むかしむかし、魔術師として由緒正しい天童家の末裔、魔子ちゃん(3歳)は貧しい村におりました。
これは天童家のしきたりで魔術師あるいは魔術師の卵は修行も兼ねて地方に出て地方のために施しをしなければならない、というものでした。
ところがそんな魔子ちゃんに問題が発生してしまいます。
魔子ちゃんが行き着いた貧しい村には既に天童家の末裔を名乗る男、キヨシがいたのです。
実は彼は天童家の末裔でもなんでもなく天童家を初めとした名だたる魔術師の名を勝手に借りて奇術を披露しお金をだまし取る悪徳奇術師だったのです。
しかもこのキヨシ、相当頭がキレるやつで自らが学があるのをいい事に学のない人間には魔術と思われるような…それこそ技としては一流のものをいくつも持っていたのでした。
対する魔子ちゃんは本物の魔術師といえどまだ3歳。言葉も満足に使えなければ大それた魔術などまだ使えません。
「ちがうのです、かれはにせものなのです」
キヨシの魔術1000本ショーの真っ最中、魔子ちゃんは声高に叫びますが観客には相手にされません。
しかし1000個目、「無から有を作り出す術」の時に魔子ちゃんは魔術で音を鳴らして民衆にキヨシが偽物であることを知らしめたのです。
どういうことでしょう?
これは天童家のしきたりで魔術師あるいは魔術師の卵は修行も兼ねて地方に出て地方のために施しをしなければならない、というものでした。
ところがそんな魔子ちゃんに問題が発生してしまいます。
魔子ちゃんが行き着いた貧しい村には既に天童家の末裔を名乗る男、キヨシがいたのです。
実は彼は天童家の末裔でもなんでもなく天童家を初めとした名だたる魔術師の名を勝手に借りて奇術を披露しお金をだまし取る悪徳奇術師だったのです。
しかもこのキヨシ、相当頭がキレるやつで自らが学があるのをいい事に学のない人間には魔術と思われるような…それこそ技としては一流のものをいくつも持っていたのでした。
対する魔子ちゃんは本物の魔術師といえどまだ3歳。言葉も満足に使えなければ大それた魔術などまだ使えません。
「ちがうのです、かれはにせものなのです」
キヨシの魔術1000本ショーの真っ最中、魔子ちゃんは声高に叫びますが観客には相手にされません。
しかし1000個目、「無から有を作り出す術」の時に魔子ちゃんは魔術で音を鳴らして民衆にキヨシが偽物であることを知らしめたのです。
どういうことでしょう?
1日遅れのBSおいわいもんだい。天童さん改めておめでとうございます!
BSおいわいもんだい
No.5[白石コーソー]07月26日 18:3007月26日 18:35
魔子ちゃんが声を出したときに民衆は静かにキヨシの奇術を見ていましたか?
YESNO 近くには聞こえていますが子供のごっこ遊びみたいな目で見てます [編集済]
No.9[特攻トマト]07月26日 18:3507月26日 18:36
「今から何もないところからニワトリを生み出します」というセリフの直後、魔術を使う前にこけこっこーですか?
解説では鳩ですが正解で! [正解]
5の回答訂正しました
参加者一覧 3人(クリックすると質問が絞れます)
全員
特攻トマト(6良:5正:1)
白石コーソー(2)
ケイ0801(1良:1)
FA要件
無から有を作り出す術(鳩出しマジック)の鳩を操り術前にキヨシが仕込んだ鳩を放った
キヨシは民衆の前で次々と奇術を繰り出して行きました。
火を出す技…コインを増やす技…水を出す技…そんな民衆が驚く技を999個出している中魔子ちゃんはこれといった対策を取れず困っていました。そして1000個目の時間になりました。
「本日最後の魔術でございます。そう、それはこの世で禁忌とされている無から有を作り出す魔術です。今日はこの無から生物を作って見せましょう。」
ここで魔子ちゃんはようやく対策を講じることが出来ました。
そう、キヨシは偽物。キヨシの手に届くところ…つまり魔子ちゃんからそう遠くないところに生き物を仕込んであるということに気がついたのです。
子供というのは動物とは友達になりやすいものです。魔子ちゃんは少し弱い魔術で必死にその生き物を探し、見つけたのです。
魔子ちゃんは見つけた生き物…鳩に魔術であるお願いをしました。
「という訳でこれから入っていくのですが…」
「クルック-」
民衆の前に響く謎の音。
ここで音が通りやすい前側の人間が違和感を持ち始めます。
「あれ、なんだ今の音?」
「いえ、何でもございませんさあそれでは魔術を…」
「クルック-クルック-」
音はだんだん大きくなり民衆のほぼ全員が違和感を持ち出しました。そして民衆の一人が鳴き声のする方に行きそこにあったよく見たら不自然な壁を思いっきり壊したのです。すると…
バアアアアアアン!
