Ｂの恐怖

FA条件
地下駐車場に財布を忘れた為、財布を届けてもらうまで、出られなかった。

解説
所用があって、地下駐車場を利用したカメオ。
しかし、サイフを家に置いてきてしまった為に、料金が払えず、家に帰れなくなってしまった。

「うっわー、どうしよ……。なんでこんな時に限って、サイフ忘れるかなー？あ、せや！確か家にカメミがおったはず！電話して届けてもらお！」

プルルルル……プルルルル……

『ガチャ。もしもし』

「なんで自分でガチャ言うてんねん。もしもしカメミ？俺オレ、ちょっとええかな？」

『オレオレ詐欺ですか？』

「違うわ。なんでやねん。兄ちゃんや、わかるやろ？」

『ウチに兄はいません』

「冷たいな。やめてくれ、オレやカメオや」

『カメオは今、外出しております』

「違う、呼んで言うてるわけじゃないねん。俺がカメオやねん」

『？？？』

「なんでわからんねん。もうええわ、手短に用件だけ言うからな」

『ハイの方は１を、イイエの方は２を』

「スマートフォン！番号キーないねん、押せるか！」

『どちらとも言えないと言う方は、３を』

「なんやその選択肢！」

『なんやその選択肢と言う方は、４を』

「何択あんねん。ちょ、ええ加減にせぇよ」

『ラッパーの方ですか？』

「ええ加減にSay,YO！言うてないねん！もう、しつこいねん」

『ええ！なんで電話越しなのに、私の髪が見えてるんですか？』

「毛質濃いねんて言うてないねん！」

『何言うてんの？』

「お前や！！！！」

なんだかんだこうして、カメミに財布を持ってきてもらったカメオは、駐車料金を払えて、なんとか家に帰れたのだった。