昔、ある帝国の皇帝が長いあいだ病に伏していたが、ある時とうとう息を引き取った。
皇帝は遺言書を残していたため、それに従い次の皇帝を選定することとなった。
遺言書(全文)
『私が死んだら、大司教から聖剣が送られることになっている。次の皇帝の選定にはそれを用いよ。
石の剣座に刺さった聖剣を、剣座から抜きとった者が神に選ばれたとし、その者を次の皇帝とする。』
広場に剣座が設置され、宰相の立会いの下、選定が開始された。
皆が遺言書のとおりに聖剣を引き抜こうとしたが、誰一人として引き抜けなかった。
しかし、ある少女が聖剣に手をかけると、いとも簡単にその剣を引き抜いたため、その少女は皇帝となった。
少女はなぜ剣を引き抜くことができたのだろうか。
皇帝は遺言書を残していたため、それに従い次の皇帝を選定することとなった。
遺言書(全文)
『私が死んだら、大司教から聖剣が送られることになっている。次の皇帝の選定にはそれを用いよ。
石の剣座に刺さった聖剣を、剣座から抜きとった者が神に選ばれたとし、その者を次の皇帝とする。』
広場に剣座が設置され、宰相の立会いの下、選定が開始された。
皆が遺言書のとおりに聖剣を引き抜こうとしたが、誰一人として引き抜けなかった。
しかし、ある少女が聖剣に手をかけると、いとも簡単にその剣を引き抜いたため、その少女は皇帝となった。
少女はなぜ剣を引き抜くことができたのだろうか。
君は、その剣の重みを理解しているかい?
No.11[seaza]10月21日 21:2910月21日 22:09
剣座に仕掛けがあり、普段は絶対に抜けないようになっているが、少女が抜こうとしたときだけその仕掛けを解除しましたか?
Yes (しかし、だれがどうやって解除したかが重要です)
[編集済]
[良い質問]
No.27[seaza]10月21日 22:4610月21日 22:52
皇帝は少女に跡を継いでほしかった。しかし、「ただの少女を後継者とする」というのを世間が認めてくれる可能性は低い。そこで出来レースの儀式の形をとることで世間にも少女を後継者として認めさせますか?
No しかしそういう物語もまたありえるでしょう。十分正解に値すると思いますが・・・「ただの少女」ではないのです。 [編集済]
No.32[seaza]10月21日 23:1910月21日 23:30
仮に少女に兄弟がいたとすると、彼らには剣を抜くことができますか?
関係ない(そもそも抜く必要がない。兄弟さえいれば、こんな舞台装置も必要なかったでしょう。) [編集済] [良い質問]
No.35[やす]10月21日 23:3410月21日 23:38
皇帝には少女しか子供がいなかった。皇位の継承は男子優先でありこのままでは親戚(他国の王族とか?)が皇帝になってしまう。実子である少女に継がせたかった皇帝は少女にしか突破できない仕掛けを作り、それを神の意志とする事で皇位継承を認めさせようとした。
Yes 完璧な回答です!!! [正解]
参加者一覧 7人(クリックすると質問が絞れます)
全員
Paula(3良:1)
やす(12良:3正:1)
赤石 密(3)
鶴宮(2)
seaza(7良:4)
VAR(2)
ゆたプク(6良:4)
回答
1)皇帝は次の皇位を聡明な娘に継がせたかったが、女性であるため周囲の反発が大きいことを予想した。
2)皇帝は、娘が皇帝になるのが神の意志であるかのような演出を考えた。
3)皇帝は大司教と宰相に話をし、聖剣と細工付きの剣座を作らせた。
4)皇帝は娘に、剣座の秘密と剣の抜き方を伝えておいた。
5)娘は皇帝に伝えられたとおりに剣座から聖剣を抜いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トルトゥーガ帝国皇帝は病床で悩んでいた。
皇帝には息子がいなかったため、このままでは跡継ぎ争いが発生してしまう。しかも、どの跡継ぎ候補もボンクラばかりである。
聡明な一人娘(皇女)がいたが、女性が帝位につくことなど、これまでにないことである。反対されるに決まっている。
そこで、皇帝は思いついた。
(そうだ、娘が帝位に着くのは神の意志だということにすればいい。)
皇帝は大司教と宰相を呼び、聖剣と、細工付きの剣座を準備させた。同時に、死後に公開する遺言書もしたためた。
そして、とうとう臨終が迫った時、病床に皇女を呼びだした。
