早速ですが、僕には愛する妹がいます。
今回皆様にお願いしたいのはこの妹のことなのです。この子はかれこれ数年、一度も目を覚まして私と話をしてくれたことがありません。
この通り、ずっと眠り続けているのです。
医者も肉体に異常はないと言うのです。一番の問題は精神的なものだとの判断でした。僕にも原因が全くわからなくて……。
皆様の聡明な頭脳をお借りして、なんとか妹を目覚めさせてあげてほしいのです。」
小さな一軒家に招かれたあなたに、どこかやせ細ったように見える若い家主がそう伝えました。
皆様は一人の探偵を演じ、この人物との会話やアクションを通じて事態を収束に向かわせてください。
妹さんを入院させていないのはなぜですか？
「精神に原因があるということならば長年住み慣れた家での治療がよかろうと医者からも言われたものですから」
プライベートな問題に踏み込むようで恐縮ですが、あなたと妹さんは血がつながっていますか？
「勿論です。誇れる話ではありませんが、僕らは両方とも、あの憎き両親の子なのです」
あなたと妹さんは、二人きりで暮らしているのですか？ [編集済]
「はい。私たちの生活を邪魔するものはこれまで一人もいません」 [良い質問]
失礼ですが、あなたがたはどうやって生計をたてているのですか？あなたは働いて、妹さんを養っているのですか？
「ええ。お恥ずかしい話、機械などにも疎く学歴もありませんから、肉体労働ばかりなのですが」
妹さんのご友人はお見舞いに来たりしていますか？
「……。いいえ。一度妹の彼氏を名乗る男が来たことがありますが、そいつは追い出してやりました。それ以来誰も。」 [良い質問]
妹さんが眠り始めたことを知っている親しい方はいますか？
「……。いいえ。先程も申しましたが、僕ら二人の生活に誰かの介入は一切ありませんから。」
2について 大学院に入るはずだった、ということは大学に妹さんは通っていたということですね？学校での交友関係はどうでしたか？なにか精神的に疲れて帰ってきたりすることはありませんでしたか？ [編集済]
「！大学……。い、いいえ。妹は大学生活をかなり楽しんでいましたから、交遊関係などで悩んではいない……はずです」 [良い質問]
眠り始める直前の状況を教えてください。
「眠り始める前……。すみません。あまりよく覚えていないのです。たぶん、日頃と変わらぬ朝だったからだと思いますが……」 [良い質問]
あなたは随分妹さんにご執心のようだ。それこそ並みの兄妹以上に･･･
「……そうですね。私自身、我々の愛は世間的に見た兄弟のイメージを越えたものなのかもしれないとは感じています」 [良い質問]
問題文には、数年前から妹さんは眠ったままのように書かれていますが、実際には数か月前からなのですか？
「！！……すみません、言い間違いをしていたようです。妹と話せない期間が長い辛さに、体感時間では数年分の苦痛ではあるわけですが。」 [良い質問]
今年大学院に入るということでしたが、ゼミか研究室の教授には妹さんの状況はお伝えしたのですか? [編集済]
「……はい、一応休学の手続きをして参りました。」
実際に、妹さんのそばに連れて行ってもらえますか？
「ダメだ！妹に触るんじゃない！……あ、あ……。失礼。取り乱してしまいました。どうぞ……。こちらが、妹の眠る寝室です。」 [良い質問]
二人が眠ることのできる大きなベッドの中央が膨らんでいる。寝巻きとおぼしきものの先が掛け布団の下にはみ出していた。
「ご覧の通り、この子は肉体的には本当に健全なのです。精神の患い……。その原因さえわかれば……。」[編集済]
妹さんのお顔を拝見させてもらっていいですか？
「今、あの子の顔を無理矢理覗き見るのはご遠慮願いたいものですが、写真でよければ、こちらに。」
探偵は妹だけが写っている高校から大学までの写真を受けとりました。
[編集済]
[良い質問]
診断書に妄想を見るようになる精神病とありますが、何かその病気が原因の行動のようなものは記憶にありますか？ [編集済]
「……私としても、あまりよくわからないのです。」
…2月末からお眠りになられているのに、妄想を見るようになったことが3月に分かるのですか？
「……。医者にかかったのが三月なので、診断書も三月と書かれているだけなのではないでしょうか……」 [良い質問]
なぜ眠りについていて意思疎通の取れないでいるはずの妹さんの診断書に妄想を見るなんて言葉が書かれているのでしょうか？
心当たりはございますか?
