その海岸で少女がウミガメをいじめていた。
旅人はボロボロになったウミガメを助けた。
ウミガメの傷は深かった為、
旅人は町中の人々に話を聞き、介抱した。
しかし、ウミガメが回復したのち、
旅人は少女がウミガメをいじめることを許した。
なぜだろうか?
皆さん、御賞味頂き有難うございました。もっと分かりやすい問題に出来たのではないかと反省。
少女がウミガメを「殺す」のではなく「いじめる」のには何か理由がありますか?
YESNO,物語では、どちらの「いじめる」も殺すつもりはないです。
少女はある静かな港町で両親とともに静かに暮らしていた。しかしあるときウミガメのせいで両親の乗ったボートが転覆してしまい、両親は帰らぬ人となった。少女はウミガメをやっつけるため、また両親がいなくなって貧しくおなかがすいているため、ウミガメのエキスを取ろうとしていますか?
NOですが。 [良い質問]
旅人が町の人々に話を聞きに行ったとき、
町の人々は必ず「ある噂」のお話をするんです。
一体何でしょうか?
少女の家族はウミガメのスープを飲んだことで自殺してしまいましたか?
YES‼︎スゲェ、ヒント出す前ですよ…… [良い質問]
少女はウミガメのせいで家族が自殺したので、恨み晴らしのためにいじめていた。始めはそれを知らない旅人も、真相を知り「好きにやりな…」ますか? [編集済]
YES!そうなんです…さらに詳しく! [良い質問]
家族がウミガメのスープを飲んで自殺してしまった少女は、自分も家族と同じところに行くためにウミガメのスープを飲もうとしていますか? [編集済]
NO!
過去、ウミガメに竜宮城に招待された少女の家族は「ウミガメのスープ」と称してスープを飲んだ。しかしそれは実は人肉のスープであり、後にそれを知った少女の家族は自殺。その恨みを晴らす為少女は亀をいじめていた?
そういう訳ではないんです。
出揃っている情報の整理ですが、そもそも少女の家族とは何者でしょうか?
少女の父親はウミガメに「ウミガメのスープ」と称して人の肉を食わされた。 以下ウミガメのスープと同じ内容で父親は自殺した。 よって娘は敵討ちをしたといったところかナ?
YES!間違いはございません! [良い質問]
問題文の流れに沿った形で纏められた方に、
正解を差し上げたいと思います。[編集済]
旅人は最初はカメを可愛そうだと思い守ったけれど町の人に少女の父親はウミガメに「ウミガメのスープ」と称して人の肉を食わされた。 以下ウミガメのスープと同じ内容で父親は自殺した。 よって娘は仇討ちをしているという話を聞き少女の好きにさせた ということでどうかナ?
ほぼ合ってます!ただ、旅人は何故ウミガメの回復を待ったのでしょう? [良い質問]
また、リンチをするならば回復を待つ必要はないはずです。[編集済]
「人々から聞いたこと」とは一体何だったのでしょう?
旅人はウミガメの行った行為と少女の父親の最期全てを町の人から聞いたのかナ?
NO!そうなんです!別々に聞いてるんです! [良い質問]
少女のお父さんは「ウミガメのスープ」の要領で自殺してしまった。ウミガメを介抱している最中にそのことを聞いた旅人は回復させたのちに、少女に「このウミガメをどうするかは君に任せるよ」と言いましたか?
YES!基本はそれで正解です!ただ、父親が「ウミガメのスープ」で自殺しているからリンチを許したって訳では。 [良い質問]
ここを組み込んで頂ければ、正解になると思います!
ウミガメ自身が話した、これは償い 或いは報いだったんだネ・・・? [編集済]
YESです!分かりづらかったですかね…ウミガメはこれっぽっちも罪の意識を感じてないから旅人に話したのです。 [良い質問]
旅人は最初はカメを可愛そうだと思い治療したガ、その最中にウミガメは自慢そうに
「少女の父親は自分が”ウミガメのスープ”と称して人の肉を食わせ。 以下ウミガメのスープと同じ内容で父親は自殺した。」
と話したのを聞き、旅人はウミガメが一切反省していなかった為少女の好きにさせた。 といった所でどうかナ?
