隕石のような彗星が、地球のゲトルシア国に向かってきていることが分かった。
そしてある日、とてつもない速さの彗星はある男を襲った。
男は、あえなく死んだ。
そのニュースは瞬く間に国中に広がっていった。
しかし、それを聞いた多くのゲトルシア人は悲しむどころか喜んだのだという。
なぜ?
そしてある日、とてつもない速さの彗星はある男を襲った。
男は、あえなく死んだ。
そのニュースは瞬く間に国中に広がっていった。
しかし、それを聞いた多くのゲトルシア人は悲しむどころか喜んだのだという。
なぜ?
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ゆめこれシリーズ#1 夜空はいつでも僕らを見守っている。※ゆめこれとは?→僕のプロフィールへどうぞ
No.5[ももか]08月11日 22:4208月11日 22:49
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ある男は王様でその権力を使い国民を虐げていたので、国民は王様に隕石があたる事を祈り実際に隕石が炸裂しましたか?
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NO スカッと展開はないですw
No.11[ももか]08月11日 23:0208月11日 23:05
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ある男が「俺が全部受け止めてやるぜ!」とゲトルシア国代表になり、孤島ですげぇ彗星に当たりゲトルシア国の英雄になりましたか?
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NO 行く必要無いじゃないですかw
No.12[聖夜]08月11日 23:0808月11日 23:09
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他国にいた男(その国の国王)に彗星がぶつかり死亡。敵対国だったゲトルシア国の国民は戦争から解放されて喜びますか?
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NO 彗星はゲトルシアに向かってきているのです
参加者一覧 4人(クリックすると質問が絞れます)
全員
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これは人を救う星と人を殺す星の話。
30XX年5月29日。
宇宙空間に謎の飛行物体が発見された。
「なんということだ…!これは地球に向かってきている…。」
「えっ!?本当ですか!?それで、いつ頃来るのですか!?」
「せいぜい後3か月程度だな… 落下点は…ゲトルシアあたりだろうか…」
「ゲトルシア!?あそこはかなり工業が発展してます!甚大な被害が出てしまいます!
なんとかして防ぐ方法はないのでしょうか?」
「そうだな…うちの巨大なロケットを宇宙空間で衝突させれば、何とかなるかもしれない。」
「それはいいですね!!早くロケットを飛ばしましょう!」
「それがだな…巨大なロケットを隕石に衝突させるとなると…
無人だと厳しいんだ。」
「そんな…人が一人、犠牲にならなければ…?」
「そういうことになるな。」
「それは…誰が…?」
「俺がやる。」
「えっ!?!?だめですよ!!高等技術者であるあなたは残ってください!!」
「止めないでくれ。これは俺にとって最後のミッションだ。」
「ネットかなんかで募集すれば自殺志願者とか、だれでも…」
「そんなので集まったところで、操縦はどうする?」
「…」
昔からなぁ、ロケットは大好きだったんだよ。
小学生になる前からロケットのおもちゃで遊んでた。
夜になれば星を見て、無限の世界に心を躍らせたなぁ。
そしてこうして今、学者になれているわけだろ?とても幸せだ。
そんな俺がなぜ命を絶ってまで行ったこともないゲトルシアを救うかって?
まず技術を持っている人がいないんだ。
持っている人がいたとしてもこんなミッション受けるわけないよな?
俺しか、ゲトルシアを救える奴は現時点でいないんだ。
それにさ、
あこがれのロケットの中で生涯を終えられるなんて、最高だと思わないか?
――
3
2
1
「ゲトルシアの期待の星!」
などとメディアが大騒ぎする中、ロケットは打ちあがった。
ある男の助手は、しっとりとほほを涙で濡らしていた。
男の、いや、一人の勇者の生き様を、うるんだ目で茫然と見ていた。
「ありがとう、ありがとう…きっとあなたは今、人生で一番輝いています。」
天を仰いだ。
ひそかにあの人の白衣の匂いがしたような気がした。
あっという間に僕の、そしてゲトルシアの期待の星は雲を超えていった。
――
男を乗せたロケットは順調に進んでいた。
間違いなく隕石に向かって、進んでいた。
そろそろ時間だ。
あと、20分程度だろうか。
私の人生も。
ロケットは私の人生そのものだったのかもしれないな。
男は静かに浮かんでいた。
まさか、ロケットの中で人生を終えるなんて思いもしなかった。
隕石は近づいてきていた。
真正面から。
最期というのは速いものだ。
男は作業場での小さな発見の時のように、にやりと笑みをこぼし――
静かに、静かに、目を閉じた。
―完―
30XX年5月29日。
宇宙空間に謎の飛行物体が発見された。
「なんということだ…!これは地球に向かってきている…。」
「えっ!?本当ですか!?それで、いつ頃来るのですか!?」
「せいぜい後3か月程度だな… 落下点は…ゲトルシアあたりだろうか…」
「ゲトルシア!?あそこはかなり工業が発展してます!甚大な被害が出てしまいます!
なんとかして防ぐ方法はないのでしょうか?」
「そうだな…うちの巨大なロケットを宇宙空間で衝突させれば、何とかなるかもしれない。」
「それはいいですね!!早くロケットを飛ばしましょう!」
「それがだな…巨大なロケットを隕石に衝突させるとなると…
無人だと厳しいんだ。」
「そんな…人が一人、犠牲にならなければ…?」
「そういうことになるな。」
「それは…誰が…?」
「俺がやる。」
「えっ!?!?だめですよ!!高等技術者であるあなたは残ってください!!」
「止めないでくれ。これは俺にとって最後のミッションだ。」
「ネットかなんかで募集すれば自殺志願者とか、だれでも…」
「そんなので集まったところで、操縦はどうする?」
「…」
昔からなぁ、ロケットは大好きだったんだよ。
小学生になる前からロケットのおもちゃで遊んでた。
夜になれば星を見て、無限の世界に心を躍らせたなぁ。
そしてこうして今、学者になれているわけだろ?とても幸せだ。
そんな俺がなぜ命を絶ってまで行ったこともないゲトルシアを救うかって?
まず技術を持っている人がいないんだ。
持っている人がいたとしてもこんなミッション受けるわけないよな?
俺しか、ゲトルシアを救える奴は現時点でいないんだ。
それにさ、
あこがれのロケットの中で生涯を終えられるなんて、最高だと思わないか?
――
3
2
1
「ゲトルシアの期待の星!」
などとメディアが大騒ぎする中、ロケットは打ちあがった。
ある男の助手は、しっとりとほほを涙で濡らしていた。
男の、いや、一人の勇者の生き様を、うるんだ目で茫然と見ていた。
「ありがとう、ありがとう…きっとあなたは今、人生で一番輝いています。」
天を仰いだ。
ひそかにあの人の白衣の匂いがしたような気がした。
あっという間に僕の、そしてゲトルシアの期待の星は雲を超えていった。
――
男を乗せたロケットは順調に進んでいた。
間違いなく隕石に向かって、進んでいた。
そろそろ時間だ。
あと、20分程度だろうか。
私の人生も。
ロケットは私の人生そのものだったのかもしれないな。
男は静かに浮かんでいた。
まさか、ロケットの中で人生を終えるなんて思いもしなかった。
隕石は近づいてきていた。
真正面から。
最期というのは速いものだ。
男は作業場での小さな発見の時のように、にやりと笑みをこぼし――
静かに、静かに、目を閉じた。
―完―
19年08月11日 22:30
[Rest]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
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ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
物語:5票ブクマ:5
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!