そこから白い鳩がバサバサと飛び出してきたのです。
そう、魔子ちゃんはキヨシが仕込んだ鳩に「キヨシの奇術の前に大きく鳴くように」とお願いをしていたのでした。そして鳩さんはしっかりお願いを聞いてくれたのです。
当然そうなればキヨシの立場はありません。
「これは一体どういうことだ!」
「無から有って…最初からいたんじゃないか!!!」
「うう…ごめんなさあああああああいっ!!!」
キヨシは一目散に村から逃げていきました。そして…
「こ、この子だ!この子が本物の天童家の末裔だ!!!」
民衆の中のさっき魔子ちゃんの声を聞いていた1人が勇気を出してそう声を上げました。民衆の視線が魔子ちゃんに集まります。
「…は、はじめまして!まこなのです!3さいなのです!!!」
「よろしくね!魔子ちゃん!」
ようやく魔子ちゃんの修行の日々が始まるのです。
無から有を作り出す術(鳩出しマジック)の鳩を操り術前にキヨシが仕込んだ鳩を放った
キヨシは民衆の前で次々と奇術を繰り出して行きました。
火を出す技…コインを増やす技…水を出す技…そんな民衆が驚く技を999個出している中魔子ちゃんはこれといった対策を取れず困っていました。そして1000個目の時間になりました。
「本日最後の魔術でございます。そう、それはこの世で禁忌とされている無から有を作り出す魔術です。今日はこの無から生物を作って見せましょう。」
ここで魔子ちゃんはようやく対策を講じることが出来ました。
そう、キヨシは偽物。キヨシの手に届くところ…つまり魔子ちゃんからそう遠くないところに生き物を仕込んであるということに気がついたのです。
子供というのは動物とは友達になりやすいものです。魔子ちゃんは少し弱い魔術で必死にその生き物を探し、見つけたのです。
魔子ちゃんは見つけた生き物…鳩に魔術であるお願いをしました。
「という訳でこれから入っていくのですが…」
「クルック-」
民衆の前に響く謎の音。
ここで音が通りやすい前側の人間が違和感を持ち始めます。
「あれ、なんだ今の音?」
「いえ、何でもございませんさあそれでは魔術を…」
「クルック-クルック-」
音はだんだん大きくなり民衆のほぼ全員が違和感を持ち出しました。そして民衆の一人が鳴き声のする方に行きそこにあったよく見たら不自然な壁を思いっきり壊したのです。すると…
バアアアアアアン!
そこから白い鳩がバサバサと飛び出してきたのです。
そう、魔子ちゃんはキヨシが仕込んだ鳩に「キヨシの奇術の前に大きく鳴くように」とお願いをしていたのでした。そして鳩さんはしっかりお願いを聞いてくれたのです。
当然そうなればキヨシの立場はありません。
「これは一体どういうことだ!」
「無から有って…最初からいたんじゃないか!!!」
「うう…ごめんなさあああああああいっ!!!」
キヨシは一目散に村から逃げていきました。そして…
「こ、この子だ!この子が本物の天童家の末裔だ!!!」
民衆の中のさっき魔子ちゃんの声を聞いていた1人が勇気を出してそう声を上げました。民衆の視線が魔子ちゃんに集まります。
「…は、はじめまして!まこなのです!3さいなのです!!!」
「よろしくね!魔子ちゃん!」
ようやく魔子ちゃんの修行の日々が始まるのです。
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
ブクマ:1
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!