私の眼前には驚くべき光景が映っていた。
こちらに向かう醜悪な視線。金属製バットを肩に担ぎ、一人に対し集団でカツアゲに走った卑怯な面子に、強烈に浴びせた一発の拳。三下風情の配下共を一斉に黙らせる膝蹴り。そして、リーダー格の男の攻撃を寄せ付けない疾風のような身のこなし。
「あ、兄貴がタイマンで敵わないなんて…。」
「そんなあ!おかしいでヤンス~!」
「! こいつ…動きが素早いっ…!」
戦慄する配下は尻目に、あまりの素早さに呆気に取られるリーダーの頸へ手刀をひとつ。まさか気弱そうなアツシ君が、かくの如く不良集団を一網打尽にするとは…。
失神するヤンキーに一瞥をくれる彼の、憂いを帯びた表情に惚れ込みそうになった私はそこで、彼の強さやそのギャップならば[ X ]が必要ではないかと思った。
Xに入るものは?
それは一体なぜ?
※FAの際、Xに入るものは答えて頂きたいのですが、それだけでは問題にならないので、それが一体なぜかも答えて頂きたいです。
こちらに向かう醜悪な視線。金属製バットを肩に担ぎ、一人に対し集団でカツアゲに走った卑怯な面子に、強烈に浴びせた一発の拳。三下風情の配下共を一斉に黙らせる膝蹴り。そして、リーダー格の男の攻撃を寄せ付けない疾風のような身のこなし。
「あ、兄貴がタイマンで敵わないなんて…。」
「そんなあ!おかしいでヤンス~!」
「! こいつ…動きが素早いっ…!」
戦慄する配下は尻目に、あまりの素早さに呆気に取られるリーダーの頸へ手刀をひとつ。まさか気弱そうなアツシ君が、かくの如く不良集団を一網打尽にするとは…。
失神するヤンキーに一瞥をくれる彼の、憂いを帯びた表情に惚れ込みそうになった私はそこで、彼の強さやそのギャップならば[ X ]が必要ではないかと思った。
Xに入るものは?
それは一体なぜ?
※FAの際、Xに入るものは答えて頂きたいのですが、それだけでは問題にならないので、それが一体なぜかも答えて頂きたいです。
ある知識があると少し解きやすいです。
No.16[わかめ]03月13日 22:1703月13日 22:18
ギャップをより強調するなら、アツシは金髪よりも黒髪の方が弱そうに見えるので、髪の部分に「ベタ」(塗りつぶし)を入れる[X]の記号が必要ですか?
No ですが面白い~!
Xを答えるだけの20の扉だと、問題にはなりませんでした。
Xは単体でなく、既にある何かと一緒にして漫画上の表現になるものです。[編集済]
No.26[「マクガフィン」]03月13日 22:2903月13日 22:30
ギャップを表すにはただの!よりも!?の方がびっくりしてる感じがして良いのではって話ですか?
1+
!? いきなり正解~!! [正解][良い質問]
ご参加ありがとうございました~!詳しくは解説へ。
参加者一覧 6人(クリックすると質問が絞れます)
全員
「マクガフィン」(4良:4正:1)
白石コーソー(4良:1)
アカガミ(8良:3)
わかめ(3良:1)
シュガー⭐︎(6良:2)
ほずみ(2良:2)
FA:
Xに入るものは「?」
その理由は下記。
簡易解説:
「私」は少年誌の女性アシスタント。場面は、担当の漫画家の描くヤンキー漫画のプロットの確認中である。
漫画家の筆致に舌を巻く一方、カツアゲ集団のリーダーの心内独白のあるコマの「! こいつ…動きが素早いっ…!」の部分には、主人公の予想外の強さ、ギャップ感、離れ業を強調するため、?を付け足して「!?」のように表現した方が良いのではないか、とアシスタント目線で想起した、ということ。
+++++おまけ+++++
プロットが書かれた紙をめくる手が一向に止まらない。編集部であることを忘れ、私は神崎先生の描く世界に否が応でも没頭させられていた。
気の抜けた雰囲気で気弱そうな転校生が、実はヤンキーを一斉に相手にできる才覚の持ち主である…という設定。扉絵に付されたタイトルには偽りなしといった感じか。
それにしても、神崎先生の描く人間はどれも表情が素敵だ。
カツアゲに遭うか弱い一人の女の子の、強がりと不安の入り混じる引き攣った顔。配下のヤンキーの小物感。恐ろしいまでの実力差へのリーダーの驚き。そして、それらを一瞥するアツシ君の憂いを帯びた表情!まじかっこいい!
