ウェディングドレスの下見にやってきた鼠屋敷さんと離小島君。
「ドレスにこのネックレスを合わせたいんですが…」
そう言ってスタッフにネックレスを手渡す鼠屋敷さん。
それはウェディングドレスに合わせるには少しシンプルすぎるネックレス。
鼠屋敷さんが離小島君から最初にもらったプレゼントだ。
3年前。
「これとこれなら、どっちがいい?」
「じゃあこれは?」
鼠屋敷さんの好みじゃないものを渡したくなかった離小島君が好みを聞きながら選んでくれたネックレス。
選び終えた後、ネックレスチャームの後ろにイニシャルを入れることができると店員さんに言われ、鼠屋敷さんのイニシャルを入れてもらうことにしたのだった。
そのイニシャルを見つめて当時のことを思い出しながら
「結婚するのが分かってたらNじゃなくてHにしてもらえばよかったね」
と離小島君が冗談めかして言った。
「私はネックレスをもらった時、HじゃなくてNなんだって、すごいびっくりしたんだよ」
離小島君の言葉にイタズラっぽく笑って、そう返した鼠屋敷さん。
さて当時離小島君と結婚する気なんかまったくなかった鼠屋敷さんがネックレスのイニシャルを見てびっくりした理由とは?
「ドレスにこのネックレスを合わせたいんですが…」
そう言ってスタッフにネックレスを手渡す鼠屋敷さん。
それはウェディングドレスに合わせるには少しシンプルすぎるネックレス。
鼠屋敷さんが離小島君から最初にもらったプレゼントだ。
3年前。
「これとこれなら、どっちがいい?」
「じゃあこれは?」
鼠屋敷さんの好みじゃないものを渡したくなかった離小島君が好みを聞きながら選んでくれたネックレス。
選び終えた後、ネックレスチャームの後ろにイニシャルを入れることができると店員さんに言われ、鼠屋敷さんのイニシャルを入れてもらうことにしたのだった。
そのイニシャルを見つめて当時のことを思い出しながら
「結婚するのが分かってたらNじゃなくてHにしてもらえばよかったね」
と離小島君が冗談めかして言った。
「私はネックレスをもらった時、HじゃなくてNなんだって、すごいびっくりしたんだよ」
離小島君の言葉にイタズラっぽく笑って、そう返した鼠屋敷さん。
さて当時離小島君と結婚する気なんかまったくなかった鼠屋敷さんがネックレスのイニシャルを見てびっくりした理由とは?
らてらておぶざまんす?2024-7
No.8[シュガー⭐︎]07月25日 20:1607月25日 20:18
別の女の人へのプレゼントを選ぶお手伝いをしてるつもりだったのに自分へのプレゼントだったからですか?
YES!!! 正解です!妹へのプレゼントだと思っていたのでした! [正解]
No.9[オリオン]07月25日 20:1607月25日 20:18
てっきり離小島くんが自分用に買うんだと思っていたのに、あら私はのプレゼントなの!?って驚いたからですか? [編集済]
YESNO! (8)が正解! [良い質問]
では解説いきまーす
参加者一覧 4人(クリックすると質問が絞れます)
全員
シュガー⭐︎(4良:1正:1)
オリオン(3良:1)
ほずみ(2良:1)
tsuna(2)
簡易解説
3年前は二人はまだ付き合っておらず、鼠屋敷さんの好みのプレゼントをサプライズで渡したかった離小島君。
妹のプレゼント選びを手伝って欲しい、と嘘をついて、鼠屋敷さんの好みを聞き出しながらネックレスを購入。
鼠屋敷さんは妹へのプレゼントだからイニシャルには当然離小島のHが入るものだと思っていたのだった。
以下詳細
「もうすぐ妹の誕生日なんだ」
大学の教室で友人の鼠屋敷さんに話しかけた離小島君。
「妹を喜ばせたいんだけど、自分のセンスにまるっきり自信がなくて… プレゼント選び、手伝ってくれない?」