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「わかりません……僕は勉強に関してはからっきしですし、ましてや心理学などに関しては全くわかりもしませんよ。」
診断書に診断医の名前、病院名等が書かれているかチェックします。 [編集済]
診断医:亀田亀夫 病院:水平大学総合病院 と書かれています。水平大学総合病院には精神科もあります。
そういえば、今妹さんが来ている寝間着は妹さんの体格に比べてずいぶんと大きいんですね
「そうでしょうか……？」家主はゴソゴソと財布から免許証を取り出しながら言った
その写真は、目の前の家主に比べてかなり血色もよく、男性的さが強く見受けられた。
そういえば、妹さんの幼少期の写真は見せてもらえないのでしょうか？
「幼少の頃、僕たちは別々の孤児院に入っていたもので、写真は入手することも叶いませんでした……。申し訳ございません」
水銀体温計で妹さんの舌下体温を測ってください。今すぐ私の目の前でお願いします
「……。あまり、妹を弄ったりするのは避けたかったのですが、仕方ありません。わかりました。それでは私が作業いたしましょう。
……わかるかい？体温を測らせてくれ。さぁこれをくわえて。」
[編集済]
[良い質問]
5分程度たちましたので、そろそろ示度目盛りを見せてください。 [編集済]
「あとすこし……お待ちください
あっ、もうそろそろ構いませんよ。どうぞ。」
[編集済]
ベッドの周りや下に何か置かれていないか調べてみます。
「あぁ！やめろ！いやっ、やめてください！」
ベッド周りには特に何かが置かれているわけではない。
「……なんだ、妹に勝手にさわろうとしたのかと思いましたよ。」
[編集済]
[良い質問]
救急車を呼んだほうが良いのではないでしょうか？なにか身体的な異常が出ている可能性がありますよ？
「……言われてみれば30度はおかしい。少しはかり直してみます。今度はもう少し長く、正確に……」
健康な状態にしてはあまりに低体温です。むしろそれが原因で昏睡しているのではってくらい。
「……そうですよね。さぁ、何度もすまない。もう一度頼むよ。」そう言って家主はまた枕元へと向かった
室温は何度ですか？
クーラーがかかっており、夏場ながら快適な温度です。「エアコンを27度に設定しております。妹は寒がりでしたから、これ以上低くするととても寒そうにするもので……」
すみません。話しすぎたのか少々のどが乾いてしまいました。飲み物をいただけませんか？
「……かしこまりました。では続きは居間にて共にお話しいたしましょう。そこでお茶を淹れさせていただきます」
そういえば、35の写真について今の目の前の貴方とは思えないほど体つきが違いますが別人の写真ではないですよね？
「……。間違いなく、これは私ですよ。」 [良い質問]
体温が30℃なら、重度低体温症の錯乱・幻覚等の症状が出ていますが、他にもイレウス（消化器官の停止）も発生していると考えられます。
ま、生きてればの話ですが……
[編集済]
「とんでもない！妹は生きていますよ！……今度こそ正しい値が出るはずです。ほら。」
家主が目盛りが35度になった体温計を見せてきます
[編集済]
49 本当に？
「……もういいでしょう。私もしばらく妹の看病にかかりきりで外に出なかったので、このときに比べてやせてしまったのですよ。」
妹の写真、35の写真、目の前の男を比較します。 [編集済]
改めて眺めると、今目の前にいる家主は顔の感じが妹とよく似ていました。写真二枚を見比べても兄妹であることはわかりますが、今はそれ以上の類似が見受けられます [良い質問]
いきなり5℃も上昇しいたのであれば、発熱を伴っているはずです。が、先程も言いました通り、低体温症を患っていると考えれば、発熱を伴っているはずがありません。また、水銀体温計は5分程度で体温を正確に示度する装置ですから、そちらの35℃というのはいささか疑いのある値です。心当たりはありますか？
