遭難した登山家

答え
雪山とは盛り塩のこと

解説
彼はナメクジである。この文章はナメクジの目線で書かれている。
彼は冬になると冬眠するため、本物の雪山は見たことがない。他の虫たちから「雪山には白くサラサラしたものが降り積もっている」という情報だけは聞いたことがあった。彼は民家の玄関前に置かれた盛り塩を発見し、それをうわさに聞く雪山だと勘違いした。盛り塩を登りはじめると、浸透圧によって体の水分が失われ、干からびてしまった。
民家の住民は盛り塩にナメクジの死骸があるのを発見した。(ナメクジからすれば人間の目線ははるか上空にある）住民は顔をしかめて、その盛り塩を取り替えた。