周囲のみんながもっと好きに生きたらいいのにと言っても、
カメオはこれまで、大して変わらない生活をずっと続けて来た。
ある朝起きたカメオは、何の変哲も無い、代わり映えのしない風景に感謝していた。
しかしその後、カメオは自殺してしまう。
理由は、何も変わらない日々に絶望したとのことだ。
一体どういうことだろう
作成時メモ公開。ルームキー:お茶を一つくださいな
皆が好き勝手に生きてしまったのでカメオの平凡な日常は台無しになりましたか?
Yes!! 一体どういうことなのでしょう [良い質問]
実は連続殺人鬼であるカメオは正体がバレてバイツァダストをしようとしたら救急車に顔面から飛び込みましたか?
No! カメオは平凡な男なのです
皆が今までの暮らしから豹変し秩序を無視した生活をするようになったので変化が苦痛ですか?
Yes!!! なぜそんなことに? [良い質問]
カメオが自殺した日とそれ以前でカメオを取り巻く環境が大きく変化しましたか?
自殺した日とそれ以前の範囲で厳密に考えるとNoになるかも ミスリード注意
地球が滅亡しますか?
No!!! よくかんがえたら、地球自体は滅びません。ただし・・・ミスリード注意! [編集済] [良い質問]
今更ですが非現実要素ありますか?
YesNo! 非現実「的」要素があります。起こり得ないことですが、全く起こらないとは言い切れません [良い質問]
ある国の王様であったカメオは、変化のない退屈さを感じながらも、統率の取れた国民の働きで平和に過ごしていた。しかし戦争によってカメオは捕虜となり牢獄に閉じ込められてしまうが、新しい王様のもとで好き勝手に生きる国民はカメオを助けようともしない。終わることのない投獄生活に嫌気がさした彼は、ついに自殺に至りますか?
No! カメオは平凡な男です
皆が好き勝手すると誰もカメオのための食事を用意しませんか?
Yesかな? もとより誰も用意してないです。自分の飯は自分でとるのです
現状維持者のカメオは現状は維持をすることに至福を感じているのですが時間の流れは先に進んでいくため現状を維持してしまうと過去に取り残されてしまうとかいう理論ですか?
No! そんなに哲学ちっくな話ではないですw
市民カメオは日々の仕事に精を出しながらいつもの日常を過ごしていましたが酔狂していた親愛なる国王が亡くなってしまった為に内乱が発生しますか?
No!
人類滅亡が迫り、みんなが死んだり殺し合ったりするのが日常の風景すなわち平凡になったので、自分も平凡であるためには死ぬしかないじゃないか、となりましたか?
No!! ただし惜しい! [良い質問]
人類は何らかの外的な要因(疫病とか核の冬とか小惑星衝突とか)で滅びつつあり、ほとんどすべての人間はやけになっていますか?
YesNo!! 「やけに」という表現が今回合致するかは微妙ですが、そうなっていま『した』 [良い質問]
互いに滅ぼし合って人間が激減し「ほぼ人間を見ない日常」が当たり前になりましたか?
YesNo!! ただ、人間は激減しました [良い質問]
「何の変哲も無い、代わり映えのしない風景」の中に人間は存在していないですか?
No!! 昨日と、さして変わらない風景がそこに広がっていました
代わり映えのしない風景=暴力の世界ですか?
No!! そこの文章は昨日と何も変わらない景色が広がっているという以上の意味を持っていません
このままでは滅亡してしまうのに、人々はそれに対処せずに諦めて暴力がモノをいう世界からの脱却の見込みがないからですか?
YesNo!! 確かに、もうどうにもならない状況にまできているかもしれません [良い質問]
カメオだって最初は、その奇跡を心から喜んだのです[編集済]
ありふれた日常のあった過去に戻ってループするという時間の環に囚われたことで絶望しますか?
No!! そこまでの非現実要素はありません
(34)では成り立たないのです[編集済]
人類滅亡の原因になるものが奇跡的に消え去ったのに、滅亡に向けて日々を過ごしていく人間の生活習慣が改められないですか?
前半Yes!! 後半は、むしろ改められないどころか・・・まとめてください [良い質問]
人類滅亡の原因になるものが奇跡的に消え去ったということでずっと浮かれている人間たちに愛想が尽きましたか?
No!! (22)より・・・
他の人類はもう人としての尊厳を失ってしまいましたか?
