春の陽気が感じられるようになってきた頃。
離小島家の5歳になったばかりの一人娘が行方不明となった。
その次の日。
離小島家の女中である田中が警察に出頭し、娘を殺して湖に沈めたと自供。
その自供を元に捜索した結果、田中が殺した女児の死体が発見された。
田中は殺人罪で逮捕となった。
田中が拘束されパトカーに連行される際、警察の制止を振り切って田中の目の前まで来た離小島はこう叫んだ。
「なぜあと一年!あと一年待たなかったんだ!」
一体なぜ?
※元ネタあり。元ネタわかっても参加していいよん
湖から発見された「田中が殺した女児の死体」は、「離小島家の5歳になったばかりの一人娘」ですか?
NO!!! GJ! [良い質問]
離小島さんはこの田中が娘を殺してしまったことを知っていましたか?
警察に叫んだ時点ではYES ですがかなりミスリード注意! [良い質問]
離小島家の5歳になったばかりの一人娘が行方不明になったことに田中は関係していますか?
YES ! 田中が仕組んだことでした! [良い質問]
田中は離小島くんの一人娘が溺れて助けを求める声を聞いて、自分が殺した女の幽霊だと思って逃げ出した結果娘が死んでしまいましたか?っていうのが元ネタだったりします?
NO 違うやつー
田中は離小島くんとの間にできた子供を打ち明けられずに殺してしまい、離小島くんは今更自分の罪と向き合う事になったのが辛いですか?
NO
離小島た田中が無罪になるとメリットが生じますか?
YES! 田中はとても尽くしてくれた家政婦なので罪に問われて欲しくなかったのです! [良い質問]
田中は自分が捕まるために、離小島の娘を一時的に行方不明にしてから自供することで警察が捜査するように仕組みましたか?
NO! 田中の目的は自分が捕まることではありません! [良い質問]
田中は過去に娘Tを殺したことに耐えられなくなり自首しようとしたが、ただ自首をしても取り合ってもらえないと考え、娘Hの捜索をしてもらうことで娘Tを警察に発見させた。離小島はあと1年で田中の殺人が時効を迎えていたことを知り、田中を失いたくない気持ちから問題文のセリフを叫びましたか?
YESNO!!! ほぼほぼ正解です! 田中は昔に殺して湖に沈めた自分の娘を見つけてもらいたかったのですが、小さな村の為、そんな昔の事件では捜索してもらえないと思い今回の事件を起こしたのでした! 正解! [正解]
田中が「トトロいたもん・・・」と言っても大人たちは信じてくれなかったので自分の娘のサンダルを湖に浮かべて娘が落ちたと言ってトトロを捜索させていますか?
ジブらない!
田中は娘Tと同い年になった娘Hを見て、娘Tに会いたくなったため池の捜索が行われるように娘Hを殺したと嘘の供述をしましたか?
YES!!! 正解です! [正解]
参加者一覧 6人(クリックすると質問が絞れます)
ある時主人が失踪し、幼い我が子を育てながら東京に住むことはできず、この村へ帰ってまいりました。
小さな畑で作物を耕し、自給自足の貧しい暮らし。
そのうち母親が病に倒れ、看病に子育て。忙しく苦しい毎日に私は限界を迎えてしまったのだと思います。
母親が他界し、葬式の最中に泣き喚く我が子をなだめることも叱ることもできませんでした。
そして私は…
私は…
供述によると田中鈴子は24年前、当時5歳の娘を首を絞めて殺害後、湖に遺棄した。
近所の者たちには里子に出したと説明していたらしい。
それ以降、彼女は悔恨の念に囚われながら日々暮らしていたそうだ。
娘をきちんとしたかたちで弔いたい、しかし己が罪が露見することも怖い。
自己弁護と自己否定を繰り返しながら年月を重ねていくうちに彼女は運命的な出会いを果たす。
離小島家の長男が娘を授かった。
離小島家の女中として働いていた田中鈴子に芽依と名付けられた娘はよく懐いた。
そして芽衣が5歳の誕生日を迎えた日に今回の事件が起こったのだった。
警察に出頭してきた田中鈴子は
「私が子供を殺して湖に沈めました」
そう自供した。
確かに彼女の証言に嘘はなかった。
彼女は24年前に我が子を殺し湖に遺棄している。
しかし離小島芽衣は殺していない。
自宅に監禁していただけ。
彼女の目的は我が子を見つけ埋葬することだった。
駐在しかいない小さなこの村で24年前の事件を自供しても湖の底をさらうような大規模な捜索は行われないだろう。
だから芽衣を監禁し、彼女を殺して湖に遺棄したと自供することで警察を動かした。
その結果子供の白骨が発見されたのだった。
彼女の目的は果たされた。
しかし一つ疑問が残る。
あと一年待てば殺人罪に関しては彼女は時効を迎えていたのだ。
そのことに気づいた離小島は田中が拘束されパトカーに連行される際、警察の制止を振り切って田中の目の前で叫んだ。
「なぜあと一年!あと一年待たなかったんだ!」
離小島はこの家に、芽衣に愛情を持って尽くしてくれた彼女に捕まってほしくなかった。
自分の娘が監禁されていたことさえも忘れて。
なぜ時効まで待たなかったのか、その理由は、田中鈴子の心の内は本人にしかわからない。
「すずちゃんのつくってくれたケーキ、とってもおいしかったよ」
「そう?気に入ってくれてよかった」
「・・・すずちゃん、なんか元気ない?」
「・・・」
「かなしいお顔してる」
「・・・うん、私はひどいことをしたから、その罰を受けてるの」
「ひどいこと?」
「・・・芽衣ちゃんと同い年の子をずっと暗くて冷たい場所に閉じ込めてる」
「なんで?なんでそんなことするの?」
「・・・」
「すずちゃんはそんなひどいことしないよ?そんなひどいことしちゃいやだよ?」
「そう…だね。こんなひどいこと、もうやめないとね」
「その子をたすけてあげて?」
「・・・わかった。芽衣ちゃん、手伝ってくれる?」
「もちろん!」
参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 元ネタはね虚構推理の「ヌシの大蛇は聞いていた」です。 しってる? こがしゅがさん、FAおめでとうございます![22年04月12日 22:23]
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