この調子ならヤンキー漫画を描こうが、日頃から沢山といる女の子ファンは離れず、神崎作品の虜のままだろう。
…いやいや、そんな女の子ファンの一員として、いつまでも興奮に浸っている場合ではない。あくまで私は編集部。『週刊少年マガ芋ン』の命運の一端は、いま私に託されている。
冷静になって、私はプロットを今一度確認する。吹きだしの位置、コマ割り、作画調整、ストーリーに話の展開に…。
そこで一つ、私は神崎先生の忘れ物に気がついた。
きっと、普段は描かないヤンキー漫画だからこその忘れ物だろう。
「!? こいつ…動きが素早いっ…!」
私は赤ペンで修正を付した。リーダーの驚きを表すのがただのびっくりマークでは、相手の強さを知っていたかのよう。アツシ君の、見た目とは裏腹な予想外の強さを相手のリーダーが感じていたのなら、その驚きに合うはてなマークが必要だと思う。
うん、この展開はまさに、『マガ芋ン』のヤンキー漫画!神崎先生の普段の魅力と合わさって、やっぱり素敵な作品になりそうだ。
私は一読者のように次回を心待ちにしながら、残りの修正確認に取りかかっていた。
…そういえば、この作品のタイトルにも、同じように修正を施したほうが面白いかもしれない。第一章…
最強の転校生!?
おわり。
※週刊少年マガ○ンのヤンキー漫画では、相手の強さに驚いたときなどに「!?」という表現がよく使われます。これを俗に「マガ○ンマーク」ということも。
要約:
!?
問いかけは本当は一つだけ。
Xに入るものは「?」
その理由は下記。
簡易解説:
「私」は少年誌の女性アシスタント。場面は、担当の漫画家の描くヤンキー漫画のプロットの確認中である。
漫画家の筆致に舌を巻く一方、カツアゲ集団のリーダーの心内独白のあるコマの「! こいつ…動きが素早いっ…!」の部分には、主人公の予想外の強さ、ギャップ感、離れ業を強調するため、?を付け足して「!?」のように表現した方が良いのではないか、とアシスタント目線で想起した、ということ。
+++++おまけ+++++
プロットが書かれた紙をめくる手が一向に止まらない。編集部であることを忘れ、私は神崎先生の描く世界に否が応でも没頭させられていた。
気の抜けた雰囲気で気弱そうな転校生が、実はヤンキーを一斉に相手にできる才覚の持ち主である…という設定。扉絵に付されたタイトルには偽りなしといった感じか。
それにしても、神崎先生の描く人間はどれも表情が素敵だ。
カツアゲに遭うか弱い一人の女の子の、強がりと不安の入り混じる引き攣った顔。配下のヤンキーの小物感。恐ろしいまでの実力差へのリーダーの驚き。そして、それらを一瞥するアツシ君の憂いを帯びた表情!まじかっこいい!
この調子ならヤンキー漫画を描こうが、日頃から沢山といる女の子ファンは離れず、神崎作品の虜のままだろう。
…いやいや、そんな女の子ファンの一員として、いつまでも興奮に浸っている場合ではない。あくまで私は編集部。『週刊少年マガ芋ン』の命運の一端は、いま私に託されている。
冷静になって、私はプロットを今一度確認する。吹きだしの位置、コマ割り、作画調整、ストーリーに話の展開に…。
そこで一つ、私は神崎先生の忘れ物に気がついた。
きっと、普段は描かないヤンキー漫画だからこその忘れ物だろう。
「!? こいつ…動きが素早いっ…!」
私は赤ペンで修正を付した。リーダーの驚きを表すのがただのびっくりマークでは、相手の強さを知っていたかのよう。アツシ君の、見た目とは裏腹な予想外の強さを相手のリーダーが感じていたのなら、その驚きに合うはてなマークが必要だと思う。
うん、この展開はまさに、『マガ芋ン』のヤンキー漫画!神崎先生の普段の魅力と合わさって、やっぱり素敵な作品になりそうだ。
私は一読者のように次回を心待ちにしながら、残りの修正確認に取りかかっていた。
…そういえば、この作品のタイトルにも、同じように修正を施したほうが面白いかもしれない。第一章…
最強の転校生!?
おわり。
※週刊少年マガ○ンのヤンキー漫画では、相手の強さに驚いたときなどに「!?」という表現がよく使われます。これを俗に「マガ○ンマーク」ということも。
要約:
!?
問いかけは本当は一つだけ。
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ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
トリック:4票納得:1票ブクマ:1
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