ユリちゃんはピアノの上手なハジメくんに想いを寄せていたのだが
ある時、学校の合唱祭でチカちゃんが病欠したことにより、今までハジメくんについていた嘘がばれることになる。
ユリちゃんはハジメくんに、どんな嘘をついていたのだろう?
ある時、学校の合唱祭でチカちゃんが病欠したことにより、今までハジメくんについていた嘘がばれることになる。
ユリちゃんはハジメくんに、どんな嘘をついていたのだろう?
(2時40分頃に離脱します)
No.1[シチテンバットー]04月23日 02:2104月23日 02:25
嘘を知ったハジメくんはユリちゃんに怒りますか?
NO 最初もやっとしましたが、理由を知ったあとは怒りません [良い質問]
No.4[シチテンバットー]04月23日 02:2304月23日 02:26
病気を患った原因は重要ですか?(雨の日に傘をささずに濡れて歩いたとか)
NO 病欠の理由は重要ません。怪我でもよいです。
No.6[シチテンバットー]04月23日 02:2604月23日 02:33
合唱祭でユリちゃんは指揮や伴奏や司会など、何かしら特別な役割を担当する予定でしたか?
NO!!良い質問です! [良い質問]
No.7[シチテンバットー]04月23日 02:2704月23日 02:33
ユリちゃんはハジメくんの伴奏を聞きたかったため、ピアノが弾けないフリをしてましたか?
あぁ~~前半NO、後半YES!!ユリちゃんはピアノが弾けないふりをしていました! [良い質問]
No.9[るょ]04月23日 02:2804月23日 02:36
ユリはピアノが弾けないふりをしてハジメくんに教えを乞うていたが、実はチカちゃんの代役としてピアノ伴奏者に選出される腕前なんだな!?いやらしい子!
1+
おい!終わってもうたがな!!いやらしい子!! [正解]
参加者一覧 3人(クリックすると質問が絞れます)
全員
シチテンバットー(6良:4)
るょ(2良:1正:1)
クロシェ(4良:1)
解答
ピアノを教えてもらうことを口実にハジメくんと一緒にいたいがために、ピアノが弾けないふりをしていた。
解説
放課後、音楽室から聴こえてくるピアノの音。
偶然近くを通りかかったユリちゃんは、気になって音楽室を覗いた。
ピアノを弾いていたのは隣のクラスのハジメくん。
ユリちゃんがひそかに想いを寄せる男の子だ。
「ハジメくん、ピアノ上手なんだね……!」
「!ユリちゃん、聴いてたの?」
こんな風に二人きりで話すことなんかそうそうない。
ユリちゃんはハジメくんのそばへ駆けていって、もっと聴かせてほしいとせがんだ。
「何なら、ピアノ、教えてあげようか?」
「……!うん!」
ユリちゃんがピアノに興味を持ったのだと思ったハジメくんはそう提案した。
願ってもない申し出にユリちゃんは大きく頷く。
ハジメくんは簡単な楽譜を取り出して、譜読みの仕方や和音などをひとつひとつ丁寧にユリちゃんに教えてくれた。
ハジメくんの隣に座り、ユリちゃんはそっと鍵盤に指を乗せる。
「ユリちゃん、もしかしてピアノやったことある?」
「えっと……少しだけ」
「指使いが綺麗、素質あるよ」
そうして二人はたびたび、放課後の音楽室で一緒にピアノを弾いていた。
そして年に一度のイベント、合唱コンクールがやってくる。
ハジメくんはピアノ伴奏を担当するのだと言う。
「ユリちゃんのクラスは誰が弾くの?」
「ええとね、チカちゃん」
「へぇ、チカちゃんピアノ弾けるんだ」
「小さい頃から習ってて上手なんだ」
ハジメくんのクラスは『名づけられた葉』を歌うらしい。
ユリちゃんのクラスは『春に』だった。
ハジメくんは『春に』の伴奏をユリちゃんに教えてくれたりもした。
そして迎えた本番当日。
なんと、チカちゃんがインフルエンザで欠席になってしまった。ピアノ伴奏者が欠席という致命的な事態だ。
音楽の先生が代わりに伴奏を弾こうかという話にもなったのだが、そこで静かに手が挙がる。
「……わたし、伴奏やります!」
ユリちゃんだった。
ざわつく教室。
「ユリちゃん、弾けるの?」
「うん。ずっとピアノ習ってるし、それに、家でも『春に』の伴奏は何度も弾いてたから」
そう、ユリちゃんはピアノがとても上手だったのだ。
それこそ、ハジメくんに教えてもらう必要なんかないくらいに。
ハジメくんのクラスの歌唱が終わり、体育館に拍手が響く。
ハジメくんのピアノはやはり上手だった。
そして、ユリちゃんのクラスの番になる。
「……えっ、ユリちゃん……!?」
ピアノの前に座ったユリちゃんを見て、ハジメくんは驚愕する。
彼女が弾くのか?
