カメコが漢字を書いているのを見たカメオは、実はウミオ達は人間ではないと嘘を吐いた。
一体どういう事だろう?
状況を説明して下さい。
一体どういう事だろう?
状況を説明して下さい。


微知識必要。無駄に長い解説文付き。
No.2[エンゼル]06月04日 22:2706月04日 22:30


カメオはカメコに騙してみたいと思ってますか?

YesNo 流石に騙す事は出来ないさなと思ってますが、騙せれば御の字って感じです [編集済]
参加者一覧 4人(クリックすると質問が絞れます)
全員




ウミガメ小学校には、偶数学年の子供達が体育館で全校生徒相手に自分達で考えた劇を披露するというイベントがある。
自ら主役に立候補したカメオは、ヒロイン役のカメコちゃんやクラスメイト達と意見を交わして台本を作り、三ヶ月間必至に練習を重ねてきた。
そしてついに本番を迎えた今日。
袖幕からちらりと覗いてみると、沢山の人が体育座りで劇が始まるのを待っていた。
舞台衣装に着替えたカメオは、高揚感と緊張感が入り混じった舞台袖を意味もなく歩いていた。
「開始まで後2分ちょっとだから出番の子は準備して」
先生の合図で皆が慌ただしく動き始めたのを見たカメオは、自分もとばかりに所定の位置へと向かう──とそんな時だった。
いつも凛々しくてどんな時も物怖じしない女の子。
そんな印象を抱いていたカメコちゃんが、舞台袖の隅で手のひらに「人」という漢字を書いているのをカメオは見てしまった。
(あのカメコちゃんでも緊張するのか)
カメオは少しの間どうするべきか考えると、
「カメコちゃん」
「……あ、ごめん。もう始まるよね」
「いや、そうじゃなくてさ」
「……え?」
カメオはどう伝えるべきか一瞬口を噤み、
「実はあそこに見えるウミオ達って、人間じゃなくて野菜なんだよね」
「……?」
「いや、あの、つまり野菜相手に緊張する必要なんかないって事で──」
「そこの二人!もう始まるから早く位置に着いて!」
◇
(緊張した時は、観客を野菜と思え)
おばあちゃんから教えて貰った緊張への対策法。
結局上手くカメコちゃんに伝える事は出来なかったけど──
「さっきはありがとう。カメオ君」
万雷の拍手に包まれながら、幕がゆっくり閉じていく。
深々と礼をし劇の成功を噛み締めていたカメオは、同じく礼をしていたカメコちゃんのその言葉に口を綻ばせたのだった。
《解説》
カメコちゃんが手の平に「人」という漢字を書いているのを見たカメオは、カメコちゃんが緊張している事に気付いた。
それ故観客は皆人間ではなく野菜と思わせる事でカメコちゃんの緊張を解そうとした。
自ら主役に立候補したカメオは、ヒロイン役のカメコちゃんやクラスメイト達と意見を交わして台本を作り、三ヶ月間必至に練習を重ねてきた。
そしてついに本番を迎えた今日。
袖幕からちらりと覗いてみると、沢山の人が体育座りで劇が始まるのを待っていた。
舞台衣装に着替えたカメオは、高揚感と緊張感が入り混じった舞台袖を意味もなく歩いていた。
「開始まで後2分ちょっとだから出番の子は準備して」
先生の合図で皆が慌ただしく動き始めたのを見たカメオは、自分もとばかりに所定の位置へと向かう──とそんな時だった。
いつも凛々しくてどんな時も物怖じしない女の子。
そんな印象を抱いていたカメコちゃんが、舞台袖の隅で手のひらに「人」という漢字を書いているのをカメオは見てしまった。
(あのカメコちゃんでも緊張するのか)
カメオは少しの間どうするべきか考えると、
「カメコちゃん」
「……あ、ごめん。もう始まるよね」
「いや、そうじゃなくてさ」
「……え?」
カメオはどう伝えるべきか一瞬口を噤み、
「実はあそこに見えるウミオ達って、人間じゃなくて野菜なんだよね」
「……?」
「いや、あの、つまり野菜相手に緊張する必要なんかないって事で──」
「そこの二人!もう始まるから早く位置に着いて!」
◇
(緊張した時は、観客を野菜と思え)
おばあちゃんから教えて貰った緊張への対策法。
結局上手くカメコちゃんに伝える事は出来なかったけど──
「さっきはありがとう。カメオ君」
万雷の拍手に包まれながら、幕がゆっくり閉じていく。
深々と礼をし劇の成功を噛み締めていたカメオは、同じく礼をしていたカメコちゃんのその言葉に口を綻ばせたのだった。
《解説》
カメコちゃんが手の平に「人」という漢字を書いているのを見たカメオは、カメコちゃんが緊張している事に気付いた。
それ故観客は皆人間ではなく野菜と思わせる事でカメコちゃんの緊張を解そうとした。
19年06月04日 22:25
[石部 銀吉]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。



ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
ブクマ:3
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!