しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?
本歌取り、自作です。ネタが既出でしたらすみません。
店員が「実はウミガメの肉は使っておりません。」と答えていたら男は自殺していませんか?
どうだろう… 何が使われていたかによるかもしれません [良い質問]
これは本当にウミガメのスープですか?と聞いたということは男にとってそのウミガメのスープは思っていたものと違っていましたか?
No! [良い質問]
男はレストランから海で食用のウミガメが捕られるのを見て、そのあまりの残酷さに悲しくなる。食べた自分も同罪だと思い自殺しましたか?
No
男はレストランに行く前にはウミガメのスープを食べた後自殺することになるかもしれないと思っていましたか?
No? しれないというより… [良い質問]
男は自ら望んではいないが自殺をすることを決め、人生最後にウミガメのスープを飲んで自殺をしましたか
Yes! まとめるとそういうことですね
17,36より 店員の返答次第では男は自殺せざるを得ない状況から逃れることができましたか?
期待する返答が返ってくることはあり得ませんがYes [良い質問]
自分の働いている飲食店の目上の人に弱みを握られた男。逆らうことはできず店の経営のために死ぬことを強要される。その方法は自分の店よりも人気のある近くの海が見えるレストランで食品衛生上の管理の徹底が必要な食材(ウミガメの肉)が使われているスープを頼みその後毒で自殺し、その店の評判を下げ、男が働いていた店の利益に間接的に貢献するというものですか?
ほぼ正解です! [正解][良い質問]
男が働いているレストランは衛生上問題があり、男は告発しようと思った。しかし上司に、告発すればクビだと言われ、できなかった。なので、そこで食事をした後服毒自殺をすれば、そのレストランに捜査が入るため、レストランの問題が浮き彫りになる。ますか?
No それもまた面白いストーリーですが、シェフに確認をとる必要がないですね。
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そのレストランは、街の人間では知らないものはいないというほど名を馳せていた。
街のあちらこちらに支店を持ち、豪華な料理を振る舞っていた。
男は仕事熱心で会社思い。
周りからの信頼も厚かった。
しかしそんなレストランにも近頃、目の上のたんこぶがひとつ。
海辺に立つレストランの "ウミガメのスープ" が上手いと評判で、客足が鈍り始めたのだ。
次第に客が流れて行き、男の勤めるレストランの業績は悪化していった。
街の各地に支店を持つ大レストランとしては、これ以上赤字を出すわけにはいかない。
オーナーは儲けが減ることを危惧して、なんとしてもライバル店を潰さなければならないと考えた。
そこで、ある噂を流した。
「あの店の "ウミガメのスープ" には、違法食材がつかわれている。」
根も葉もない噂だが、街の人々はこう解釈し始めた。
「あんなうまいスープを作るには、普通の食材で事足りるわけがない。」
「もしかすると、依存性のあるものかもしれない。」
一旦広がり始めた噂は収拾がつかず、「人肉が使われている」だとか「何度も飲むと死に至る」など、尾ひれのついた噂話が街中で広まった。
だが、決定的な証拠があるわけではない。
噂など馬鹿馬鹿しいと考える人たちは、海辺のレストランへ通うことをやめなかった。
そこで、男に白羽の矢が立った。
「 "ウミガメのスープ" には毒物が含まれているという事実を立証しろ。」という指令の描かれた紙と、明らかに怪しい色をした液体の入った瓶がオーナーから送られてきたのだ。
要するに、「"ウミガメのスープ"を飲んだ後、スープによるものと見せかけて、毒を飲んで死ね。」ということだ。
もちろん男は断ったが、なんとしても業績を回復させたいオーナーは、彼の家族を人質に取った。
「会社のために死ねるなら本望だろう。君の家族のことは私が面倒をみよう。我が社の危機を君が救うのだ。君は我が社の従業員の未来を救って死ねるのだ。我が社の……」
オーナーのプレッシャーと家族を人質に取られたよつな不安に耐えきれなくなった。
いち事務員の男にはもう選択の余地はなかった。
それに彼は、自分の勤めるレストランを愛していた。
自分が死んで守れるならば、それでもいいじゃないか。
半ば投げやりになってしまっていた。
作戦決行の日。
男は計画通り、海辺のレストランで "ウミガメのスープ" を注文し、ひと口すする。
「これが人生最後の食事かぁ…
確かにとても美味しい…
自慢のウチのレストランが危険になるのも納得だ…
…そうだ。
これが本当にウミガメのスープなのか、シェフに確認しなければ。
もし違ったなら計画は失敗だ。
僕の死ぬ意味が本当になくなってしまう。」
これから死ぬというのに男は冷静だった。
シェフを呼び、確認をとった。
よかった。これでウチの会社はきっと救われる。
作戦成功の安堵と死に対する不安を同時に感じながら、男はスープを全て飲み干した。
その後、男は自宅でひとり、家族が未来永劫無事であるように祈りながら、オーナーに渡された薬を一気に飲み干した。
解説
ライバル店を潰すために、毒物混入に見せかけるため自殺した。
問題文はラテシンから引用です
http://sui-hei.net/mvs/show/1
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