だって、僕が教えてた時はまだたどたどしくて……。
そんな戸惑いを掬い去るかのように、なめらかな演奏が響いた。
自分と同等か、もしくはそれ以上に綺麗なピアノ。
見事だ。
ハジメくんの胸中はひどくもやもやした。
表彰も終わり皆がぞろぞろと教室へ戻るなか、ハジメくんはユリちゃんを呼び止めた。
「ユリちゃん!ねぇ、ピアノすごく上手いじゃないか。僕なんかより……。どうして今まで弾けないふりをしていたの?」
「ハジメくん、ごめんね……ずっと黙ってて。私昔からピアノを習ってたの。家でもたくさん弾いてて。でも……」
俯きながら、意を決したユリちゃんが口を開く。
「ハジメくんにピアノを教えてもらえるのが嬉しくて……一緒にいられるのが、うれしくて」
「えっ」
「だからずっと黙ってたの。ごめんなさい」
ハジメくんは何か言おうと口をぱくぱくさせたが、何も言葉が出てこない。頬が染まっていく。
「お、怒ってる……?」
おそるおそる顔を上げるユリちゃん。ハジメくんは真っ赤な顔を見られまいとわざとらしく顔をそらした。
「……今度は、ユリちゃんが僕に教える番!」
「……!」
「また放課後、音楽室で待ってる」
そう言うと、ハジメくんは足早に教室へと走り去っていった。
その背中を見送るユリちゃんの頬もほんのりと染まっていた。
ピアノを教えてもらうことを口実にハジメくんと一緒にいたいがために、ピアノが弾けないふりをしていた。
解説
放課後、音楽室から聴こえてくるピアノの音。
偶然近くを通りかかったユリちゃんは、気になって音楽室を覗いた。
ピアノを弾いていたのは隣のクラスのハジメくん。
ユリちゃんがひそかに想いを寄せる男の子だ。
「ハジメくん、ピアノ上手なんだね……!」
「!ユリちゃん、聴いてたの?」
こんな風に二人きりで話すことなんかそうそうない。
ユリちゃんはハジメくんのそばへ駆けていって、もっと聴かせてほしいとせがんだ。
「何なら、ピアノ、教えてあげようか?」
「……!うん!」
ユリちゃんがピアノに興味を持ったのだと思ったハジメくんはそう提案した。
願ってもない申し出にユリちゃんは大きく頷く。
ハジメくんは簡単な楽譜を取り出して、譜読みの仕方や和音などをひとつひとつ丁寧にユリちゃんに教えてくれた。
ハジメくんの隣に座り、ユリちゃんはそっと鍵盤に指を乗せる。
「ユリちゃん、もしかしてピアノやったことある?」
「えっと……少しだけ」
「指使いが綺麗、素質あるよ」
そうして二人はたびたび、放課後の音楽室で一緒にピアノを弾いていた。
そして年に一度のイベント、合唱コンクールがやってくる。
ハジメくんはピアノ伴奏を担当するのだと言う。
「ユリちゃんのクラスは誰が弾くの?」
「ええとね、チカちゃん」
「へぇ、チカちゃんピアノ弾けるんだ」
「小さい頃から習ってて上手なんだ」
ハジメくんのクラスは『名づけられた葉』を歌うらしい。
ユリちゃんのクラスは『春に』だった。
ハジメくんは『春に』の伴奏をユリちゃんに教えてくれたりもした。
そして迎えた本番当日。
なんと、チカちゃんがインフルエンザで欠席になってしまった。ピアノ伴奏者が欠席という致命的な事態だ。
音楽の先生が代わりに伴奏を弾こうかという話にもなったのだが、そこで静かに手が挙がる。
「……わたし、伴奏やります!」
ユリちゃんだった。
ざわつく教室。
「ユリちゃん、弾けるの?」
「うん。ずっとピアノ習ってるし、それに、家でも『春に』の伴奏は何度も弾いてたから」
そう、ユリちゃんはピアノがとても上手だったのだ。
それこそ、ハジメくんに教えてもらう必要なんかないくらいに。
ハジメくんのクラスの歌唱が終わり、体育館に拍手が響く。
ハジメくんのピアノはやはり上手だった。
そして、ユリちゃんのクラスの番になる。
「……えっ、ユリちゃん……!?」
ピアノの前に座ったユリちゃんを見て、ハジメくんは驚愕する。
彼女が弾くのか?