「へえ離小島君、妹いるんだー。いいよ。ボニータのチョモランマいちごパフェで手を打とう」
「…え?あんなクソでかパフェ、1人で食うの?」
「別腹っていうクラウドシステムがあるからね。いちごと生クリームなら無限に収納できるわ」
「さようでございますか…」
さて実は離小島君に妹はいない。
妹のプレゼント選びのフリをして、さりげなく鼠屋敷さんの好みを聞き出し、気に入ってもらえるプレゼントを見つけるのが目的でそんな嘘をついたのだった。
「これとこれなら、鼠屋敷さんだったらどっちがいい?」
「じゃあこれは?」
アクセサリー屋でネックレスを選んでいる2人。
鼠屋敷さんの好みを聞き出すために色々質問する田中だが、質問を重ねていくうちに段々と鼠屋敷さんが不機嫌になっていく。
「そもそも妹さんの好みがわからないから、あんまり参考にならないよ?」
「鼠屋敷さんのセンスでいいよ。俺が選ぶより100倍いい」
「私ももうすぐ誕生日なんだけど、な」ボソッ
「え?なんか言った?」
「なーんも。妹さんが大事なのねえ。…シスコン?」
「まあたった一人の妹だし(いないけど)」
「…これ恋人にあげるプレゼントじゃね?」ボソッ
「え?なんか言った?」
「なんも。早く決めてパフェ食べよ」
「もっと真剣に考えてくれよ…」
「妹さんがネックレスで私がパフェか…」ボソッ
「え?なんか言った?」
「なんも!」
「なんでキレられてるの!?」
「よし!じゃあこれに決めた!」
「いいんじゃない? 私のセンスで申し訳ありませんが」
「・・・すいませーん、これ包んでください」
店員さんにこのネックレスにすると伝えると、ネックレスのチャームにイニシャルの刻印ができるサービスの説明を受けた離小島君。
「じゃあ離小島のHでお願いします」
と言いつつ、記入を頼まれた顧客カードに「HじゃなくてNにしてください!連れの女性にバレないように!」と追記して店員に渡したのだった。
さてパフェを食べ終え機嫌が治った鼠屋敷さん。
「完食!ごちそうさまでした」
「本当に全部食べるんだ…」
「やけ食いみたいなものだから」
「奢ったパフェをやけ食いされたのか…」
「さて鼠屋敷さん、今日は付き合ってくれてありがとうございました」
「こちらこそ、ごちそうさまでした。めっちゃ美味しかったー」
「それでね、えーっとね、なんというか、これを、ね」
もちゃもちゃ言いながら件のネックレスを鼠屋敷さんに差し出す離小島君。
「妹さんのやつ?喜んでもらえるといいね」
「う、うん。たしかに喜んで欲しいんだけど。いや、違くて。えっーと、これ鼠屋敷さんへのプレゼントです」
「……… うん?」
「鼠屋敷さんへのプレゼントです」
「……… どゆこと?」
離小島君は事のあらましを説明した。
「え?でも店員さんにイニシャルHでお願いしてなかった?」
と言われて離小島君はケースからネックレスを取り出した。
「ちゃんとNに変えてもらった」
「…将来は詐欺師になるの?」
「…懐かしい。もう嘘はついてないよね?」
「…実は一個だけ」
そう言って離小島君はネックレスに刻まれたイニシャルを鼠屋敷さんに見せた。
「・・・」
「実はこの間こっそり持ち出して、Hに変えてもらったんだ」
「この詐欺師が!」
3年前は二人はまだ付き合っておらず、鼠屋敷さんの好みのプレゼントをサプライズで渡したかった離小島君。
妹のプレゼント選びを手伝って欲しい、と嘘をついて、鼠屋敷さんの好みを聞き出しながらネックレスを購入。
鼠屋敷さんは妹へのプレゼントだからイニシャルには当然離小島のHが入るものだと思っていたのだった。
以下詳細
「もうすぐ妹の誕生日なんだ」
大学の教室で友人の鼠屋敷さんに話しかけた離小島君。
「妹を喜ばせたいんだけど、自分のセンスにまるっきり自信がなくて… プレゼント選び、手伝ってくれない?」
