「ナオがいない世界で生きていくくらいなら、死んだほうがマシだ」
そう言ったシンジは、次の日に死んだ。
その傍には涙を流すナオの姿があった。
どういうことだろう？
そう言ったシンジは、次の日に死んだ。
その傍には涙を流すナオの姿があった。
どういうことだろう？
No.1[オリオン]10月26日 23:3110月26日 23:58
ロミオとジュリエットみたいに、ナオが死んだと勘違いして自殺しましたか？ [編集済]
no ですが、セリフの前にそれに近い状況がありました。 [良い質問]
No.28[きっしー]10月27日 11:2810月27日 12:14
離れ離れになる予定があったので、シンジの言葉を素直に信じたナオはシンジを殺して自分も死にましたか？
前半no後半yes [編集済] [良い質問]
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全員
シンジが浮気をしていると気づいたのは、ついさっきのことだ。
きっかけはシンジがシャワーを浴びている間に届いた、マミって名前の女からのライン。
『昨日はとっても楽しかった！シンジくんの都合の良い日、また教えてね』だって。
いつの間に自分の手首にカッターナイフを当てたんだろう。
気づくとシャワーを浴び終えたばかりのシンジに抱きしめられていた。
パニックで意識朦朧としてはいたけれど、出血量の割に私の傷は浅かったらしい。
簡単な止血でことなきを得たようだった。
「ナオ、どうして、どうしてこんなこと……」
「シンジ……」
私が死のうとしたのはシンジのせいなのに、どうしてシンジがそれを止めるのよ。
私はシンジが私の隣にいない世界で生きていくことなんてできないのに。
「ナオがいない世界で生きていくくらいなら、死んだほうがマシだ」
シンジは私を抱きしめたままで涙を流しながら、そう言った。
──そっか、シンジも一緒なんだ……。
「ごめんね、シンジ……」
シンジの腰に手を回す。
シンジは私を抱きしめる腕にさらに力を込めた。
＊＊＊
私の隣で寝息を立てるシンジを横目に、私はそっとベッドを抜け出す。
さっき使ったばかりのカッターナイフを手に取り、シンジの首に当てた。
「すぐに追いかけるからね、シンジ」
真っ赤に染まったシンジはまるで絵のようで、とても美しい。
次は私の番ね。首元にカッターナイフを運ぶ。
しかし私を現実に引き戻すかのように、シンジのスマホが通知音を鳴らした。
表示された名前は、マミ。
思わずスマホを壁に叩きつけそうになるが、内容が目に入り動きを止めた。
『そういえば、彼女さんの指のサイズちゃんと測っておいてよ』
『似合いそうな指輪の資料、用意しておくから』
『またノロケ話も聞かせてね。楽しみにしてる！』
嘘。
うそ、うそだ、うそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだ、こんなのぜんぶうそだ、うそだ、だって、じゃあ、なんのためにわたしはシンジのことをころしてしまったのよ。
シンジ、
──愛してる。
溢れる涙と血が混ざり合う様を見ながら私は意識を手放した。
正解条件
シンジが浮気したと勘違いしたナオは自殺を図ったが、シンジの台詞を聞いて心中することにした。
しかしシンジを殺した後に浮気は自分の勘違いだったと知り、涙を流しながら自殺した。
きっかけはシンジがシャワーを浴びている間に届いた、マミって名前の女からのライン。
『昨日はとっても楽しかった！シンジくんの都合の良い日、また教えてね』だって。
いつの間に自分の手首にカッターナイフを当てたんだろう。
気づくとシャワーを浴び終えたばかりのシンジに抱きしめられていた。
パニックで意識朦朧としてはいたけれど、出血量の割に私の傷は浅かったらしい。
簡単な止血でことなきを得たようだった。
「ナオ、どうして、どうしてこんなこと……」
「シンジ……」
私が死のうとしたのはシンジのせいなのに、どうしてシンジがそれを止めるのよ。
私はシンジが私の隣にいない世界で生きていくことなんてできないのに。
「ナオがいない世界で生きていくくらいなら、死んだほうがマシだ」
シンジは私を抱きしめたままで涙を流しながら、そう言った。
──そっか、シンジも一緒なんだ……。
「ごめんね、シンジ……」
シンジの腰に手を回す。
シンジは私を抱きしめる腕にさらに力を込めた。
＊＊＊
私の隣で寝息を立てるシンジを横目に、私はそっとベッドを抜け出す。
さっき使ったばかりのカッターナイフを手に取り、シンジの首に当てた。
「すぐに追いかけるからね、シンジ」
真っ赤に染まったシンジはまるで絵のようで、とても美しい。
次は私の番ね。首元にカッターナイフを運ぶ。
しかし私を現実に引き戻すかのように、シンジのスマホが通知音を鳴らした。
表示された名前は、マミ。
思わずスマホを壁に叩きつけそうになるが、内容が目に入り動きを止めた。
『そういえば、彼女さんの指のサイズちゃんと測っておいてよ』
『似合いそうな指輪の資料、用意しておくから』
『またノロケ話も聞かせてね。楽しみにしてる！』
嘘。
うそ、うそだ、うそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだ、こんなのぜんぶうそだ、うそだ、だって、じゃあ、なんのためにわたしはシンジのことをころしてしまったのよ。
シンジ、
──愛してる。
溢れる涙と血が混ざり合う様を見ながら私は意識を手放した。
正解条件
シンジが浮気したと勘違いしたナオは自殺を図ったが、シンジの台詞を聞いて心中することにした。
しかしシンジを殺した後に浮気は自分の勘違いだったと知り、涙を流しながら自殺した。
18年10月26日 23:30
[ちるこ]
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自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
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これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
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これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
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