好き、好き、好き、好き…
ただそう言いながら花びらを外し続ける。
この行為にれっきとした意図があるとすれば、それはどういったもの?
※ラテクエ14の本戦問題です。
https://late-late.jp/mondai/show/16071
ただそう言いながら花びらを外し続ける。
この行為にれっきとした意図があるとすれば、それはどういったもの?
※ラテクエ14の本戦問題です。
https://late-late.jp/mondai/show/16071
本戦!ご参加ありがとうございました。
らてクエ14
らてクエ14-1
No.5[レヴィ]03月19日 22:5003月19日 22:52
花びらを外す人以外に重要な登場人物はいますか?
Yesですが、直接関わるわけでなく、解説上、もう一人がいないといけない、という感じのYesです。 [良い質問]
No.35[シチテンバットー]03月19日 23:0603月19日 23:06
(29)より、ヘンゼルとグレーテルのように花びらをちぎって道しるべにしてますか?
No 花びらは捨てずに持っておきます。
1/3通過ヒント
(29)遭難して「ました」。
(29)遭難して「ました」。
なぜ花そのものではないか、という問いが残っていますので一応続けます!
No.50[シチテンバットー]03月19日 23:1703月19日 23:18
何かしらの考えから花ごと持ち帰らなかったのではなく、花ごと持ち帰るのが物理的に不可能でしたか?
Yes! そういうことでした! [良い質問]
No.54[白石コーソー]03月19日 23:1803月19日 23:21
自身のライフと連動しているので花をブチィッと出来なかったですか? [編集済]
No 花を労ったのはある意味Yesなのかもしれません。
ご参加ありがとうございました~。詳しくは解説を。
参加者一覧 7人(クリックすると質問が絞れます)
全員
レヴィ(10良:6)
ベルン(7良:5)
アカガミ(5良:1)
天童 魔子(15良:6)
いんふぃ(4良:1)
シチテンバットー(11良:3正:1)
白石コーソー(4)
簡易解説
無人島に漂着したその人は、遂に救助が訪れた際、島中心部にある見事な花畑をそのまま持って帰ることが不可能だったため、せめて好きな花の花びら一枚ずつだけでも持って帰ろうとした。
そうした状況に至った更に細かい理由はおまけの通り。
+++++おまけ+++++
1週間ほど前のことか。今では時間感覚はないが、「SOSを飛ばした」ことが遂に奏功したようだ。
春になったら、海に沢山の人が押し寄せる。観光客、漁師、研究者…。それに合わせてとっておきの風船を放って良かった。
しかし、SOSを託した風船が偶然拾われたことはあっても、私のいる無人島に偶然来たとか、偶然私を発見したとかは、決してないだろう。
観光スポットのリゾート島からはかなり遠く。人類が未だ確認すらしていなかったなんてくらいの「離島」に、私は暮らした。
共に漂着した船の食糧や、原生の果物はもう尽きるだろう。私はもはや、この島を食い荒らしたのだ。
必然でこちらにやって来た船が私を待っている。ヘリを操縦する彼女は、もう痺れを切らしてヘリを降りてこちらを窺っている。
こんな遠くまで、次のヘリを要請することも、別の日に再来することもおおよそ不可能だ。そもそも、こんな離島から我々が帰れる保証すらまだないのだから。彼女は何度も口にする。
わかっている。だからこそ、今だけはしっかり目に焼き付けさせて欲しい。
私の死せる日々に彩りを与えた、この花畑を。運命によって引き寄せられた、この景色の全てを。
赤、青、黄色。五枚ひらに三枚ひら。絶海の孤島に咲う、多種の小さな花の一群。私は無人島で暮らす中で、この景色を故郷と同じように愛した。
これをそのまま持ち帰ることはできない。だから私は花を一輪ずつ持ち帰ろうとしたが、種類が多すぎて、特に大輪の花は船にかさばる上、一輪を全て取ると少し疎らな花畑が原型を失ってしまう。
機長に急かされた私は、数ある花の中から特に気に入っていた花の花びらを求めた。
好き、好き、好き、好き…
ただそう言いながら花びらを外し続ける。
これも好き。これも好き。本当はこれだって好き。
