金に弄する

その日男は、かつての大学の同級生である5人の友人達と会う約束をしていた。
男を含めた5人は時間通り正午に待ち合わせ場所で落ち合い、残るもう1人の友人が待つ家へと向かった。
持ち寄った手土産をつまみに、少量ではあるが酒を腹に入れた彼らは上機嫌でそれぞれの近況や昔話に花を咲かせる。
友人達の中には結婚して子を持つ者や脱サラして飲食店を営む者などが居ましたが男は平均年収で働く独身のサラリーマンでした。
友人達の生活を知った男は微かな焦りと友人達が学生の頃からあまり変わっていないことに安心感を抱きました。
軽食を済ませた彼らは学生時代よくやった人生ゲームで遊ぶことになりました。
もう大人だから、と各50円ずつ賭けてゲームを始めました。
ゲームの途中、男は銀行からお金を借り入れ、そのお金で家を購入しました。
また、彼らの中で1番に億万長者となったためラッキーナンバーで更に金持ちになりましたが賭け金は変わらず最終的に手元に残ってる現金は300円となりました。

要約男は5人の友人と人生ゲームで遊び、止まったマスの指示で借金、家の購入、返済を行った。
最終的に1番に億万長者となり勝ったので全員が賭けた50円×6=300円の現金を手に入れた。