ううむ、、

「うわーん！！！！」

「おお、一体どうしたんだ」

「トゲが指に刺さった〜！！」

「なんと！こりゃあ深く刺さっておる。よし、じいちゃんが家に帰って取ってやろう」


〜家到着〜

「痛い！！痛いよ！！！」

「もう少しだから、我慢しておくれ、、えい！！」

「うわーん！！！！痛い！！痛いよ！！おじいちゃんのバカ！！」

「う、ううむ、、また取れなかったか、どうしたらええんじゃ、、」

ガラガラガラガラ

「あらあら、おじいさん、どうなさったのですか？」

「おお、ばあさん。実は孫の指に大きなトゲが刺さってしまって、、」

「まあまあ、早く取ったあげないと。」

「痛くて痛くて、どうにも取らせてくれないのだよ、、。」

「おじいさん、いつも布団に入るときのように、本を読んであげたらどうですか？」

「本？どうしてだばあさん」

「いつも本を読んであげるとぐっすり眠っているではありませんか。眠ってる間に取って仕舞えば、痛くもないでしょう」

「なるほど！それは名案じゃ」


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孫がうとうとし始めた。

「どれ、もう取っていいかい？」

「むにゃ、、まだ！だめ、、」
孫が寝言のように呟く。

「おじいさん、まだ眠りが浅いから、もう少し経ってからにしましょう。」


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「もう取っていいかい？」

孫はすっかり眠ってしまったようだ。

おじいさん孫を起こさないように静かにピンセットでトゲを取るのだった。