彼女はある時突然、校舎の屋上から飛び降り、死んでしまった。
しかし、彼女は友好関係に特に問題など無く、両親とも仲が良かった。
前日の放課後も、友人と居残り勉強をしていたという。
そんな彼女が、どうして自殺してしまったのだろう?
しかし、彼女は友好関係に特に問題など無く、両親とも仲が良かった。
前日の放課後も、友人と居残り勉強をしていたという。
そんな彼女が、どうして自殺してしまったのだろう?
今更疼くんだよ、逆さまになったまま
20より訂正、「人物」ではありません[編集済]
No.21[甘木]09月24日 18:0709月24日 18:07
質問10より、死を望んでいたわけではないが「自殺」を自らの意志で選んだということは、「自殺をしても、そのまま死んで終わりということにはならない」と認識していましたか?
Yes!! [良い質問]
No.36[grayrad]09月24日 19:1209月24日 19:14
彼女は悪魔にそそのかされてしまう。「ここから飛べば、あの人に会えるぞ。」その言葉を信じて、飛んでみることにした彼女は無残な死体で発見された。ですか?
YesですがNoです…惜しい! [良い質問]
あの人に会えるから、というよりも、【本当の目的】て、あの人に会えるから、と言った感じです
【ミスリード注意】会いたい人は一人ではありません
19と31が本当にとてもいい質問なんです…!
「会いたい人に会う」というのを意識しすぎるとミスリードする可能性が高いです……
【ミスリード注意】悪魔は彼女に【本当の目的】には、死ぬしかないと嘘をついたのです[編集済]
彼女の会いたい人は近くにいるのに、どうして彼女は「会いたい人に会うため」自殺したのでしょう?
No.73[grayrad]09月24日 21:3109月24日 21:32
近距離にいるのは触れる人達、悪魔はそれに触れるには、1度、自殺しないといけないといい、結果、自殺。ここまであってますか?
No…!
ヒント
彼女は悪魔に「そう」だと騙されたせいで、すぐそばにいる会いたい人達が「自分の会いたい人達ではない」と勘違いしてしまったのです
彼女は悪魔に「そう」だと騙されたせいで、すぐそばにいる会いたい人達が「自分の会いたい人達ではない」と勘違いしてしまったのです
彼女が自殺したのは間違いなく現実でした。しかし彼女は……
参加者一覧 10人(クリックすると質問が絞れます)
全員
甘木(13良:4)
ボタン(12良:5)
とろたく(記憶喪失)(2良:1)
(・3・)(2良:1)
カーマイン先生(5良:1)
OUTIS(1)
強力わかもと(2)
grayrad(36良:10)
ななしのきのこ(10良:4正:1)
氷雨(1)
※下に要約あります。
「これは夢だ」
私を付きまとい続ける、悪魔を名乗る彼は、私に会う度にそう言ってきた。
「うるさいなあ」
「お前の為を思って言ってやってんだぞ?植物状態のお前を見続けてるお前の家族や友達が、どんだけ悲しんでるか……」
「はいはい。またそれ。これが夢だっていう証拠はあるの?」
「ん?俺が見えてることだろ?まさかお前、悪魔が現実にいると思ってんのか?」
「……」
私は友達と学校に残り勉強をしていたが、友達が帰ってった瞬間、悪魔はやってきた。こんなんじゃ集中出来やしない。今日はイヤホンも家に置いてきちゃったし。もう最悪。
彼はふとした時に突然現れる。格好も変で、いかにも悪魔って感じだ。いつからか、彼は私の目の前に現れて、お前は夢を見てるんだ、目を覚ませ、って言い続けてきた。
私はそれを信じるはずもなく、適当にあしらってきたが、あまりにもしつこく言ってくること、それから必死に訴えかけてくるように言ってくるので、正直私は──彼の言うことを、信じ始めていた。
信じ始めていたというより──想像し始めていた。この世界が夢だとして、夢の外にいる私の「本当の」家族、「本当の」友人、「本当の」世界のこと。私は事故で植物状態になっているという。もう何ヶ月も。何故その事がわかるかと言うと、耳は機能していて脳も働いているので、その事を理解はしている。らしい。詳しいことは私もわからない。
そして、夢から覚める方法も、教えて貰っていた。そして実を言うと何度か──実行しようとしていた。だが、成功した試しはない。
それは、この世界で死ぬこと。
死ねば夢から覚める。そうすれば植物状態の私は目を覚まし、日常に戻れるのだそう。今見てる夢がこんなにもリアルなのは、植物状態なのがちょっとは影響しているらしい。
でも、正直──
「このままでもいいんだよね」
「ん?」
私はシャーペンをコトン、と置いた。悪魔が、面白そうなものが聞けそうだな、と言ったように頬杖をついた。