[編集済]
正解付けさせて頂きます!正確には町の人々から「噂」を、ウミガメから「真相」を聞いていたと言う訳です! [正解]
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とある港町に旅人は初めて訪れた。
旅人が海岸に立ち寄ると、1人の女の子がウミガメをいじめていた。
その顔は泣きじゃくっており、石を投げつけたり、叩いたりしていた。
ウミガメは見るからにボロボロだ。
旅人は女の子を引き剥がし、
「こんなことしちゃダメだよ?」と軽く叱った。
座り込んだ女の子は目元を赤くして泣き続けており、言葉は全く届いていないようであった。
旅人はウミガメを抱え、その場を離れた。
このまま海に戻しては、傷が多く長くは生きられないだろう。介抱が必要だ。
そこで使われていない樽を回収し、その中にウミガメを入れて自分の下宿先へと向かった。
自分の知識だけでは不十分だ、と考えた旅人は町に住んでいる医者や漁師を訪ねた。
彼らから介抱の手段を聞く中で、旅人は奇妙な噂を耳にする。
皆がみな「ウミガメ」というフレーズを聞くと、この話を口々にするのだ。
「ウミガメのスープ」にまつわる噂を。
どうやら漁師であった男は船で遭難した時に、乗組員の肉が入ったスープをウミガメのスープと称して食べたのだそう。
後日レストランでウミガメのスープを注文した時、彼は自分が以前食べたものはウミガメではないということに気づいた。
男は店から出た後、家に帰って自殺を図ったというのだ。
この事件は瞬く間に町中に広がった。
噂が新たな噂を呼び、根も葉もない話も生まれた。
そして漁師の男には1人の小さな娘がいたそうだ。
残された娘にも心無い噂が飛び交った。
「人食いの血筋」「狂ったスープを作る娘」「ウミガメに殺された父親」などと。
なんとも居た堪れない話である。
最後に行き着いた獣医師に感謝を告げて、下宿に向かう。
ウミガメの容態は回復しつつある。
改めて考えると、海岸にいた少女は例の娘なのかもしれない。
そう旅人は下宿に戻って思った。
それならば、少女が泣き顔でウミガメを虐める理由もわかる。
きっと彼女は打ち上げられたウミガメを見て、感情をぶつけずにはいられなかったのだろう。
そんなウミガメも、そろそろ傷が癒えそうだが……などとふけっていると、
「ピシャン」
樽に入っている水が側面に当たる音がする。
旅人は急いで樽の中を覗き込む。
そこには目をパッチリと開いたウミガメがいた。
「良かった!無事か!」
ほっと胸を撫で下ろす。
「ウミガメの回復祝いに酒でも飲むか」と酒を取りに行く、その時だった。
「……ここはどこですか?」
何処からか声が聞こえた。
不審に思った旅人は周りを見渡した。
音がするのは、樽の中でする水の音だけ。
改めて樽の中を覗く。
するとウミガメがこちらを見ながら言った。
「あなたは誰ですか?」
目覚めてから、ウミガメの回復は驚くほど早かった。
最初は警戒心を強くしていたウミガメだったが、献身的な介抱を続けたことで次第に彼に心を許していった。
なぜウミガメが喋れるのかと旅人が尋ねたところ、
魔力や妖力を持っているものだけが喋ることができるのだと言う。
話すようになってからは、ウミガメは饒舌に喋った。
海の中での楽しい暮らしぶり、綺麗な街並み、そして美しい人魚達についてをだ。
話を聞くたびに、旅人の心は踊った。
ウミガメの体が万全の状態に近づき、そろそろ旅立つという時だった。
旅人がウミガメと下宿で話していると、ふと海岸にいた少女を思い出した。
そこで旅人は尋ねた、
「打ち上げられた時のことを覚えているか?」
すると、ウミガメは答えた。
「打ち上げられた時……あぁ覚えてますよ。
その直後にあの女の子に襲われたんですから。」
しかし、この後の発言が旅人の考えを一転させた。
「にしても、バカな娘ですよ。
むしろ我々は、彼女や父親に感謝されても良いはずなのに。」
旅人の思考が一瞬止まった。
ウミガメは続けた。
「彼女の父親の船が遭難し始めたところを、我々ウミガメの群れは見つけていたんですよ。
我々は人魚様方に報告したわけです、あそこに遭難している人間がいますと。
そうしたら人魚様自ら、船の近くまで出向かれたわけです。
丁度その時、船の中が嵐と空腹で苦しむ中で、
乗組員の1人が船の外に放り出され海の中に落ちたわけですよ。
人魚様は彼に尋ねたわけです。
『どうしてほしい。』『船の彼らを助けてくれ。』
彼がそう答えたから人魚様は彼の肉を捌き、一鍋のスープを作ったわけです。
さらに、そのままでは食べづらいだろうと思い
人魚様は船の上の彼らに魔法をかけたのですよ。
ウミガメのスープに見えるようにね。
例え空腹で動転していたとして、人肉のスープをウミガメのスープだと何故思えたのか。
そこには人魚様の優しい思いやりがあったからなのです。
だから、この我々の善意を恨まれるなんて見当違いも甚だしいというものですよ。」
旅人は困惑した。
どうやらウミガメに罪の意識はないらしい。
しばらくしてウミガメは、改まってこう提案した。
「さて私は貴方に恩があります。
どうでしょう、人魚の国に行きたくはありませんか?
寿命も果てしなく長くなりますし、ずっと楽しんで暮らせますよ?
