校則通信

ある日の朝、水平高校がある地方で大地震が発生。
そんな状況にも関わらず通常通り授業を行うという事で、生徒たちもしぶしぶ登校した。

そして授業中、余震の発生によりカメオのスマホに緊急地震速報が届いた。
カメオも普段なら校則を守って電源を切っているのだが、今回は安全のために切らずにいたのだ。
それでも教師は校則に基づき、スマホを没収したのだった。

確かに本来授業中にスマホを使う事は好ましくないが、状況が状況である。
緊急地震速報を受け取るのも勿論、家族からの緊急連絡だってあるかもしれない。
それなのに、校則違反だからと没収されたのではたまったものではない。

校則とは本来生徒の身と心を守るためのものであるはずだ。
それなのに校則が生徒の安全を脅かすようでは本末転倒であると言える。
生徒や保護者から批判されるのも仕方のない事だろう。

つまり？：校則的には正しくとも、災害後という非常時には不適切な処置だと思われたため。