「楽しいし。夢だってわかってても。みんなは優しいし、先生は面白いし、お父さんもお母さんも、私のこと、大事にしてくれてるし。私が都合のいい夢を作ってるだけかもしれないけどさ、それでも楽しいもん」
それは嘘ではない。でも、私は現実のことが思い出せない…と言うよりわからない。どこから夢だったのか。だからかもしれないが──現実に私の目覚めを待ってくれている人がいると知っていても、永遠に夢の中でもいい、と思ってしまうのだ。
「……」
そう言うと、悪魔の目からすっと光が消え、彼は無表情になった。それから彼は、すうっと息を吸い、重い言葉を、話す。
「──死ぬぞ?お前」
「え?」
言っている意味がわからない。
「どういうこと?」
「そのまんまだよ」
悪魔は真剣な話をする表情で、説得するように語り掛けてきた。
「もうすぐお前は死ぬ。それは人間の体の仕組みで、人間って馬鹿だから、長い間植物状態だと、脳が勝手に「この体は死んでる」って判断して、活動を停止しちまうんだよ。それがもうすぐ起きる」
「…私、死ぬの?」
「ああ。死ぬね。このまま目覚めなければな」
「……!」
悪魔が試すような笑みでこちらを見た。嫌な笑い方だった。
「選択肢は二つだ。勇気を出して生きるか、幸せな夢の中で死ぬか」
私は──決意した。
いや、本当は決まってたのかもしれない。
勇気が出なかっただけなのかもしれない。
「ほんとに飛べんのか?」
「もう大丈夫。今度こそは平気」
私はそのまま、学校の屋上にやってきた。ギリギリの縁に立って、足元を見下ろす。
何度か此処にやって来て、結局何も出来ずにいた場所だ。
それでもやっぱり、怖い。足が震える。本能的な死への恐怖。夢の中でもそれは完璧に再現出来ているようだ。そこまでやらなくていいのに。
「言っとくが、俺は押さないからな?見ててやるから、自分で飛べよ」
「わかってる…わかってるから…」
私が今からするのは自殺じゃない。目を覚ますだけだ。死ぬためじゃない。生きるためだ。
私は空に背を向けた。そして、悪魔の方を見る。
「さよなら。…ありがとう」
重心を、後ろへ。
からだが、ひっくりかえる。
風。遠心力。音。
逆さまの、浮遊感。
落ちていく感覚は、夢でもやけにリアルで、ちょっと怖かったけど、もう戻れないし、しょうがないことなんだなと、思っていた。
待っててね。もうたくさん待たせちゃったけど。今から会いに行くよ。
「はーい。一丁上がりー」
屋上の悪魔は、その縁から見下ろすようにしてそう言った。
「なーんでこの位の歳の子って簡単に騙されるんだろうなー?俺の洗脳を差し引いても警戒心無さすぎじゃない?人間の身体のことなんて全然知らないのに、出任せ言っても信じてくれるし。ま、簡単に騙せて魂も美味いなら全然いいんだけど。コスパ最強。おっ、結構うまそーじゃん」
悪魔は屋上の縁に腰掛けた。それから思い出し笑いなのか、ニヤニヤと笑った。
「……ありがとう、だってさ。……ぷっ…、あははは!!」
それが余っ程面白かったのか、彼は床をバンバン叩き、足をじたばたさせた。
「残念でしたー悪魔は現実にいるんだよねー!」
それから彼は立ち上がる。
「……はー、美味かった。次はどこにしよっかなー?」
そう言って、彼はその場を後にした。
〇要約
彼女は悪魔に騙され、現実を夢だと思い込んでしまった。死ねば夢から覚めると唆された彼女は、悪魔の言う通りにしてしまったのだった。
(「悪魔」のワードが出なくても「夢から目覚めようとした」にたどり着ければ正解とする)
「これは夢だ」
私を付きまとい続ける、悪魔を名乗る彼は、私に会う度にそう言ってきた。
「うるさいなあ」
「お前の為を思って言ってやってんだぞ?植物状態のお前を見続けてるお前の家族や友達が、どんだけ悲しんでるか……」
「はいはい。またそれ。これが夢だっていう証拠はあるの?」
「ん?俺が見えてることだろ?まさかお前、悪魔が現実にいると思ってんのか?」
「……」
私は友達と学校に残り勉強をしていたが、友達が帰ってった瞬間、悪魔はやってきた。こんなんじゃ集中出来やしない。今日はイヤホンも家に置いてきちゃったし。もう最悪。
彼はふとした時に突然現れる。格好も変で、いかにも悪魔って感じだ。いつからか、彼は私の目の前に現れて、お前は夢を見てるんだ、目を覚ませ、って言い続けてきた。
私はそれを信じるはずもなく、適当にあしらってきたが、あまりにもしつこく言ってくること、それから必死に訴えかけてくるように言ってくるので、正直私は──彼の言うことを、信じ始めていた。