自らの愛した景色を損なわないように、自らの好きを確かめるように、私は花びらを外した。
それらをポケットに入れた機長がヘリを飛ばす。別れを告げようと見下ろした私の「故郷」にある花畑は、上から見ると何倍も見事に映った。
おわり。
要約
無人島から帰る。
気に入った花だけ持ち帰り。
無人島に漂着したその人は、遂に救助が訪れた際、島中心部にある見事な花畑をそのまま持って帰ることが不可能だったため、せめて好きな花の花びら一枚ずつだけでも持って帰ろうとした。
そうした状況に至った更に細かい理由はおまけの通り。
+++++おまけ+++++
1週間ほど前のことか。今では時間感覚はないが、「SOSを飛ばした」ことが遂に奏功したようだ。
春になったら、海に沢山の人が押し寄せる。観光客、漁師、研究者…。それに合わせてとっておきの風船を放って良かった。
しかし、SOSを託した風船が偶然拾われたことはあっても、私のいる無人島に偶然来たとか、偶然私を発見したとかは、決してないだろう。
観光スポットのリゾート島からはかなり遠く。人類が未だ確認すらしていなかったなんてくらいの「離島」に、私は暮らした。
共に漂着した船の食糧や、原生の果物はもう尽きるだろう。私はもはや、この島を食い荒らしたのだ。
必然でこちらにやって来た船が私を待っている。ヘリを操縦する彼女は、もう痺れを切らしてヘリを降りてこちらを窺っている。
こんな遠くまで、次のヘリを要請することも、別の日に再来することもおおよそ不可能だ。そもそも、こんな離島から我々が帰れる保証すらまだないのだから。彼女は何度も口にする。
わかっている。だからこそ、今だけはしっかり目に焼き付けさせて欲しい。
私の死せる日々に彩りを与えた、この花畑を。運命によって引き寄せられた、この景色の全てを。
赤、青、黄色。五枚ひらに三枚ひら。絶海の孤島に咲う、多種の小さな花の一群。私は無人島で暮らす中で、この景色を故郷と同じように愛した。
これをそのまま持ち帰ることはできない。だから私は花を一輪ずつ持ち帰ろうとしたが、種類が多すぎて、特に大輪の花は船にかさばる上、一輪を全て取ると少し疎らな花畑が原型を失ってしまう。
機長に急かされた私は、数ある花の中から特に気に入っていた花の花びらを求めた。
好き、好き、好き、好き…
ただそう言いながら花びらを外し続ける。
これも好き。これも好き。本当はこれだって好き。
自らの愛した景色を損なわないように、自らの好きを確かめるように、私は花びらを外した。
それらをポケットに入れた機長がヘリを飛ばす。別れを告げようと見下ろした私の「故郷」にある花畑は、上から見ると何倍も見事に映った。
おわり。
要約
無人島から帰る。
気に入った花だけ持ち帰り。
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
花びらを一枚一枚だけ持って行く理由
・小型ヘリに多くの種類の花一輪ずつは物理的に持って行けない。ひまわり並みの大輪もあるので余計に。
・花畑の存在自体を保っておきたいし、再来する可能性も僅かにあるので、一輪丸ごと取ることで大好きな景色を壊したくない。
・それでも形見のように、せめて無人島の愛する花の一部は手許に残しておきたい。なるべく景色を変えずに済ますために各種一枚だけ。
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・小型ヘリに多くの種類の花一輪ずつは物理的に持って行けない。ひまわり並みの大輪もあるので余計に。
・花畑の存在自体を保っておきたいし、再来する可能性も僅かにあるので、一輪丸ごと取ることで大好きな景色を壊したくない。
・それでも形見のように、せめて無人島の愛する花の一部は手許に残しておきたい。なるべく景色を変えずに済ますために各種一枚だけ。
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
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「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!