明日から学校。
長かったお休みの最終日。
ユウタは、朝から部屋にこもったまま出てこず、お昼ごはんの時間になってもまだ姿を見せない。
「ユウタったら何をやっているのかしら。昨日夜遅くまでゲームでもしてたんじゃないでしょうね」
ユウタのママ・サオリが、イライラし始めた頃。
「あれ? ひとつない?」
そこに本来あるべきはずの「ハ」が欠けていることに、サオリはふと気付いた。
するとそこに。
「どうもお邪魔しています、ユウタ君のママ」
魔導士見習いで、ユウタの同級生でもある少年・ダロムが現れた。
「ユウタ君をご心配している事かと思いまして。
実はユウタ君は、成長して大人になる事を拒み、ずっと永久に子供のままでいたいと言って、
この世界とは別の、学校も塾もない 子供だけの世界に移ってしまったのですよ」
「子供だけの世界ですって? 昔のアニメに登場する ネバーランドのような?」
「さすがはユウタ君のママですね、大人にしては理解が早い。ですが、それとは少し違います。
学校も塾もない、いつまで眠り続けても自由の、目覚める必要のない国、すなわち・・・」
ダロムが告げた場所の名を聞いて、うなだれるサオリ。
「あなた何なんですか。そんなくだらない事を言うために人の家に上がり込んだんですか」
「ユウタ君のママさんに、一応はユウタ君の意思を伝える必要があると思ったのですよ」
「分かったわ! あなたとユウタで結託して、2人で考えた嘘や作り話で、私をからかおうとしているのね!」
「ユウタ君自身が作り上げた過程と結論、という意味では、その言い方も否定できませんが、嘘と言われると違いますね。
ユウタ君の中にある真実、それは この世界の現実ともつながっています。
現に、ここにあるべきはずの『ハ』が欠けていたのではないですか?」
サオリの動きが止まった。
「何故、ここにあるべきはずの『ハ』が無いのか? それは、ユウタ君がいつまでも子供の時間を過ごし、子供であり続けたいと望んだことが理由なのです」
どういうことか。
長かったお休みの最終日。
ユウタは、朝から部屋にこもったまま出てこず、お昼ごはんの時間になってもまだ姿を見せない。
「ユウタったら何をやっているのかしら。昨日夜遅くまでゲームでもしてたんじゃないでしょうね」
ユウタのママ・サオリが、イライラし始めた頃。
「あれ? ひとつない?」
そこに本来あるべきはずの「ハ」が欠けていることに、サオリはふと気付いた。
するとそこに。
「どうもお邪魔しています、ユウタ君のママ」
魔導士見習いで、ユウタの同級生でもある少年・ダロムが現れた。
「ユウタ君をご心配している事かと思いまして。
実はユウタ君は、成長して大人になる事を拒み、ずっと永久に子供のままでいたいと言って、
この世界とは別の、学校も塾もない 子供だけの世界に移ってしまったのですよ」
「子供だけの世界ですって? 昔のアニメに登場する ネバーランドのような?」
「さすがはユウタ君のママですね、大人にしては理解が早い。ですが、それとは少し違います。
学校も塾もない、いつまで眠り続けても自由の、目覚める必要のない国、すなわち・・・」
ダロムが告げた場所の名を聞いて、うなだれるサオリ。
「あなた何なんですか。そんなくだらない事を言うために人の家に上がり込んだんですか」
「ユウタ君のママさんに、一応はユウタ君の意思を伝える必要があると思ったのですよ」
「分かったわ! あなたとユウタで結託して、2人で考えた嘘や作り話で、私をからかおうとしているのね!」
「ユウタ君自身が作り上げた過程と結論、という意味では、その言い方も否定できませんが、嘘と言われると違いますね。
ユウタ君の中にある真実、それは この世界の現実ともつながっています。
現に、ここにあるべきはずの『ハ』が欠けていたのではないですか?」
サオリの動きが止まった。
「何故、ここにあるべきはずの『ハ』が無いのか? それは、ユウタ君がいつまでも子供の時間を過ごし、子供であり続けたいと望んだことが理由なのです」
どういうことか。

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