信じ始めていたというより──想像し始めていた。この世界が夢だとして、夢の外にいる私の「本当の」家族、「本当の」友人、「本当の」世界のこと。私は事故で植物状態になっているという。もう何ヶ月も。何故その事がわかるかと言うと、耳は機能していて脳も働いているので、その事を理解はしている。らしい。詳しいことは私もわからない。
そして、夢から覚める方法も、教えて貰っていた。そして実を言うと何度か──実行しようとしていた。だが、成功した試しはない。
それは、この世界で死ぬこと。
死ねば夢から覚める。そうすれば植物状態の私は目を覚まし、日常に戻れるのだそう。今見てる夢がこんなにもリアルなのは、植物状態なのがちょっとは影響しているらしい。
でも、正直──
「このままでもいいんだよね」
「ん?」
私はシャーペンをコトン、と置いた。悪魔が、面白そうなものが聞けそうだな、と言ったように頬杖をついた。
「楽しいし。夢だってわかってても。みんなは優しいし、先生は面白いし、お父さんもお母さんも、私のこと、大事にしてくれてるし。私が都合のいい夢を作ってるだけかもしれないけどさ、それでも楽しいもん」
それは嘘ではない。でも、私は現実のことが思い出せない…と言うよりわからない。どこから夢だったのか。だからかもしれないが──現実に私の目覚めを待ってくれている人がいると知っていても、永遠に夢の中でもいい、と思ってしまうのだ。
「……」
そう言うと、悪魔の目からすっと光が消え、彼は無表情になった。それから彼は、すうっと息を吸い、重い言葉を、話す。
「──死ぬぞ?お前」
「え?」
言っている意味がわからない。
「どういうこと?」
「そのまんまだよ」
悪魔は真剣な話をする表情で、説得するように語り掛けてきた。
「もうすぐお前は死ぬ。それは人間の体の仕組みで、人間って馬鹿だから、長い間植物状態だと、脳が勝手に「この体は死んでる」って判断して、活動を停止しちまうんだよ。それがもうすぐ起きる」
「…私、死ぬの?」
「ああ。死ぬね。このまま目覚めなければな」
「……!」
悪魔が試すような笑みでこちらを見た。嫌な笑い方だった。
「選択肢は二つだ。勇気を出して生きるか、幸せな夢の中で死ぬか」
私は──決意した。
いや、本当は決まってたのかもしれない。
勇気が出なかっただけなのかもしれない。
「ほんとに飛べんのか?」
「もう大丈夫。今度こそは平気」
私はそのまま、学校の屋上にやってきた。ギリギリの縁に立って、足元を見下ろす。
何度か此処にやって来て、結局何も出来ずにいた場所だ。
それでもやっぱり、怖い。足が震える。本能的な死への恐怖。夢の中でもそれは完璧に再現出来ているようだ。そこまでやらなくていいのに。
「言っとくが、俺は押さないからな?見ててやるから、自分で飛べよ」
「わかってる…わかってるから…」
私が今からするのは自殺じゃない。目を覚ますだけだ。死ぬためじゃない。生きるためだ。
私は空に背を向けた。そして、悪魔の方を見る。
「さよなら。…ありがとう」
重心を、後ろへ。
からだが、ひっくりかえる。
風。遠心力。音。
逆さまの、浮遊感。
落ちていく感覚は、夢でもやけにリアルで、ちょっと怖かったけど、もう戻れないし、しょうがないことなんだなと、思っていた。
待っててね。もうたくさん待たせちゃったけど。今から会いに行くよ。
「はーい。一丁上がりー」
屋上の悪魔は、その縁から見下ろすようにしてそう言った。
「なーんでこの位の歳の子って簡単に騙されるんだろうなー?俺の洗脳を差し引いても警戒心無さすぎじゃない?人間の身体のことなんて全然知らないのに、出任せ言っても信じてくれるし。ま、簡単に騙せて魂も美味いなら全然いいんだけど。コスパ最強。おっ、結構うまそーじゃん」
悪魔は屋上の縁に腰掛けた。それから思い出し笑いなのか、ニヤニヤと笑った。
「……ありがとう、だってさ。……ぷっ…、あははは!!」
それが余っ程面白かったのか、彼は床をバンバン叩き、足をじたばたさせた。
「残念でしたー悪魔は現実にいるんだよねー!」
それから彼は立ち上がる。
「……はー、美味かった。次はどこにしよっかなー?」
そう言って、彼はその場を後にした。
〇要約
彼女は悪魔に騙され、現実を夢だと思い込んでしまった。死ねば夢から覚めると唆された彼女は、悪魔の言う通りにしてしまったのだった。
(「悪魔」のワードが出なくても「夢から目覚めようとした」にたどり着ければ正解とする)
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
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Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!