていたらしい。元より、顔も同じ、声も同じ。年齢だってほんの数秒の差しかないのだから当たり前だが、趣味嗜好は二人の間では異なった。
お母さんは、私だけを気に入った。
普段の家での生活は、安泰である。お母さんも機嫌が良いときは、夏子にも私にも明るく接してくれる。優しいし、寛容だ。
それが、何かの拍子に豹変してしまう、らしかった。
私は夏子に聞くまで知らなかった。夏子は、お母さんから、時々、酷い虐待を受けていたのである。それも、ここに記すのも辛いくらいの、罵声を浴びされながら。
夏子は当時、私に対しても無口だった。活発な私に連れられて遊びはするが、あまりものを口にしない。
中学校に入って暫くの頃だったと思う。
夏子は、私に虐待を告白した。お母さんが私の隠れているところで、自身にだけ虐待をしていた。それを教えてくれた夏子は、本当に偉かったと思う。
私は衝撃を受けた。だって、私の前では、ずっとお母さんは優しいお母さんなのだから。
どうにかして、夏子を助けたかった。自分と同じ顔をした夏子の腕に刻まれた傷は、自分の腕が殴られたもののような感覚で、胸より先に、腕が傷んだ。
その日、私は一計を案じた訳である。すなわち、入れ替わるのだ。何も知らず生きていた私と、傷の深く入った夏子。
夏子は無口だから、私が夏子の服、ロングスカートを履けばごまかせるのではないか、ということである。
ポニーテールを夏子にバッサリ切ってもらい、ロングスカートも借りた。本物の夏子は、私が夏子の振りをしている間に逃げる、私があとを追う。
父親はいない中、私達は誰かに助けを求めることにしたのだ。
夏子の部屋着を来たボブカットの私は、無言のまま帰宅するお母さんを迎えた。タイミングの悪いことに、お母さんは見るからに機嫌が悪い。いや、私が今「夏子」だから、お母さんの機嫌が悪いのかも知れない。
案の定、先に逃げた夏子を露知らず、お母さんは私を殴り付けた。何度も何度も。こんなお母さんを見たのは、これが初めてだった。罵声を浴びせられながら、私は夏子に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
あんたなんか、生まれて来なければ良かった。
「春子」に聞こえないようにか、小さな声で吐いたお母さんは、自分の部屋に消えた。
私は、玄関へと出た。先に逃げてと言ったのに、泣きながら玄関に立ち尽くしていた夏子と一緒に、私達は、走った。どこに向かっているか、わからない。結局どこに着いたのか、あまり覚えていない。
私達は今、幸いにも一緒に暮らしている。夏子の友達の家に駆け込み、やがて、知らない人の家に居候するようになった。というより、今もそうである。
前の家より離れたところで、その人は私達双子に、本当に優しく接してくれている。
ボブカットから少し長くなった髪をいじりながら、私は夏子と二人、平和に暮らせている。夏子はまだ私に対しても口数少なで、完全に心を開いてはくれない。夏でも長袖に、ロングスカート姿である。
でも、たまに見せる夏子の小さな笑みは、抱き締めたいくらいの宝ものだ。
Fin.
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春子は双子。妹の夏子は、母親から虐待を受けている。春子は妹の夏子の服を着て、夏子に成り済ましたので、勘違いしたお母さんから殴られた。
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自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
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「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
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