可愛い娘に、極上の酒、手に入らないものはありません。
私はウミガメ達の中でも上の地位におります。
それ故、人魚の皆様に話を通すこともできるでしょう。
その為に明日にでも人魚の国に戻り話をつけて、
3日後に、あの海岸に戻って来るつもりであります。
どうかお考え下さい。」
少しは魅力的な提案のようにも聞こえた。
けれども、「ウミガメのスープ」の一件に並ならぬ異常さを感じた旅人は言葉を選んで答えた。
そして外の空気を吸いたいと言って部屋を出た。
頭の中で整理が必要だった。
不老不死に酒と女。
気にならないと言えば嘘になる。
しばらくの間ドアの前で考えていると、後ろから声が聞こえる。
どうやらウミガメが独り言をしているようだ。
「ククク、にしても人魚様も性格が悪い。
あの嵐を生み出したのも漁師を遭難させたかった人魚様が原因ですし、
私が『船が来た』と言い出したら、じきに終わらせるはずだった嵐を延長させるなんてのも容赦がない。
まぁ、私が呼びに言った時点でこうなることは分かっていましたがね。」
この言葉を聞いて、旅人は静かにドアの前から離れた。
彼の心には1つの使命感が燃えていた。
ウミガメが人魚の所に戻った3日後の日の出ごろ。
少女がウミガメをいじめていたあの海岸で旅人が荷物と共に座っていた。
すると海の中から、この前のウミガメが現れた。
ウミガメは砂浜にあがりながら口を開いた。
「その荷物、そして貴方様の顔から推測するに、
やっと人魚の国に行く覚悟ができたようですね。
なに心配する必要はございません。
人魚様も暖かく迎えてくれると仰っておりました。
さぁ私の甲羅に乗って下さい。
人魚の国へは時間がかかります。長い旅になりますよ。」
「いいえ、貴方の旅はここで終わりよ。」
唐突に放たれた言葉に驚くウミガメ。
ウミガメが振り返ると、旅人の荷物の後ろから小さな影が立ち上がる。
そう、それは海岸にいた少女。自殺した漁師の娘だ。
「私が父上の仇を取るからよ。」
旅人はウミガメが人魚の国に戻った直後、海岸のにいた少女の家に向かった。
町中で噂になっている彼女の家を見つけるのは難しいことではなかった。
少女に会って、これまでの経緯を話した。
ウミガメを介抱したこと。町の人たちから少女の父親の話を聞いたこと。そしてウミガメが話した事件の真相。
それを聞いて少女は泣き崩れた。
旅人は尋ねた。
「3日後、ウミガメが帰って来る。どうする?」
彼女はもう泣いていなかった。
こちらを向き直った顔は、以前とは違う。
覚悟を備えた凛々しい面構えをしている。
「父の汚名を注ぎ、無念を晴らします。」
その後、少女はウミガメを徹底的に痛ぶった。
これまで彼女が味わった苦痛をぶつけるかのように。
けれども、ウミガメを殺すことはなかった。
半殺しにして口を聞けなくなった状態で、彼女は町の真ん中の広場でウミガメを吊るしあげた。
ここで旅人が一役買った。
長年の旅で得た語り口の旨さを役立てたのだ。
旅人は町の人々に事の顛末を、「ウミガメのスープ」の真相をわかりやすく、かつ悲劇的に語った。
人々は1人の例外なく涙を流し、今までの漁師の娘への仕打ちを詫びた。
それを少女は怒る事なく、受け入れた。
そして聴衆の悲しみが最も高まった時、旅人はこう提案した。
「さぁ、皆さん。このウミガメをスープにするのはいかがでしょう。
人間を弄び、騙したウミガメを、ただ殺すだけでは生ぬるい。
そして、我々は省みなければならない。
ウミガメと人魚に騙され、罪なき人々を罵ったことを。
我々はスープを飲むことによって、
彼らの怒り、悔しさ、無念さを共に味わうのです。」
聴衆の悲しみは興奮へと変化した。
多くの人々がこれに賛同した。
終いには何処からかシェフを呼び出し、その場で調理を始めさせた。
出来たスープは町の人全員に振る舞われた。
この数日後、旅人は少女や町の人々に感謝されながら、町を後にした。
より多くの町に、この物語を伝えるために。
この町では、今でもウミガメのスープが飲まれるらしい。
犠牲になった2人の漁師を思い出す為に、
悪いウミガメと人魚に気をつける為に。
要約解説
少女は「原題ウミガメのスープ」で、犠牲になった漁師の娘。
日頃からの酷い仕打ちを打ち上げられたウミガメにぶつけていた。
そのウミガメを助けた旅人は、その内容を町の人々から聞く。
そして介抱の後に、全快したウミガメから「事件」の真相を知る。
その真相とは、「事件」の原因の一端がウミガメにあるということであった。
旅人は少女にそれを伝え、少女の仇打ちの手助けをした。
FA条件
・少女が「原題ウミガメのスープ」で犠牲になった漁師の娘であること。
・旅人が町の人々から「事件」の概要を聞くこと。
・全快したウミガメから「事件」の真相、
『乗組員のスープを作ったのは、漁師たちではなく人魚(ウミガメが呼んだ)。』を聞くこと。
・真相を知った旅人が、少女の仇打ちの手助けをすること。
ウミガメは幸せを運ぶと言いますが、
それはウミガメが人魚の国に連れて行ってくれるからかもしれませんね……
OUTISさん、正解おめでとうございます。また、カーマイン先生さんもほぼ正解しておりました。今回、先に物語が浮かんでいたので分かりづらい問題文、問題になってしまった気がします。猛省致します。[18年07月23日 22:26]
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
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Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!