実はこの動物園、生き物なら何でも食べてしまう恐ろしいワニがいる。相手が自分と同じワニであろうと噛みつくので、そのワニ1頭だけ別の柵に囲われて、お客さんに一般公開されていた。なんとこの柵の中に、一人の男が転落してしまっていたのだ...！
最終的に男は一命を取り留めたものの、ワニに腕を噛みちぎられてしまった。この悲惨な事故を思い出すたびに、カメオは自分を責めた。
「あの時自分が事故現場のそばにいたなら、彼は腕を失ってなんかいなかった」
と、カメオは話す。
一体どういうことだろう？
皆は思った。問題文が長すぎる。
事故現場のそばにいれば、そもそも男が柵の中に転落することがなかったですか？
いいえ。カメオの発言は、転落した後に助けることができたという意味です(ミスリード注意)。
No9について、経緯が重要ということは男が転落したのはただ運が悪かったという訳ではないということですか？
はい。男は故意に落ちたわけではないですが、自らの行動が原因で転落に至っています。 [良い質問]
カメオに悪寒が走ったのは、男が落ちたかもしれないと予想できたからですか？
半分はい。カメオは、誰かが落ちてしまったのではと予想しましたが、それが男かどうかは気に留めていません。
男はアホで、ふざけてワニを囲っている柵を乗り越え、手が滑ったか何かで転落してしまった。そして、男の友達であるカメオは、ずっとそばにいておけば男をとめられたかもしれないと自分を責めているのですか？ [編集済]
いいえ。5を参照してください。
男は、とある行動が原因で、誤って柵の中に転落してしまった。
まずは、この行動の特定よりも先に、他の要素に注目することをお勧めします。問題をもう一度よく読んでください。問題文にヒントが散りばめられています。
カメオと男は友人。2人は一緒に動物園に訪れた。
生き物ならなんでも食べてしまうという点は重要ですか？
はい！ワニは生き物なら何でも食べるのですが、ミスリードに注意してください！ [良い質問]
カメオが男のそばにいなかった理由は重要ですか？
いいえ。カメオと男は気まぐれで一時的に別行動をとっていた。それだけです。 [良い質問]
問題文について。指示語や名詞の省略が多く見られますが、それらは全て、その文脈で常識的に考えられるものや人物を指してます。[編集済]
カメオは転落した男を確実に救助できる手段を持っていましたか？
いいえ。カメオは救助する手段を持っていたわけではありません。 [良い質問]
カメオは男を殺すつもりだったが、その前にワニに腕を食べられてしまった。俺が先に殺していれば死体になった男をワニが食べることはなかっただろう…ますか？
ひえっ、怖い...。ですが違います。問題文にあるように、カメオは罪悪感に苛まれています。
＊ワニは「生き物を食べてしまう」（ミスリード注意）
＊カメオは、男をワニから救う手段を持っていた訳ではない
この２点は、非常に重要です。そしてもう１つ、問題文にあるのに触れられていないポイントがあるのですが...。
カメオの持ち物でわにの注意を引くことができますか？
厳密にははい。ですが、カメオはそれを使ってワニの注意を引けなかったことを悔やんでいるのではありません。 [良い質問]
問題文にある、「皆顔が青ざめて慌てている」のは、男が転落しているのを見ているからですか？
いいえ。カメオは人だかりを遠くから眺めていただけで、柵の中の様子を実際に見たわけではありません。
「男は腕を噛みちぎられた」ではなく、「男は噛み殺された」だと成り立ちますか？
いいえ！腕を噛みちぎられたことには、特別な事情があったのです。 [良い質問]
触れられていなかったもう１つのポイントが出ました。
＊男が食べられたのは腕である
噛みちぎられた腕は左腕なのか右腕なのか、または両腕なのかということに重用性はありますか？ [編集済]
一応はい。両腕とも食べられたとは考えにくいです。
カメオがいれば男は自撮りをしませんでしたか？
いいえ。5を参照してください(実は惜しいところがあります) [編集済]
ワニが「生き物なら何でも食べてしまう」という説明は、少し曖昧な表現です。なので、皆さんのほとんどが誤った解釈をしています。正しい解釈ができないと、質問37を説明することができません。
ワニが対象を生き物かそうでないかを判断する基準は見た目ですか？
ちょっと違います。ですが、ワニがどのように生き物かどうかを判別するのか、というのは良い着眼点です。 [良い質問]
ワニは動いているものを生き物と認識しますか？
ほぼそうです！ワニは自分が生き物だと認識したものを食べてしまいます。 [良い質問]
カメオと男は電話で連絡を取って合流しようとしていましたか？
惜しい！「電話」というキーワードは当たっています！ [良い質問]
カメオから電話が来たことで男の携帯が振動し、それをワニが生き物と認識したためワニが腕を食べた。それを聞いたカメオは一緒にいれば電話をかけることはなく、男は助かったと思い後悔しましたか？
はい！ほぼ正解です！ [良い質問]
人だかりができているのを見て、もしかしたら男なら現場近くにいて理由を知っているかもしれないと思い、カメオは男に電話をかけましたか？
はい！あとはまとめてください！ [良い質問]
動物園でカメオと別行動をとっていた男は写真を撮ろうと携帯を取り出すも誤ってワニがいる所へ転落してしまう。カメオがワニの展示の所へ行くと人だかりができているので何か理由を知らないか男に尋ねようと思い電話をするが、男の持っていた携帯が震え、獰猛なワニは動いた携帯に反応し男の腕に食らいついた。なのでカメオは「自分が電話をかけなければ...」と反省した。ということですか？
正解です！ [正解]
参加者一覧 14人（クリックすると質問が絞れます）
生命の危機に瀕した男だったが、ワニは“生き物を”何でも食べるだけ。男はまるで死んだように体の動きを止めたところ、ワニは男の存在に気づいていないようだった。このままレスキューを待てば男は助かる...はずだった。
カメオは、友人である「男」と一緒に羅手門動物園に訪れていた。男と別行動をとっていた最中、人だかりを発見し、柵の中に誰かが転落したことを察知したカメオは、どこにいるのかは分からない男と情報交換をしようと、思わず彼に電話をかけてしまった。柵の中で鳴り響く男のスマホ。ワニは、スマホを何かの生き物だと勘違いし、飛びかかってそれに思い切り噛み付いた。男の腕も、スマホ諸共ワニに食べられてしまった。
あの時自分も事故現場に居合わせていたなら、柵の中に転落したのは男だと初めから分かっていたなら、カメオが男に電話をかけることは絶対になかったのだ。
腕を失ってしまった男と、それに自らの責任を感じるカメオ。突拍子もない悲運によって、2人の間に軋轢が生まれてしまった。ワニは、人と人との友情すらも食らおうとしていた。
《簡易解説》
事故現場に居合わせていなかったカメオは、柵の中に落ちたのは友人である「男」であることも知らずに、男に電話をかけてしまった。男が手に握っていたスマホが鳴り響き、それに反応したワニは男の腕を噛みちぎってしまった。
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