YesNo! (52)の奇跡の日までは、失ってなかったのです [良い質問]
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そのニュースが飛び込んだのは、本当に突然だった。
みんな、最初は何かの冗談かと思っていた。
しかし、各国の国営放送が一斉にこのニュースを報じたことで、それはすぐさま事実なのだと人々に突きつけた
曰く、あと一ヶ月で地球に巨大な隕石が激突するとのこと。
それはあの恐竜を絶滅させたと推定されるものよりさらに大きく、
これが激突した際、激突したところは跡形もなくなり、地球全体がその影響を受けるとのこと。
さらにその影響は今後数十年にも及び、たとえ隕石の直撃で生き残ったとしても、人類は長くは生き残れないだろうとのこと。
曰く、地獄の日々が始まるとのことだった。
各国政府はそれより前にこの情報を察知しておりあらゆる策を講じたが、全て失敗し
どうにもならなくなったので、一斉にこの事実を公に公開したらしい。
そこから少しの混乱はあったものの、やがて一つの風潮が世に流れた
どうせ一ヶ月後に滅ぶなら、それまで好きに生きて、なるべく心残りを無くそう、という風潮だ。
やがて、それぞれが好きに生きた。
これまで隠してた本音をぶちまけた人がいた。
全財産をはたいた人がいた。
神へ祈った人がいた。
自殺をする人がいた。
不正を懺悔する人がいた。
陰謀を告白し、懺悔する国がいた。
全ての戦争が終わった。勝っても、どうせ得られるものはもう何もないのだから。
あと一ヶ月で、どうせ全てが終わるのだ。
だから、あと一ヶ月をもたせればいい。
頑張って、あと一ヶ月維持させれればいい。
死後の世界というものがあるのなら。
せめてそこで穏やかに過ごせるように、心残りをなくそう。
各国政府が主導で、そのような風潮となったのだ。
そのなかで、カメオのように、今までと変わらず、普通に生きる人もいた。
そして、ついに隕石が直撃する日が来た。
カメオの住んでいたところは幸運だった。その時間帯は深夜だったのだ。
眠っている間に、死んでいるのかな。
そう思ってカメオは眠りについた。
朝。
何事もなく目覚めたカメオは驚いた。
天国? いやいや、どうみても自分の部屋だ。昨日寝た時と、何も変わらない。
勢いよく窓を開けると、そこには何の変哲も無い、昨日までと同じ風景がそこにはあった。
その日は、よく澄んだ青空だった。
テレビをつけると、臨時ニュースが入っていた。
なぜかわわからない。計算が外れたのか、誰かが魔法を使ったのか。
隕石は地球に直撃しなかったのだ。
カメオはとりあえず、今何事もなく生きていることにほっと安堵した。
これまでと、何も変わらない日常が過ごせる・・・
このときはそう、思っていた。
しかし、当たらなかった隕石が残した影響は、あまりに多すぎた。
前日の自殺者は全人口の4割を占めた。直撃するはずだった時間帯が深夜などでないところは、特に自殺者が多かった。
特に自身の研究成果を疑わぬ学者や、政治家、リーダーシップを張るべき人たちがこぞって安楽死を選択していた。
貨幣制度が崩壊した。どうせ死ぬなら、と金を使いまくったり燃やしたり、ばらまいたりで経済のバランスは完全になくなっていた。
多くの企業が倒産した。この一ヶ月間、動いていないところも多かった。
国同士の争いが頻発した。
隕石衝突の責任のなすりつけあい、さらには告白した不正や陰謀の糾弾、罵り合いで戦争が頻発した。
インフラが崩壊した。
民間物資の輸送を行う人手なぞもういなかった。
経済とインフラの崩壊で、安定した食料供給体制も当然崩壊した。
日に日に食べていくものに困るようになった。
変な宗教が力をつけた。
自身が隕石を跳ね返したと主張しているらしい。
科学は地に堕ちた
隕石の直撃なんて馬鹿な予想した科学なぞ、もうあてにならない。
混乱。混沌。
カメオは悟った。
「なんだ。予想となんにも変わらない・・・地獄の日々だ」
簡易解説
あと少しで地球が滅びるといわれる中、いつも通りに過ごしたカメオ
隕石衝突の予想が外れ、Xデーに何もないことを喜んだ
しかし、周囲はXデーで死ぬと思っており、この先のことなんて考えてなかった。
混沌となる日々に、カメオは
地獄の日々になるといった、予想と何も変わらないじゃないか と絶望して自殺した。
壮大な人類破滅ドラマの一形態でしたね。出題ありがとうございました。 気がつけば「寝る前に少しだけ参加」のはずが1時間(鋭く詰められない自分に問題がある)。そろそろ寝室に引き上げさせていただきます。ではでは。[編集済] [20年11月19日 00:34]
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