だって、僕が教えてた時はまだたどたどしくて……。
そんな戸惑いを掬い去るかのように、なめらかな演奏が響いた。
自分と同等か、もしくはそれ以上に綺麗なピアノ。
見事だ。
ハジメくんの胸中はひどくもやもやした。
表彰も終わり皆がぞろぞろと教室へ戻るなか、ハジメくんはユリちゃんを呼び止めた。
「ユリちゃん!ねぇ、ピアノすごく上手いじゃないか。僕なんかより……。どうして今まで弾けないふりをしていたの?」
「ハジメくん、ごめんね……ずっと黙ってて。私昔からピアノを習ってたの。家でもたくさん弾いてて。でも……」
俯きながら、意を決したユリちゃんが口を開く。
「ハジメくんにピアノを教えてもらえるのが嬉しくて……一緒にいられるのが、うれしくて」
「えっ」
「だからずっと黙ってたの。ごめんなさい」
ハジメくんは何か言おうと口をぱくぱくさせたが、何も言葉が出てこない。頬が染まっていく。
「お、怒ってる……?」
おそるおそる顔を上げるユリちゃん。ハジメくんは真っ赤な顔を見られまいとわざとらしく顔をそらした。
「……今度は、ユリちゃんが僕に教える番!」
「……!」
「また放課後、音楽室で待ってる」
そう言うと、ハジメくんは足早に教室へと走り去っていった。
その背中を見送るユリちゃんの頬もほんのりと染まっていた。
20年04月23日 02:19
[藤井]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
藤井
ジャンルに関してのコメントもありがとうございます!↓でも書きましたが、whatを導くのに登場人物の心理や状況を明かしていく必要があるスープは、私は基本的にウミガメとして扱っています。が、本問はそのシチュエーションの掘り下げがさほど深く関わってこなかったので、ウミガメ色がやや薄れてしまったかなぁという感触でした。いろいろと考えるきっかけになります。ありがとうございます![編集済] [20年04月23日 03:04]
ジャンルに関してのコメントもありがとうございます!↓でも書きましたが、whatを導くのに登場人物の心理や状況を明かしていく必要があるスープは、私は基本的にウミガメとして扱っています。が、本問はそのシチュエーションの掘り下げがさほど深く関わってこなかったので、ウミガメ色がやや薄れてしまったかなぁという感触でした。いろいろと考えるきっかけになります。ありがとうございます![編集済] [20年04月23日 03:04]
1+
クロシェ
(質問参加した者の体感では…問いかけが「〜こと」で応えられるwhat当てになってはいるけれど、構成がウミガメの構成だったので、ウミガメジャンルの出題でも違和感を感じなかったです〜)[編集済] [20年04月23日 02:50]
(質問参加した者の体感では…問いかけが「〜こと」で応えられるwhat当てになってはいるけれど、構成がウミガメの構成だったので、ウミガメジャンルの出題でも違和感を感じなかったです〜)[編集済] [20年04月23日 02:50]
1+
藤井
るょくんのたんじょびいわいに『ぱんぱんのぱん』っていうタイトルでスープ考えてたけどじぇ~~んじぇん思いつかんかった。スープの作り方わすれてしまったなぁ。しゅぎょうしてまた来ます。みんなあそんでくれてありがとう……。はやくねるんだぞ……。[20年04月23日 02:42]
るょくんのたんじょびいわいに『ぱんぱんのぱん』っていうタイトルでスープ考えてたけどじぇ~~んじぇん思いつかんかった。スープの作り方わすれてしまったなぁ。しゅぎょうしてまた来ます。みんなあそんでくれてありがとう……。はやくねるんだぞ……。[20年04月23日 02:42]
3+
藤井
(>>出のみさん whatを当てるのにシチュエーションを掘り下げる必要があるスープは自分は扉ではなくウミガメで扱うようにしてるんですが、このスープだとどうだろう。解決後に改めてもう一度ジャンル見直してみます。ありがとうございます!)[20年04月23日 02:29]
(>>出のみさん whatを当てるのにシチュエーションを掘り下げる必要があるスープは自分は扉ではなくウミガメで扱うようにしてるんですが、このスープだとどうだろう。解決後に改めてもう一度ジャンル見直してみます。ありがとうございます!)[20年04月23日 02:29]
1+
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
物語:1票ブクマ:4
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!