「わが娘よ・・・私の後を継いで皇帝となれ」
「ええっ、私はそんな重責を負いたくありません。」
「この策謀に満ちた乱世で、民を統率し、外敵を排除し、帝国を繁栄させる・・・これはお前にしか出来ん・・・。」
「しかし女の身で帝位についたものなどこれまで一人としておりません。」
「大丈夫だ・・・やがて行われるであろう帝位の選定・・・そこで、この紙に書かれているとおり、お前は聖剣を抜くのだ・・・それで皆がお前を認めてくれる。約束された選定の剣となることだろう・・・。」
皇帝は娘に紙をわたすと、ついに息を引き取った。
選定の日、皇女は皇帝から渡された紙のとおり、剣座の側面のスイッチを押し、剣を決まった順番で前後左右に動かしてから、剣を引き抜いた。
皆、神が皇女を選んだものと信じたため、帝位につくことに反対する者はいなかった。
こうして跡継ぎ争いも回避でき、聡明な皇帝が新たに即位したことにより、帝国はますます発展したのであった。
おしまい
1)皇帝は次の皇位を聡明な娘に継がせたかったが、女性であるため周囲の反発が大きいことを予想した。
2)皇帝は、娘が皇帝になるのが神の意志であるかのような演出を考えた。
3)皇帝は大司教と宰相に話をし、聖剣と細工付きの剣座を作らせた。
4)皇帝は娘に、剣座の秘密と剣の抜き方を伝えておいた。
5)娘は皇帝に伝えられたとおりに剣座から聖剣を抜いた。
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トルトゥーガ帝国皇帝は病床で悩んでいた。
皇帝には息子がいなかったため、このままでは跡継ぎ争いが発生してしまう。しかも、どの跡継ぎ候補もボンクラばかりである。
聡明な一人娘(皇女)がいたが、女性が帝位につくことなど、これまでにないことである。反対されるに決まっている。
そこで、皇帝は思いついた。
(そうだ、娘が帝位に着くのは神の意志だということにすればいい。)
皇帝は大司教と宰相を呼び、聖剣と、細工付きの剣座を準備させた。同時に、死後に公開する遺言書もしたためた。
そして、とうとう臨終が迫った時、病床に皇女を呼びだした。
「わが娘よ・・・私の後を継いで皇帝となれ」
「ええっ、私はそんな重責を負いたくありません。」
「この策謀に満ちた乱世で、民を統率し、外敵を排除し、帝国を繁栄させる・・・これはお前にしか出来ん・・・。」
「しかし女の身で帝位についたものなどこれまで一人としておりません。」
「大丈夫だ・・・やがて行われるであろう帝位の選定・・・そこで、この紙に書かれているとおり、お前は聖剣を抜くのだ・・・それで皆がお前を認めてくれる。約束された選定の剣となることだろう・・・。」
皇帝は娘に紙をわたすと、ついに息を引き取った。
選定の日、皇女は皇帝から渡された紙のとおり、剣座の側面のスイッチを押し、剣を決まった順番で前後左右に動かしてから、剣を引き抜いた。
皆、神が皇女を選んだものと信じたため、帝位につくことに反対する者はいなかった。
こうして跡継ぎ争いも回避でき、聡明な皇帝が新たに即位したことにより、帝国はますます発展したのであった。
おしまい
18年10月21日 21:19
[スプリングフィールド]
[10問出題]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
スプリングフィールド[10問出題]
やすさん正答おめでとうございます。 seazaさん、ゆたプクさん、VARさん、鶴宮さん、赤石さん、Paulaもご参加ありがとうございました。!![編集済] [18年10月21日 23:43]
やすさん正答おめでとうございます。 seazaさん、ゆたプクさん、VARさん、鶴宮さん、赤石さん、Paulaもご参加ありがとうございました。!![編集済] [18年10月21日 23:43]
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
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「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
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