「へえ離小島君、妹いるんだー。いいよ。ボニータのチョモランマいちごパフェで手を打とう」
「…え?あんなクソでかパフェ、1人で食うの?」
「別腹っていうクラウドシステムがあるからね。いちごと生クリームなら無限に収納できるわ」
「さようでございますか…」
さて実は離小島君に妹はいない。
妹のプレゼント選びのフリをして、さりげなく鼠屋敷さんの好みを聞き出し、気に入ってもらえるプレゼントを見つけるのが目的でそんな嘘をついたのだった。
「これとこれなら、鼠屋敷さんだったらどっちがいい?」
「じゃあこれは?」
アクセサリー屋でネックレスを選んでいる2人。
鼠屋敷さんの好みを聞き出すために色々質問する田中だが、質問を重ねていくうちに段々と鼠屋敷さんが不機嫌になっていく。
「そもそも妹さんの好みがわからないから、あんまり参考にならないよ?」
「鼠屋敷さんのセンスでいいよ。俺が選ぶより100倍いい」
「私ももうすぐ誕生日なんだけど、な」ボソッ
「え?なんか言った?」
「なーんも。妹さんが大事なのねえ。…シスコン?」
「まあたった一人の妹だし(いないけど)」
「…これ恋人にあげるプレゼントじゃね?」ボソッ
「え?なんか言った?」
「なんも。早く決めてパフェ食べよ」
「もっと真剣に考えてくれよ…」
「妹さんがネックレスで私がパフェか…」ボソッ
「え?なんか言った?」
「なんも!」
「なんでキレられてるの!?」
「よし!じゃあこれに決めた!」
「いいんじゃない? 私のセンスで申し訳ありませんが」
「・・・すいませーん、これ包んでください」
店員さんにこのネックレスにすると伝えると、ネックレスのチャームにイニシャルの刻印ができるサービスの説明を受けた離小島君。
「じゃあ離小島のHでお願いします」
と言いつつ、記入を頼まれた顧客カードに「HじゃなくてNにしてください!連れの女性にバレないように!」と追記して店員に渡したのだった。
さてパフェを食べ終え機嫌が治った鼠屋敷さん。
「完食!ごちそうさまでした」
「本当に全部食べるんだ…」
「やけ食いみたいなものだから」
「奢ったパフェをやけ食いされたのか…」
「さて鼠屋敷さん、今日は付き合ってくれてありがとうございました」
「こちらこそ、ごちそうさまでした。めっちゃ美味しかったー」
「それでね、えーっとね、なんというか、これを、ね」
もちゃもちゃ言いながら件のネックレスを鼠屋敷さんに差し出す離小島君。
「妹さんのやつ?喜んでもらえるといいね」
「う、うん。たしかに喜んで欲しいんだけど。いや、違くて。えっーと、これ鼠屋敷さんへのプレゼントです」
「……… うん?」
「鼠屋敷さんへのプレゼントです」
「……… どゆこと?」
離小島君は事のあらましを説明した。
「え?でも店員さんにイニシャルHでお願いしてなかった?」
と言われて離小島君はケースからネックレスを取り出した。
「ちゃんとNに変えてもらった」
「…将来は詐欺師になるの?」
「…懐かしい。もう嘘はついてないよね?」
「…実は一個だけ」
そう言って離小島君はネックレスに刻まれたイニシャルを鼠屋敷さんに見せた。
「・・・」
「実はこの間こっそり持ち出して、Hに変えてもらったんだ」
「この詐欺師が!」
24年07月25日 20:09
[ダニー]
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ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
物語:7票納得:1票ブクマ:2
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