疑惑の人身事故

カメミと警察が話しているところに現れた夫のカメタ。

カメタ「あ、カメミ。迎えに来てくれてありがとう。なんか電車内で財布をスられたようで、電車も人身事故で止まっちゃうし、困っちゃってさ。警察の方？僕はカメミの夫のカメタです。僕が電車にはねられて死んだ？バガバカしい、こうして生きてるじゃないですか。財布？ああ、それは確かに私の財布です。電車に乗ってたらスられたみたいで。中の免許証もほら、僕の顔写真でしょ？一緒に入れてた緊急の連絡先も妻の電話番号が書いてあるし。顔の判別がつかない人身事故の被害者が財布を持ってたって？ははあ、おそらくそいつが僕の財布をスったんでしょうね。こういっちゃなんですが、天罰かもしれませんね。」

呆気にとられた警察であったが、その後の捜査で、遺体が有名な箱師（電車専門のスリ）のカメオのものである事が判明し、「仕事」直後の単なる人身事故として処理された。