「…あのね、咲子さん。
ひとつ、相談に乗って頂けないかしら。」
(咲子)
この方は、ご近所の蘭子さん。
時々お会いする度、世間話やお互いの近況を話し合う仲だ。
少し世間知らずなところはあるが、
おっとりしていて、優しい方だ。
今日もばったり近所で出会い、世間話に花を咲かせていた。
蘭子さん、普段はあまり見ないような真剣な表情を浮かべている…
(蘭子)
「うちの主人、最近ちょっと元気が無いような気がするの。
家に帰るなり、なんだか悲しそうな表情を見せることが増えてきて…
『何かあった?大丈夫?』って聞いても、
困ったような笑顔で、私の頭を撫でてくれるばかりで。
私に出来ること、なにかないかしら…。」
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■ルール説明
・あなたは「咲子」です。
「蘭子」の相談に乗り、解決に導いてあげましょう。
・出来ることは、「蘭子」への質問のみです。
『蘭子の自宅へ行ってみる』等、行動を起こすことは出来ません。
蘭子さん、ご主人のことについて何か心あたりはありますか?
「うーん、私が何か粗相をしてしまったのかもと思ったのだけれど、主人になにかしてしまったような事は思い当たらないのよね…。」
蘭子さん、ご主人と出会ってどれくらい経ってましたっけ?
「ちょうど、5年前くらいになるかしら。あの頃はまだ私も若くて…ふふ、懐かしいわね。」
失礼ですが、蘭子さんって今おいくつでしたっけ?
「私?うーん、実は生まれた時の頃のことをよく知らなくて…。でも多分、咲子さんと同じくらいの年だと思うわ。」 [良い質問]
ご主人って何をされてる方ですか?
「いつも私のお世話をしてくれるのよ。この前も、とっても可愛い服や美味しいご馳走を用意してくれて…。年に2,3回くらい、そんな日があるのよね。」 [良い質問]
ご主人と出会った時のことは覚えていますか?どのように出会ったかなど [編集済]
「それはもう、はっきりと!! 雨の公園で佇む私と、慌てて雨宿りしにやってきた主人。目と目が合ったその瞬間、『この人しかいない!』って思ったの。そう、あれは運命だったのだわ…。」 [良い質問]
最近、ご主人といつもと違う場所に出かけたりしましたか?
「いえ、私は一人で出歩くのが好きだから…。でも、主人は最近羽振りがいいみたい。ちょっと良いご飯食べに行ったり、良いお洋服を買いに行ったり。」 [良い質問]
ご主人は最近、生活の変化がある様子がありますか?
「いえ、少し羽振りがよくなったくらいで、生活自体はいつもとそんなに変わりないと思うわ。」
ご主人は家に誰かを連れてきたりすることはありますか?
「いえ、私が知る限りは無いわ。無さすぎて、逆にちょっと心配でもあるのだけれど…。」
ご主人はおいくつくらいか分かりますか?
「ごめんなさい、正確な歳はわからないわ。けれど、私たち基準の歳で考えると…4つくらいじゃないかしら?」 [良い質問]
ご主人が良いご飯を食べに行ったりするときは、ご主人1人で行ってるんでしょうか?
「ええ、そうみたい。1人じゃなくても、私は全然構わないのだけどね。」
普段の生活は、ご主人は仕事に出掛けて、蘭子さんは家で待っているという感じですか?
「ええ、そうね。たまーに家を抜け出して、こうして咲子さんとお話したりもしてるけれど。。笑」
ご主人の羽振りが良くなったということですけど、蘭子さんにご馳走や可愛い服を用意してくれることも増えましたか?
「ええ!年に2,3回くらい、あるのよね。「ぼーなす」がどうとか…って主人が言ってた気がするわ。」 [良い質問]
ご主人のお仕事は最近忙しそうですか?
「いいえ。帰りの時間も特に遅くなったりはしてないわ。特別疲れているというわけでもなさそう。」
ご主人は羽振りがよくなったのに悲しそうなのですか?
「そうなの。最近家に届いた、大きな棚?みたいなもの眺めて、悲しそうな顔を浮かべるのよね…。」 [良い質問]
(18)その棚には写真が飾ってありますか?
「いえ、なにも飾ってないわ。私、何に使うためものなのかもよくわかってないの。。」 [良い質問]
ご主人はその棚に向かって手を合わせたりしていますか?
「いえ、手を合わせてるところは見たことないわ。少なくとも、お仏壇ではないみたい。」
ご主人はその棚に物を仕舞ったり取り出したりしますか?
「いえ、主人はその棚を見るだけで、物を仕舞ったり取り出したりはしていないの。」
その棚について詳しく教えてもらえますか?
「わかったわ。見たままの感想なのだけれど、大きくて、棚?みたいで、たくさん段があって、穴が空いてて…」 [良い質問]
もしかしてなんですけど、あなたがその棚に乗り降りして遊んだり棚の上でお昼寝なんかしてみたら喜んでくれるかも…。(訳:それはキャットタワーではないですか?) [編集済]
「え!もしかして、あれも主人から私へのプレゼントだったの!?」 [正解]
参加者一覧 4人(クリックすると質問が絞れます)
「主人が買ってきたあの大きな棚、
『きゃっとたわー』というのね!
私が喜んでくれるだろうと思って、
頑張って買ってきてくれたのね。
見たことないものだったし、なんだか大きくて怖くて
ずっと避けてしまってたわ…。
主人が喜んでくれるなら、
私、勇気を出して遊んでみるわ。
咲子さん、ありがとう!!
よかったら咲子さんも是非、今度うちへ遊びにいらしてね。」
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■解説
・蘭子と咲子は、いずれもネコ
・「主人」=蘭子の飼い主 でした!
■裏設定
・蘭子8歳、咲子7歳。
いずれも飼いネコで、主人が外出する度に
某とっ〇こハム太郎のように町中を闊歩している。
・蘭子は、元野良猫。
1歳頃に現飼い主に拾われ、育てられた。
実の娘のように溺愛されている。
・年に2回、飼い主のボーナスがあり
その度に蘭子のプレゼントを購入する。
ご馳走、洋服、おもちゃ 等々…
・今年は奮発して、特大のキャットタワーを設置。
が、あまりの巨大さに蘭子が引いてしまい距離を置かれてしまうことに。
ほずみさん、シュガーさん、わかめさん、あひるださん ご参加誠にありがとうございました!! 知り合いの実話が元ネタでしたー。飼い主の心ネコ知らず・・(;▽;)[22年06月19日 22:20]
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