「……っ。確かにおっしゃっていることはもっともですが、水銀体温計というのは誤差も多く、正しくはかりとれない場合も多いことは事実です。人間の常識的な体温を考えても、疑わしいのは先程の30度という値の方ではありませんか……？」
参加者一覧 10人（クリックすると質問が絞れます）
……！……あぁ、に、兄さん……お兄さん……。ダメ……違うの……私、私は……」
──もう、自分の妄想に逃れることはできない。全ての記憶が、自らの作り出した虚妄の牢獄を通り抜けて鮮明に浮かび上がって行く。
親に捨てられた兄妹が別々の孤児院に入り、妹である自分が高校に入る前、中卒で社会に出た兄が小さい家を買って自分を引き取りに来てくれたこと。そこから二人暮らしが始まり、夫婦同然に愛し合いながら生活していたこと。
そんな自分が初めて彼氏というものを持とうとしたこと。嫉妬に燃えた兄が絶縁を申し出たこと。
そして。それを恐れて兄を毒殺したこと。その死体を庭の木の下に埋めたこと。
人生の半分を共に過ごし、自分の配偶者のように愛した兄を殺したその事実に動揺し、それから逃れるために自らを兄であると思い込もうとしたこと。数年間眠り続けているという架空の眠りの妹(=自分)像を作り上げ、それを端から眺めようとしたこと。
妄想に囚われた自分を彼氏が無理矢理に病院に連れていき、検査を受けさせたことも。
全ての出来事、光景が頭に鮮明に浮かぶ。
自分の確かな記憶を、今度は受け入れざるを得なかった。
「……さすがは、超一流探偵さんだけのことはありますね。
私の完敗です。
もう、逃げられないみたいです。私はこれから警察に自首しに行こうと思います。どのみち、お兄さんが貯めてくれていた貯金を崩しきった暁に終わってしまう儚い妄想だったんです。
これからはきちんと罪を償って生きていきます。彼氏君にも、ごめんなさいって言っておかないと。二重の意味で。」
──これから、兄の遺体は発見され、妹は罪の重さを改めて知り、刑罰を受けることだろう。
だがそれでも、異常なまでに深く刻まれた兄弟の愛は残り続けるのかもしれない。この妹は、兄は、果たして救われたのだろうか……。
成功条件:家主こそが本当の妹であることを伝える
ではお答えしましょう……SINoALICEです(o・ω・o)！SINoALICEにヘンゼルとグレーテルのグレーテルの憎悪編の物語がこの問題の元ネタです(検索すると恐らくすぐ出てくると思います)[18年09月11日 23:57]
「あれはすぐ女装させるんだから」ですね。予想の真横感が面白い。うみねこのロジックはかなり難解ですよね。ついてけると楽しいんだけど、ついてけないとよく分からんままモヤモヤってやつですね。
所で、元ネタはＲＰＧですか？[編集済] [18年09月11日 02:16]
いいえ、ノベルゲームではありません。ですがノベルパートはあります。
うみねこは漫画版を少しだけかじりました！途中からロジックについていけなくなりましたorz[編集済] [18年09月11日 02:02]
例えば、示度部側を持って振るだけで、水銀の蒸気が戻ってきて一時的に上がらんこともないです。
ワシの実験では、1分振り続けると最高6.5℃程度上がりました。[編集済] [18年09月11日 01:11]
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Goodって？
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります！「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう！
